有価証券報告書-第156期(2023/04/01-2024/03/31)
c)リスクと機会
パリ協定では世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して、2℃より十分低く抑え、1.5℃に抑える努力を追
求する長期目標が掲げられています。
パリ協定の精神に則り、国際海運においても、海事分野に関する国連の専門機関「国際海事機関(IMO)」に
より目標や対策が定められており、当社もIMOの方針に沿った形で事業活動に伴うGHG排出削減に取り組んでいますが、GHG排出削減対策の効果が十分に出ず、物理的リスクが激増する世界を迎える可能性もあります(4℃上
昇シナリオ)。当社グループはこうした状況にも適応できるレジリエンスを発揮し、事業運営を続けなければなりません。そこで、「2℃未満シナリオ」と「4℃上昇シナリオ」の二つのシナリオについて、事業への影響をマイナス面(リスク)とプラス面(機会)の両面から整理し、行うべきことを導き出しました。

なお、ISO14001に基づく環境マネジメントシステムの運用により、環境マネジメントシステム関係者による
各部門・グループ会社におけるリスクと機会の抽出・評価を年一回実施、認識されたリスクと機会については、必要に応じて「環境専門委員会」もしくは「サステナビリティ専門委員会」を通じて社長執行役員を委員長とす
る「サステナビリティ経営推進委員会」へ報告され、対応について審議・指示が行われます。
パリ協定では世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して、2℃より十分低く抑え、1.5℃に抑える努力を追
求する長期目標が掲げられています。
パリ協定の精神に則り、国際海運においても、海事分野に関する国連の専門機関「国際海事機関(IMO)」に
より目標や対策が定められており、当社もIMOの方針に沿った形で事業活動に伴うGHG排出削減に取り組んでいますが、GHG排出削減対策の効果が十分に出ず、物理的リスクが激増する世界を迎える可能性もあります(4℃上
昇シナリオ)。当社グループはこうした状況にも適応できるレジリエンスを発揮し、事業運営を続けなければなりません。そこで、「2℃未満シナリオ」と「4℃上昇シナリオ」の二つのシナリオについて、事業への影響をマイナス面(リスク)とプラス面(機会)の両面から整理し、行うべきことを導き出しました。

なお、ISO14001に基づく環境マネジメントシステムの運用により、環境マネジメントシステム関係者による
各部門・グループ会社におけるリスクと機会の抽出・評価を年一回実施、認識されたリスクと機会については、必要に応じて「環境専門委員会」もしくは「サステナビリティ専門委員会」を通じて社長執行役員を委員長とす
る「サステナビリティ経営推進委員会」へ報告され、対応について審議・指示が行われます。