有価証券報告書-第100期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/22 15:15
【資料】
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【項目】
154項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定しております。また、資金調達については、短期的な運転資金は銀行等金融機関からの短期借入により調達し、設備投資等に要する資金は銀行等金融機関からの長期借入により調達する方針です。デリバティブは、当社グループにおいては現在利用しておりません。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスクの管理体制
営業債権である受取手形及び営業未収入金は、顧客の信用リスクに晒されています。当該リスクに関しては、当社グループの与信管理規程に従い、取引先ごとの債権についての期日管理及び残高管理を行うとともに、債権回収期間が長い取引先については定期的に当該企業の経営状況を把握する体制をとっております。
株式である投資有価証券は、市場価格の変動リスクに晒されていますが、四半期毎に残高及び時価状況を役員会に報告しております。
営業債務である営業未払金の支払期日は、全て1年以内です。
借入金のうち、短期借入金は主に運転資金に係る資金調達であり、長期借入金(原則として10年以内)は主に設備投資に係る資金調達です。
営業債務や借入金は、流動性リスクや金利の変動リスクに晒されていますが、月次に資金繰計画を作成する等の方法により管理しております。
(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額は変動することがあります。
(4) 信用リスクの集中
前連結会計年度の決算日現在における営業債権のうち16.7%が特定の大口顧客に対するものであり、当連結会計年度の決算日現在における営業債権のうち16.2%が特定の大口顧客に対するものであります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:千円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 投資有価証券
その他有価証券232,943232,943-
(2) 差入保証金250,107217,588△32,519
資産計483,051450,531△32,519
(3) 長期借入金(*1)1,296,3431,302,5646,221
負債計1,296,3431,302,5646,221

(*1)1年内返済予定の長期借入金562,514千円は、長期借入金に含めて表示しております。
(*2)「現金及び預金」「受取手形」「営業未収入金」「営業未払金」「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。
(*3) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区 分2021年3月31日
非上場株式142,049

これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(1)投資有価証券」には含めておりません。
当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 投資有価証券
その他有価証券363,613363,613-
(2) 差入保証金1,409,6101,370,840△38,770
資産計1,773,2241,734,454△38,770
(3) 長期借入金(*1)1,579,8611,586,8586,997
負債計1,579,8611,586,8586,997

(*1)1年内返済予定の長期借入金464,044千円は、長期借入金に含めて表示しております。
(*2)「現金及び預金」「受取手形」「営業未収入金」「営業未払金」「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。
(*3) 市場価格のない株式等は、「(1)投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。
(単位:千円)
区 分2022年3月31日
非上場株式189,355


(注1)金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超5年超10年超
5年以内10年以内
現金及び預金3,112,299---
受取手形195,588---
営業未収入金4,412,367---
合計7,720,254---

当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超5年超10年超
5年以内10年以内
現金及び預金3,507,219---
受取手形269,755---
営業未収入金4,773,101---
合計8,550,076---

(注2)長期借入金、その他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超2年超3年超4年超5年超
2年以内3年以内4年以内5年以内
短期借入金780,000-----
長期借入金562,514291,170207,830153,93880,891-
合計1,342,514291,170207,830153,93880,891-

当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超2年超3年超4年超5年超
2年以内3年以内4年以内5年以内
短期借入金1,030,000-----
長期借入金464,044372,128278,410195,60391,044178,632
合計1,494,044372,128278,410195,60391,044178,632


3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券
その他有価証券
株式363,613--363,613
資産計363,613--363,613

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
差入保証金-1,370,840-1,370,840
資産計-1,370,840-1,370,840
長期借入金-1,586,858-1,586,858
負債計-1,586,858-1,586,858

(注)時価の算定に用いた評価技法及びインプットの説明
投資有価証券
上場株式の時価は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
差入保証金
差入保証金の時価については、返済期間を見積り、将来キャッシュ・フローを合理的と考えられる割引率で割り引いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。
長期借入金
長期借入金の時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。