有価証券報告書-第102期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 9:55
【資料】
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【項目】
103項目

対処すべき課題

(1)当社グループの現状の認識及び当面の対処すべき課題について
当社を取り巻く事業環境につきましては、輸送量の減少傾向が止まらず、更に規制緩和による競争激化、運賃水準の低落傾向、労働力確保等厳しい状況が続くと考えられます。
このような経営環境のもと、当社グループでは、平成25年4月より新たな「中期経営計画」がスタートしています。その中で、以下の4項目を重点課題とし、新規ビジネスの開発、共同配送事業・3PL事業・医薬品関連事業の推進、キャッシュサービス事業の拡大、国際物流事業の拡大等に積極的に取り組んでまいります。
[重点課題]
1.全国配送網の確立
2.国際物流の拡大
3.情報システムの強化
4.グループ内整備及び拡充
(2)対応及び取組み状況について
1.新規業務の獲得に注力し、業容の拡大を図ってまいります。
①全ての不採算の営業所等については、黒字化を達成すべく、引き続き「業績改善運動」に取組んでまいります。また、商圏の拡大を含め、新規の事業領域への参入を図るべく新たな物流センターの建設やM&Aについても引き続き検討を進めてまいります。同業他社とのアライアンスについては、今後、本格的に拡大・発展させてまいります。
②国際部門につきましては、引き続き、株式会社ペガサスグローバルエクスプレスとニュースターライン株式会社を核として国際事業の業務拡大を図ってまいります。
2.品質管理体制については、品質安全管理室を中心に社内の管理強化を図ってまいります。
①全事業所を対象としたGマーク認定の取得を推進いたします。
②運輸安全マネジメントの実施を強化いたします。
③セーフティアドバイザー制度の充実を図ります。
④導入より18年が経過した社内QC活動『ダッシュ21』及び『5S運動』の推進により、更なる作業効率の向上、品質の向上を図ってまいります。
3.環境問題について
①改正省エネ法による特定輸送業者として対応を強化いたします。
②グリーン経営の認証取得を推進し、環境CSRを強化いたします。
③エコドライブ運動の実施強化をいたします。
④グリーンエコプロジェクトへの参画を拡大いたします。
4.安全問題については、「交通事故」や「労働災害」の発生防止に対し、積極的に取組んでおります。
①セーフティアドバイザー向けスキルアップ研修の開催を行っていきます。
②デジタルタコグラフの装着を推進してまいります。
③労災事故防止に向けたリスクアセスメント手法の定着を推進してまいります。
④アルコールチェック管理体制の継続強化を図ってまいります。