有価証券報告書-第103期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 15:43
【資料】
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【項目】
175項目
(3)人的資本・多様性に関する取り組み
イ.戦略
(イ)人的資本経営の推進
「多様な視点・顧客視点で物事を捉え、価値創造・共創ができる人財の開発」と、「コミュニケーションや学習の場づくり、多様な価値観の尊重、信頼と協力を大切にする組織づくり」の両輪により、長期ビジョンの実現・企業価値の向上を目指してまいります。また、エンゲージメントサーベイを継続的に実施し、人的資本経営に関わる各取り組みの仮説検証を組織・職場のさまざまなレベルで実行できる体制を確立してまいります。

(ロ)人財育成方針
働く一人ひとりが自身の貢献領域を広げ、新たなチャレンジに踏み出し、個の力を最大限に発揮することを後押しし、成長を実感できる状態を実現するとともに、そのための制度・仕組みづくりを推し進めてまいります。
当社では、課長~部長相当職以外の一般職を、鉄道コース、事務コース、総合コースの3つのコースに分けており、各コースに期待する役割、能力に応じて、個々の専門性や経験を最大限に活かしながら、教育制度による従業員の能力の伸長とキャリア形成を図っております。また、従業員一人ひとりのキャリアの充実化を図るため、職階・コースに応じたさまざまな研修を提供しております。
a.一般職に対する教育基本方針
鉄道コース・事務コース・総合コースのコースごとに期待する役割、能力を教育制度によって強化することを目指しております。チームをまとめる監督職に対しては、後輩のキャリア開発への理解促進をはじめとするマネジメント力向上のための研修を強化してまいります。
b.経営職(課長~部長相当職)の教育基本方針
一般職の間に培った力をベースに、さらに中長期的視点からの戦略的経営を担い将来の後継者育成に必要な能力として、「思考性」「価値創造」「業務遂行」「組織管理・人財育成」「コンプライアンス・自己管理」を定義し、これらの能力を強化することを重視しております。また、新たに多面観察フィードバックを導入しており、その運用によって、マネジメント力の向上にも注力しております。
c.DX推進のための教育
経営基盤を支える重要要素であるDX推進のため、eラーニング型の「DXリテラシー基礎研修」を新たに実施いたしました。また、DX推進を担える従業員を育成するため、継続して従業員のDXリテラシーの向上に注力してまいります。
(ハ)社内環境整備に関する方針
カルチャー醸成のキーとなる働く人々の意識やマネジメントのあり方を、多様な価値観の尊重、信頼と協力を大切にし、自律・共創を促すものへと変革できるよう、社内環境の整備を行ってまいります。また、性別、年齢、人種や国籍、障がいの有無などの多様性はもちろん、育児や介護、疾病などに対して多様な働き方ができる環境構築を目指し、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンとワークライフバランスに関するさまざまな制度をさらに充実させ、そのための社内コミュニケーションや学習の場づくり、組織づくりに取り組んでまいります。
a.組織や人に関するサーベイ等による従業員のエンゲージメント向上
エンゲージメントサーベイを継続的に実施し、人的資本経営に関わる各取り組みの仮設検証を組織・職場のさまざまなレベルで実行できる体制を確立することで、個々が持つ多様な価値観が承認され、個と組織が共に成長し、貢献し合う関係性が継続的に構築されている状態を目指しております。
b.コミュニケーション・学習の場づくり
多面観察フィードバック運用の導入により、経営職自らが自身のマネジメントの向上に活かすための職場へのフィードバックの機会を継続して促進するほか、1on1面談の充実により、上司とメンバー間の対話を通してチャレンジ意欲の向上や成長の促進につなげ、従業員一人ひとりが自律的なキャリア形成を考えていく文化を醸成してまいります。
c.社内表彰制度
お客さまからの「感謝・賞賛」のお声をもとに表彰される「お褒めの言葉表彰」や、意欲的に業務・サービスなどに従事した従業員に対し積極的に相互で褒め合う「MC―UP」表彰を実施しております。ほかの従業員の模範となることに加え、「感謝・承認・賞賛」のポジティブコミュニケーションを積み重ねることで仕事に対するモチベーションの向上を図るとともに、社内に褒める文化を広めることで従業員同士の信頼関係を深め、働きやすい職場環境づくりを目指しております。
d.女性をはじめとした多様な人財の活躍を促進
あらゆる職場において、性別やキャリア背景を問わず、個性や強みを発揮し、サポートし合える風土を醸成することで、すべての従業員が働きやすいと思える職場環境の整備等により、ワークライフバランスの向上を図っております。また、当社グループ報にて「ダイバーシティ通信」を発信するなど、社内制度の周知と浸透に努めております。
e.仕事と育児・介護の両立
誰もが多様な働き方を実現し、互いにサポートし合える風土を創出していくため、育児や介護の両立を目指した各種制度の確立運用と支援を実施しているほか、育児と仕事の両立やワークライフバランスに関する情報交換を目的に、育休の取得経験がある当社従業員を中心とした「育児従業員座談会」を開催するなど、制度の周知や周囲の多様な働き方への理解促進に努めております。また、勤務体系や場所にしばられない、従業員の多様な働き方を推進するため、「時差勤務制度」「時間休暇制度」「テレワーク勤務制度(在宅勤務・シェアオフィス勤務等)」といったさまざまな制度を導入しており、多くの従業員がライフスタイルに合わせて制度を活用しております。
f.健康経営の推進
当社は、経済産業省が推進する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されており、健康経営の実践を事業活動の一環と位置付け、従業員全員参加のもと推進しております。従業員が心身ともに健康で、生きがいや幸福を実感できること「Well-being(ウェルビーイング)」の実現で、職場のパフォーマンスや企業業績の向上、会社と社会の持続的な発展を目指してまいります。
また、当社の従業員およびその家族、ならびに沿線および地域社会で暮らすすべての人々に対する心身の健康の保持・増進を基本とした経営を行うことにより、会社と社会の持続的な発展を目指し、全従業員協力のもと健康経営を推進することを宣言しております。
<宣 言>・当社は、従業員およびその家族、ならびに沿線および地域社会で暮らすすべての人々が安心して健康的な生活を営みつづけられる環境を提供していきます。
・当社全社員は、フィジカル・メンタルのケアをはじめ、健康でいきいきと働くために魅力ある職場づくりを進め、常に働き方を改革する姿勢を持ち実行していきます。
g.人権に対する取り組み
京急グループは、グループ理念およびサステナビリティ基本方針に基づき、人権の尊重を推進するため、2024年3月に「京急グループ人権方針」を策定しました。本方針に基づいて事業活動を推進することで、社会からの信用の維持・獲得や企業価値の維持・向上に努めております。
ロ.指標および目標
人的資本経営を推進するうえで、年齢、性別、家庭事情等を問わず、働きやすく、活躍でき、そして満足度の高い企業を目指し、以下の指標の進捗管理を重点的に行ってまいります。
なお、実績については「5.従業員の状況」に記載しております。
(人的資本における指標および目標)
指標目標目標年度備考
従業員エンゲージメント継続的向上毎年
女性管理職比率10%以上2026年度2040年に30%以上
育児休暇取得率100%2026年度記載年度以降も継続
障がい者雇用比率法定基準以上毎年
労働者男女の賃金差異継続的モニタリング実施
年次有給休暇取得率100%毎年
従業員健康診断受診率100%毎年

(注)障がい者雇用比率を除く各指標については、単体ベースの数値を記載しております。

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