有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/18 10:38
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【項目】
168項目
(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当行グループは、銀行業務を中心として、リース業務、クレジットカード業務及び信用保証業務などの金融サービスを提供しております。当行グループの主たる業務である銀行業務について、当行では、福島県内を中心とした預金による調達を行っております。調達した資金は、福島県内の企業や個人、地方公共団体向けへの貸出金を中心として運用しております。このように、主として金利変動を伴う金融資産及び金融負債を有しているため、金利変動によるマイナスの影響を抑制するように、当行では、資産及び負債の総合的管理(以下、「ALM」という。)を行っております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当行グループが保有する金融資産は、主として福島県内の企業及び個人に対する貸出金であり、取引先の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されております。貸出金は、経済環境等の変化により、契約条件に従った債務履行がなされない可能性があります。
そのほか、有価証券は、主に債券、株式及び投資信託であり、満期保有目的、売買目的及びその他目的で保有しております。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
金融負債の主なものは、一般顧客から調達する預金であり、当行グループの信用状況の変化や市場環境の大きな変化により、資金調達力の低下や資金流出が発生する流動性リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当行グループは、当行の信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出先について信用情報に基づき内部格付を行い、与信限度額を設定し、個別案件ごとの与信審査によって、保証や担保の設定を検討しているほか、問題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。これらの与信管理は、融資・リスク統括部を中心として行われ、必要に応じて経営陣を含めた審査委員会での審議や取締役会に対する報告を行っております。
有価証券の発行体の信用リスクについては、融資・リスク統括部において、信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。
② 市場リスクの管理
ⅰ)金利リスクの管理
当行グループは、ALMによって金利の変動による影響を管理しております。ALMに関する規則及び要領において、リスク管理手法や手続き等の詳細を明記しており、ALM委員会では融資・リスク統括部が月次ベースで把握した有価証券及び預金・貸出金等の金利リスクについて報告し、当該リスクの現状や今後の対応等の協議を行っております。また、取締役会に対しても定期的に報告しております。
ⅱ)価格変動リスクの管理
有価証券の保有については、投資運用ルールに従い、事前審査、投資額の限度のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図っております。ALM委員会では融資・リスク統括部が月次ベースで把握した当該リスクの現状や今後の対応等の協議を行っております。
ⅲ)市場リスクに係る定量的情報
当行において、主要なリスク変数である金利リスク、価格変動リスク等の影響を受ける主たる金融商品は、「貸出金」、「有価証券」、「預金」であります。
当行では、これらの金融資産及び金融負債について、市場リスクに関する定量的分析を行っており、市場リスクの内部管理にVaRを利用しております。
VaRの算定にあたっては、分散共分散法(観測期間1年、信頼区間99%)を採用しております。算定に使用している保有期間は商品区分により異なり、「貸出金」及び「預金」は120日、また、「有価証券」のうち、満期保有目的の債券、政策投資株式は120日、売買目的有価証券は10日、その他有価証券は60日にて算定しております。
当連結会計年度末における当行の市場リスク量(損失額の推計値)は、全体で2,527百万円(前連結会計年度末は2,470百万円)であります。ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。
当行ではモデルが算出するVaRと実際の損益を比較するバックテスティングを実施し、使用する計測モデルが十分な精度により市場リスクを捕捉していることを確認しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によって算定した場合、当該価額が異なることもあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、市場価格のない株式等及び組合出資金は、次表には含めておりません((注1)参照)。また、現金預け金は、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。
前連結会計年度(2025年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 金銭の信託1,0061,006
(2) 有価証券
満期保有目的の債券64,88561,965△2,920
その他有価証券91,72291,722
(3) 貸出金574,217
貸倒引当金(*1)△5,108
569,108563,845△5,263
資産計726,722718,539△8,183
(1) 預金761,793761,753△39
(2) 譲渡性預金13,75713,757
(3) 借用金2,1142,096△17
負債計777,664777,607△57

(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
当連結会計年度(2026年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 金銭の信託996996
(2) 有価証券
満期保有目的の債券72,20965,406△6,803
その他有価証券84,87684,876
(3) 貸出金587,683
貸倒引当金(*1)△5,198
582,485572,387△10,097
資産計740,568723,666△16,901
(1) 預金733,994733,923△70
(2) 譲渡性預金24,70724,707
(3) 借用金1,4931,476△16
負債計760,194760,108△86

(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(注1) 市場価格のない株式等及び組合出資金の連結貸借対照表計上額は次のとおりであり、金融商品の時価情報の「その他有価証券」には含まれておりません。
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
非上場株式(*1)(*2)363362
組合出資金(*3)3,6723,677

(*1) 非上場株式については、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)第5項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。
(*2) 前連結会計年度において、非上場株式について0百万円減損処理を行っております。
当連結会計年度において、非上場株式について0百万円減損処理を行っております。
(*3) 組合出資金については、「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。
(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2025年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預け金55,579
有価証券(*1)
満期保有目的の債券11,67816,34911,3312,1819,25214,268
うち国債6,0007,500
地方債1254646292501,276700
社債11,55315,88410,7021,9311,9766,068
その他
その他有価証券のうち満期
があるもの
2,1764,6501,4347,7181,16615,378
うち国債3,0006,00012,000
地方債6174542341,213534849
社債1,3591,1968995046322,528
その他200300
貸出金(*2)129,44688,65366,66454,65059,364163,761
合計198,881109,65379,43064,55069,783193,407

(*1) 有価証券は、元本についての償還予定額を記載しており、連結貸借対照表計上額とは一致しておりません。
(*2) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない11,676百万円は含めておりません。
当連結会計年度(2026年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預け金31,279
有価証券(*1)
満期保有目的の債券9,15418,32613,2632,51113,74915,381
うち国債1,1009,6007,500
地方債2508769925211,947862
社債8,90417,45011,1711,9902,2027,019
その他
その他有価証券のうち満期
があるもの
3,9542,0246,3492,36195814,495
うち国債3,0004005,0001,0001011,500
地方債336234726904352731
社債6171,0896234565962,263
その他300
貸出金(*2)134,79185,62470,60352,42863,568168,869
合計179,179105,97590,21757,30278,277198,746

(*1) 有価証券は、元本についての償還予定額を記載しており、連結貸借対照表計上額とは一致しておりません。
(*2) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない11,796百万円は含めておりません。
(注3) 借用金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2025年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預金(*)734,58217,07910,131
譲渡性預金13,757
借用金1,101726287
合計749,44017,80510,418

(*) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。
当連結会計年度(2026年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預金(*)712,72014,5886,685
譲渡性預金24,707
借用金508725260
合計737,93515,3136,945

(*) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。
3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベルの1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産または負債に関する相場価格により算定した時価
レベルの2の時価:観察可能な時価に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価
レベルの3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
前連結会計年度(2025年3月31日)
(単位:百万円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
金銭の信託1,0061,006
有価証券
その他有価証券19,11672,60591,722
国債18,36818,368
地方債3,5763,576
社債6,5176,517
株式74834783
その他62,47762,477
資産計19,11673,61192,728

当連結会計年度(2026年3月31日)
(単位:百万円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
金銭の信託996996
有価証券
その他有価証券18,70166,17584,876
国債17,30217,302
地方債2,8252,825
社債4,4664,466
株式1,39901,399
その他58,88358,883
資産計18,70167,17185,872


(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
前連結会計年度(2025年3月31日)
(単位:百万円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
有価証券
満期保有目的の債券12,42618,64130,89661,965
国債12,42612,426
地方債3,3003,300
社債15,34030,89646,237
貸出金563,845563,845
資産計12,42618,641594,742625,810
預金761,753761,753
譲渡性預金13,75713,757
借用金2,0962,096
負債計777,607777,607

当連結会計年度(2026年3月31日)
(単位:百万円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
有価証券
満期保有目的の債券15,66019,55130,19365,406
国債15,66015,660
地方債5,0305,030
社債14,52030,19344,714
貸出金572,387572,387
資産計15,66019,551602,581637,793
預金733,923733,923
譲渡性預金24,70724,707
借用金1,4761,476
負債計760,108760,108

(注1) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
資 産
金銭の信託
有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財産として運用されている有価証券については、株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関等から提示された価格によっております。観察できないインプットによる影響額が重要な場合はレベル3の時価、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。
なお、保有目的ごとの金銭の信託に関する注記事項については「(金銭の信託関係)」に記載しております。
有価証券
有価証券については、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものはレベル1の時価に分類しております。主に上場株式や国債がこれに含まれます。
公表された相場価格を用いていたとしても市場が活発でない場合にはレベル2の時価に分類しております。主に地方債、社債がこれに含まれます。また、市場における取引価格が存在しない投資信託について、解約又は買戻請求に関して市場参加者からリスクの対価を求められるほどの重要な制限がない場合には基準価額を時価とし、レベル2の時価に分類しております。
相場価格が入手できない場合には、将来キャッシュ・フローの現在価値技法などの評価技法を用いて時価を算定しております。評価に当たっては観察可能なインプットを最大限利用しており、インプットには、OIS、倒産確率等が含まれます。算定に当たり重要な観察できないインプットを用いている場合には、レベル3の時価に分類しております。
貸出金
貸出金については、貸出金の種類及び内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を市場金利に信用リスク等を反映させた割引率で割り引いて時価を算定しております。このうち変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない場合は時価と帳簿価額が近似していることから、帳簿価額を時価としております。また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、見積将来キャッシュ・フローの割引現在価値、又は、担保及び保証による回収見込額等を用いた割引現在価値により時価を算定しております。時価に対して観察できないインプットによる影響額が重要であるためレベル3の時価に分類しております。
負 債
預金、及び譲渡性預金
要求払預金について、連結決算日に要求に応じて支払うものは、その金額を時価としております。また、定期預金については、一定の期間ごとに区分して、将来キャッシュ・フローを割り引いた割引現在価値により時価を算定しております。割引率は、市場金利を用いております。なお、預入期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。当該時価はレベル2の時価に分類しております。
借用金
借用金はすべて固定金利であり、一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を、当該借入金の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いて現在価値を算定しております。なお、約定期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。当該時価はレベル2の時価に分類しております。
(注2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品のうちレベル3の時価に関する情報
(1) 重要な観察できないインプットに関する定量的情報
前連結会計年度(2025年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(2026年3月31日)
該当事項はありません。
(2) 期首残高から期末残高への調整表、当期の損益に認識した評価損益
前連結会計年度(2025年3月31日)
(単位:百万円)
期首残高当期の損益又はその他の包括利益購入、売却、発行及び決済の純額レベル3の時価への振替レベル3の時価からの振替期末残高当期の損益に計上した額のうち連結貸借対照表日において保有する金融資産及び金融負債の評価損益
損益に計上(*1)その他の包括利益に計上
有価証券
その他有価証券
社債4△0△4

(*1) 連結損益計算書の「その他業務費用」の国債等債券償却として処理しております。
当連結会計年度(2026年3月31日)
該当事項はありません。
(3) 時価の評価プロセスの説明
該当事項はありません。
(4) 重要な観察できないインプットを変化させた場合の時価に対する影響に関する説明
該当事項はありません。

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