有価証券報告書-第101期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/29 14:37
【資料】
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【項目】
157項目
(3) 【監査の状況】
① 監査等委員会による監査の状況
ア. 監査等委員会の構成
下表のとおり監査等委員である取締役4名により構成されており、監査等委員会の職務を補助するため監査等委員会室には専属の使用人を4名配置しております。
役職名氏名経験等
取締役
監査等委員
(常勤)
監査等委員会委員長
伊藤 俊司当社取締役として経営に参画し、経理部門、総務法務部門等の分担を歴任し、財務・会計・法務に関する相当程度の知見を有するほか、グループ会社の経営に携わり、当社グループの事業に関する幅広い知識を有しております。
取締役
監査等委員
(常勤)
竹川 浩史金融機関における業務経験を有し、財務および会計に関する相当程度の知見を有するほか、金融機関の執行役員としての豊富な経験と、高い見識を有しております。
取締役
監査等委員
北村 敬子長年にわたる会計学を専門とした大学教授としての経験に基づいた財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。
取締役
監査等委員
金子 正志弁護士であり、法律の専門家としての豊富な経験と高い見識を有しております。

(注)竹川浩史氏、北村敬子氏、金子正志氏は社外取締役であります。
イ.監査の実施と連携
監査等委員会は、法令・定款・監査等委員会規程・監査等委員会監査等基準などに準拠し、監査等委員会が定めた基本方針に基づき、取締役の職務執行の監査を行うほか、監査等委員である取締役が取締役会その他重要な会議に出席し、構成員として取締役会での議決権を持ち、監査機能を担いつつ、取締役会の業務執行の監督機能の実効性を高めております。
また、監査等委員会は、内部監査部門である監査部と緊密に連携し、組織的な監査を行うとともに、必要があると認めた時は監査部に対して調査を求め、指示を行います。
さらに、会計監査人の監査等委員会への出席や意見交換の実施により、会計監査人との連携をも強化しております。
ウ.監査等委員会での検討事項
監査等委員会は、原則として毎月1回以上開催いたします。監査等委員会の主な検討事項は、監査等委員会監査計画、会計監査人の監査の方法・結果の相当性、内部統制システムの整備・運用状況、監査等委員会の実効性に関する分析・評価などの監査に関する重要事項です。なお、取締役会付議事項のうち主要な議題について主管部署等から事前説明を受けております。
エ.モニタリング監査の内容
常勤の監査等委員においては、重要な会議への出席や重要な決裁書類等の閲覧、代表取締役との定期的な打合せ会に加え、業務執行状況及びリスク認識について、主要所管部署の部長を対象としたヒアリングを実施しております。また、非常勤の監査等委員においては、常勤の監査等委員とともに取締役専務執行役員・取締役常務執行役員との打合せ会を実施しております。
オ.グループ会社監査役との連携
監査等委員会監査等基準に「当社の監査等委員会とグループ会社監査役の連携」を規定しており、常勤の監査等委員においては、グループ会社監査役によるグループ監査役会を定期的に開催するほか、グループ会社監査役から原則として期中・期末に監査の状況について報告を受けるなど、適宜情報交換を行う体制を整えております。
また、非常勤の監査等委員においては、常勤の監査等委員とともにグループ会社代表取締役との意見交換を行い、グループ全体の監査の充実・強化に取り組んでおります。
さらに、常勤の監査等委員が重要な子会社の監査役を分担して兼務し、企業集団としての視点を踏まえた体制としております。
カ. 監査等委員会の実施状況
当事業年度において当社は監査等委員会を16回開催しており、個々の監査等委員の出席状況は以下の通りです。
役職名氏名監査等委員会の出席状況
取締役監査等委員(常勤)
監査等委員会委員長
伊藤 俊司16回中16回出席
取締役監査等委員(常勤)竹川 浩史16回中16回出席
取締役監査等委員北村 敬子16回中16回出席
取締役監査等委員金子 正志16回中16回出席

(注)竹川浩史氏、北村敬子氏、金子正志氏は社外取締役であります。
② 内部監査の状況
ア. 内部監査は法令および社内規程等の諸基準への準拠性、管理の妥当性・有効性の検証を目的とした監査を実施しており、経営の合理化、業務の改善、効率性の向上および事業の健全な発展のための提言を行っております。
イ. 内部監査の独立性・客観性を保持するため監査部は社長直轄の組織としており、2022年3月末現在、監査部長を含む28名が在籍しております。
ウ. 内部監査倫理規程および内部監査規程に則り、当社およびグループ各社に対し、会計および業務全般を対象とする総合監査のほか、テーマ監査、特命監査を実施しております。
エ. 年度の内部監査計画は、社長の承認を得たのち、監査等委員会、取締役会に報告しているほか、監査結果についても、社長はもとより監査等委員会、取締役会にも概要を報告しております。
オ. 監査先には、改善実施計画の提出を求め、適宜その改善状況の確認を行っております。
カ. グループ会社の常勤の監査役は、原則として監査部に所属しており(上記イ.の人数には含んでおりません)、相互に連携をはかることによりグループ全体の監査体制の充実・強化に取り組んでおります。
③ 会計監査の状況
ア. 監査法人の名称
有限責任 あずさ監査法人
イ. 継続監査期間
16年間
ウ. 2022年3月期に業務を執行した公認会計士
(氏名等)(所属する監査法人)
指定有限責任社員 業務執行社員上坂 善章有限責任 あずさ監査法人
指定有限責任社員 業務執行社員中田 宏高有限責任 あずさ監査法人
指定有限責任社員 業務執行社員寺澤 直子有限責任 あずさ監査法人

監査業務に係る補助者の構成は、公認会計士12名、その他29名です。
監査法人および当社監査に従事する同監査法人の業務執行社員と当社との間には特別の利害関係はなく、独立的・中立的な立場にあります。
エ. 監査法人(会計監査人)の選定方針と理由
監査等委員会は、「会計監査人の選任等に関する方針」を制定し、その中で「会計監査人の解任又は不再任」「会計監査人の再任」「会計監査人の選任」の方針をそれぞれ定めております。この方針に基づき、会計監査人の業務実績について検討するとともに、監査品質、品質管理、独立性、総合的能力等の具体的要素を勘案し、職務が適正に行われていることを確認し、選定することとしております。
なお、監査等委員会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める事由に該当するなど、職務を適切に遂行することが困難と認められる場合において、当該会計監査人の解任又は不再任が妥当と判断した時は、解任または不再任を決定することとしています。
オ. 監査等委員会による監査法人(会計監査人)の評価
監査等委員会は、会計監査人の再任の適否を判断するため、職務の執行状況や監査体制、独立性及び専門性等を評価しております。2022年3月期の会計監査人については、評価結果を踏まえ、解任または不再任の必要はないものとしております。
④ 監査報酬の内容等
ア. 監査公認会計士等(有限責任 あずさ監査法人)に対する報酬
区 分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社921112
連結子会社2313
1151125

当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容といたしましては、社債発行に係るコンフォートレター作成業務があります。
イ. 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGグループ)に対する報酬(ア.を除く)の内容
区 分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社1
連結子会社
1

当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容といたしましては、グループ通算制度に係るアドバイザリー業務があります。
ウ. 監査報酬の決定方針
該当事項はありません。
エ. 監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査等委員会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務執行状況および報酬見積もりの算出根拠等について確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等の額について同意をいたしました。