有価証券報告書-第100期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/23 13:53
【資料】
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【項目】
154項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
毎期、監査役会が策定した監査計画に基づいて、常勤監査役3名(うち社外監査役2名)、非常勤監査役1名が、業務を適宜分担して取締役の職務の執行を監査しております。具体的には、常勤監査役は重要な会議への出席、代表取締役との定期的な会合、重要な決裁書類の閲覧、各本部・部・営業部店への往査、内部監査部との連携、会計監査人との面談等を通じて監査を実施しております。また、非常勤監査役は重要な会議への出席、代表取締役との定期的な会合、会計監査人との面談を実施するとともに常勤監査役から監査の実施状況・結果について報告を受けて監査を実施しております。
企業統治のうえで内部統制システムは重要な役割を果たしていると認識しており、その整備・運用状況の適正性に留意しながら監査手続きを実施しております。
監査役は、内部監査部が定期的に開催する内部監査報告会に出席し、社内各部門の内部監査結果について報告を受けるとともに、各本部・部・営業部店往査等の機会に適宜ヒアリングを行っております。
なお、社外監査役2名は大手金融機関で長年にわたる業務経験を有しており、うち1名は長く融資・財務審査業務に従事し、もう1名は公認会計士の資格を有しております。他の監査役1名も当社の財務部長を長年にわたり経験しており、それぞれが財務及び会計に関する相当の知見を有しております。
当事業年度は、次の5つを重点監査項目として監査を行い、適宜、必要な指導、助言を行っております。
イ 内部統制システムの整備運用状況
ロ お客様本位の業務運営への取組
ハ システム管理(情報セキュリティ)態勢
ニ マネー・ローンダリング対策、テロ資金供与対策への取組
ホ 働き方改革や業務効率化への取組
当事業年度は監査役会を14回開催しており平均所要時間は約1時間であります。
各監査役の監査役会への出席状況は次のとおりです。
氏 名開 催 回 数出 席 回 数
藤 井 滋(常勤/社外)14回14回
太 田 泰 司(常勤/社外)14回13回
山 崎 昇(常勤)(※)10回10回
小久保 恒哉(非常勤)14回14回

(※)監査役就任後の開催回数
② 内部監査の状況
当社では、役職員一人ひとりが法令諸規則等を遵守し、適切な判断と行動ができるように、社内規程等の整備を図り、適法・適切な業務執行のための体制を整備するとともに、業務運営が法令諸規則や社内規程を遵守して適切に行われているか、業務を運営する上での様々なリスクに対するコントロールが適正に機能する体制となっているかを監督、検査、報告するため、内部監査を実施しております。
内部監査部は、内部監査報告会で定期的に内部監査の結果を代表取締役、取締役及び監査役へ報告しております。
また、会計監査人との間でも、内部統制評価に関わる年度の監査計画の打ち合わせ、及びその後も密接に意見交換を行い、緊密な連携を保ちながら監査を進めております。
内部監査に関わる人員は12名であります。
また内部統制推進室は、これら監査とは別に、財務報告に関係する部署が自らの業務を点検する「自己点検」を年1回以上実施することを推進し、財務報告に関する業務において内部統制の向上を図っております。
③ 会計監査の状況
イ 監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
ロ 継続監査期間
1982年9月期(第62期)以降
ハ 業務を執行した公認会計士
鈴木順二氏
渡邊康一郎氏
ニ 監査業務に係る補助者の構成
業務に係る補助者は、公認会計士4名、公認会計士試験合格者2名、その他の監査従事者1名であります。
ホ 監査法人の選定方針と理由
監査役会は、有限責任監査法人トーマツの品質管理体制、独立性、専門性並びに監査報酬等を総合的に判断した結果、同監査法人を適任と判断し、会計監査人に選定しております。
(会計監査人の解任又は不再任の決定の方針)
監査役会は会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると判断する場合、会計監査人を解任致します。
その他監査役会が、会計監査人に適正性の面で問題があると判断する場合、又はより適切な監査体制の整備が必要であると判断する場合は、監査役会の決定に基づき会計監査人の解任又は不再任の議案を株主総会に提出致します。
へ 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役及び監査役会は、会計監査の適正性及び信頼性を確保するため、会計監査人が品質管理体制、独立性、専門性を保持し、職業的専門家として適切な監査を実施しているかを監視し、検証しております。
監査役会は、有限責任監査法人トーマツが、これらの要素をいずれも満たし、職業的専門家として独立の立場から、適切に会計監査を実施していると判断しております。
④ 監査報酬の内容等
イ 監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社362372
連結子会社
合計362372

(注)前連結会計年度まで、監査証明業務に基づく報酬に含めていた、顧客資産の分別管理の法令遵守に関する
保証業務に係る報酬は、当連結会計年度より非監査業務に基づく報酬の欄に記載しております。
なお、前連結会計年度の報酬額についても同様に記載しております。
ロ 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(イを除く)
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社31
連結子会社
合計31

(注)非監査業務の内容は、デロイトトーマツ税理士法人と締結するFATCA(外国口座税務コンプライ
アンス法)、及びQI(適格仲介人制度)の外国税務に関するアドバイザリー契約であります。
ハ その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
ニ 監査報酬の決定方針
当社は、監査報酬について、会計監査人の適正性及び信頼性を確保するため会計監査人が品質管理体制、独立性、専門性を保持し、職業的専門家として適切な監査を実施しているか、また会計監査人のこれまでの監査項目別監査時間及び監査報酬の推移等を考慮し、適切な報酬額を決定しております。
ホ 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人のこれまでの監査項目別監査時間及び監査報酬の推移を確認し、当事業年度の報酬見積書と当社関係部署の意見を踏まえ、会計監査人より聴取した監査計画との整合性について検証した結果、報酬額は適切に算定されたものと判断し、同意しております。