有価証券報告書-第100期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
当期における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当期の日本経済は、企業収益は堅調に推移し、所得環境の改善から緩やかな景気回復基調が継続していました。しかし、10月より施行された消費税増税の影響による一部停滞に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛による個人消費の冷え込み、世界的な経済活動の停滞による輸出入の急減、先行き不透明感の強まりによる設備投資の抑制により、急激な落ち込みが避けられない状況にあります。
このような状況の中、当社につきましては積極的な営業展開や料金の適正化を推し進めたことにより営業収入は堅調に推移したものの、外注費の増加などのコスト上昇や、コロナショックにおける2月以降の輸送需要の低迷等により、営業利益は前年比で大きく減少しております。
なお、特別利益36,587千円を計上しておりますが、その内訳は、固定資産売却益9,698千円、投資有価証券売却益26,888千円となっております。また、特別損失141,784千円の内訳は、投資有価証券売却損81,103千円、投資有価証券評価損60,002千円等でありました。
以上の結果、当期における営業収入は前期比+45,244千円(+0.6%)の7,410,713千円となりました。営業損失は△12,679千円(前年同期は営業利益10,818千円)となりました。経常利益は前期比+11,584千円(+9.7%)の131,347千円となりました。当期純損失は、△18,379千円(前年同期は当期純損失△20,516千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
1.港湾運送事業
当社の主要セグメントである当セグメントにおきましては、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は、前期比+37,749千円(+0.5%)の7,164,485千円で、全セグメントの96.6%を占めております。
諸経費増加やコロナウイルス感染の影響等により、セグメント利益(営業利益)は、前期比△25,253千円(△6.5%)の366,078千円となりました。
2.自動車運送事業
当セグメントにおきましては、料金見直しによりセグメント利益は回復傾向にあります。
この結果、営業収入は、前期比+9,097千円(+3.9%)の242,448千円で、全セグメントの3.3%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は、前期比+41,398千円の、5,572千円となりました。
3.その他
当セグメントにおきましては、引き続き、海上保険収入が伸び悩みました。
この結果、営業収入は、前期比△1,602千円(△29.8%)の3,779千円で、全セグメントの0.1%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は、前期比△1,586千円(△30.0%)の3,708千円となりました。
① 生産、受注及び取扱の実績
a. 生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b. 受注実績
当社は受注から役務の提供までの期間が短期間のため記載を省略しております。
c. 取扱実績
当事業年度における取扱実績をセグメントごとに示すと、次のとおりになります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 金額は、販売価格によっております。
3 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)財政状態
当社の当期営業収入は、前期比+45,244千円(+0.6%)の7,410,713千円となり、営業損失△12,679千円、経常利益131,347千円、当期純損失△18,379千円となりました。
当事業年度末における流動資産は、前事業年度末より700千円増加して2,435,105千円となりました。これは現金及び預金の増加81,542千円、その他の増加53,788千円、営業未収入金の減少43,669千円、立替金の減少82,652千円等によるものであります。
当事業年度末における固定資産は、前事業年度末より243,410千円減少して1,945,438千円となりました。これは車両運搬具(純額)の減少33,103千円、のれんの減少27,931千円、投資有価証券の減少91,562千円等によるものであります。
当事業年度末における繰延資産は、前事業年度末より985千円減少して242千円となりました。これは社債発行費の減少985千円によるものであります。
当事業年度末における流動負債は、前事業年度末より129,275千円減少して1,281,843千円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金の減少56,991千円、営業未払金の減少47,435千円等によるものであります。
当事業年度末における固定負債は、前事業年度末より78,597千円減少して651,338千円となりました。これは退職給付引当金の増加27,974千円、長期借入金の減少70,463千円、リース債務の減少10,016千円等によるものであります。
当事業年度末における純資産は、前事業度末より35,822千円減少して2,447,605千円となりました。これは繰越利益剰余金の減少38,889千円、その他有価証券評価差額金の増加1,314千円等によるものであります。
当期は回復傾向の景気を背景に営業収入が堅調に推移しましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大による輸送需要の低迷等の影響もあり、次期は未確定要素が多いものの、感染症の収束とともに荷動きの増加が期待されます。
当社といたしましては、固定費の削減の意識を継続しながら、高付加価値、高収益を目指したSCM(サプライチェーンマネジメント)を構築し、業績のさらなる発展を目指します。
(3)キャッシュ・フロー
当期のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により365,171千円、投資活動により△78,652千円、財務活動により△204,975千円となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前期末比+81,542千円の1,143,957千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
365,171千円(前期は119,553千円)でありました。これは、税引前当期純利益26,149千円および減価償却費90,216千円、投資有価証券売却損益54,214千円の計上、投資有価証券評価損60,002千円、立替金82,652千円の減少が主な要因となっています。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
△78,652千円(前期は△13,972千円)となりました。これは、投資有価証券の売却による収入438,177千円、投資有価証券の取得による支出493,894千円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
△204,975千円(前期は△859,911千円)となりました。これは、長期借入金の返済による支出627,454千円、長期借入金による収入500,000千円、社債の償還による支出47,050千円、配当金の支払額による支出18,586千円等に起因するものです。
当期につきましては、財務内容の更なる健全化のため、立替金のリスクを抑え、固定資産購入等の経費を見直し、借入金、社債の削減にも注力しました。その財源は、営業活動により獲得されたキャッシュ・フローであります。
資金需要を満たすための資金は、原則として、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、巨額の資金需要に対応する場合等は、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、銀行等から借入等を行う方針です。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率、DEレシオ(負債資本倍率)やROEといった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な調達を実施します。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社経営陣は、財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務・後発事象の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わねばなりません。経営陣は、債権の回収、投資、固定資産の減損、法人税等、退職金、偶発事象に関わる見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判断しにくい資産・負債の簿価及び収入・費用の報告数字についての判断の基礎となります。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
繰延税金資産
当社は、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しています。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当期の日本経済は、企業収益は堅調に推移し、所得環境の改善から緩やかな景気回復基調が継続していました。しかし、10月より施行された消費税増税の影響による一部停滞に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛による個人消費の冷え込み、世界的な経済活動の停滞による輸出入の急減、先行き不透明感の強まりによる設備投資の抑制により、急激な落ち込みが避けられない状況にあります。
このような状況の中、当社につきましては積極的な営業展開や料金の適正化を推し進めたことにより営業収入は堅調に推移したものの、外注費の増加などのコスト上昇や、コロナショックにおける2月以降の輸送需要の低迷等により、営業利益は前年比で大きく減少しております。
なお、特別利益36,587千円を計上しておりますが、その内訳は、固定資産売却益9,698千円、投資有価証券売却益26,888千円となっております。また、特別損失141,784千円の内訳は、投資有価証券売却損81,103千円、投資有価証券評価損60,002千円等でありました。
以上の結果、当期における営業収入は前期比+45,244千円(+0.6%)の7,410,713千円となりました。営業損失は△12,679千円(前年同期は営業利益10,818千円)となりました。経常利益は前期比+11,584千円(+9.7%)の131,347千円となりました。当期純損失は、△18,379千円(前年同期は当期純損失△20,516千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
1.港湾運送事業
当社の主要セグメントである当セグメントにおきましては、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は、前期比+37,749千円(+0.5%)の7,164,485千円で、全セグメントの96.6%を占めております。
諸経費増加やコロナウイルス感染の影響等により、セグメント利益(営業利益)は、前期比△25,253千円(△6.5%)の366,078千円となりました。
2.自動車運送事業
当セグメントにおきましては、料金見直しによりセグメント利益は回復傾向にあります。
この結果、営業収入は、前期比+9,097千円(+3.9%)の242,448千円で、全セグメントの3.3%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は、前期比+41,398千円の、5,572千円となりました。
3.その他
当セグメントにおきましては、引き続き、海上保険収入が伸び悩みました。
この結果、営業収入は、前期比△1,602千円(△29.8%)の3,779千円で、全セグメントの0.1%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は、前期比△1,586千円(△30.0%)の3,708千円となりました。
① 生産、受注及び取扱の実績
a. 生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b. 受注実績
当社は受注から役務の提供までの期間が短期間のため記載を省略しております。
c. 取扱実績
当事業年度における取扱実績をセグメントごとに示すと、次のとおりになります。
| セグメントの名称 | 取扱高(千円) | 前事業年度比(%) |
| 港湾運送事業 | 7,164,485 | 0.5 |
| 自動車運送事業 | 242,448 | 3.9 |
| その他 | 3,779 | △29.8 |
| 合計 | 7,410,713 | 0.6 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 金額は、販売価格によっております。
3 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)財政状態
当社の当期営業収入は、前期比+45,244千円(+0.6%)の7,410,713千円となり、営業損失△12,679千円、経常利益131,347千円、当期純損失△18,379千円となりました。
当事業年度末における流動資産は、前事業年度末より700千円増加して2,435,105千円となりました。これは現金及び預金の増加81,542千円、その他の増加53,788千円、営業未収入金の減少43,669千円、立替金の減少82,652千円等によるものであります。
当事業年度末における固定資産は、前事業年度末より243,410千円減少して1,945,438千円となりました。これは車両運搬具(純額)の減少33,103千円、のれんの減少27,931千円、投資有価証券の減少91,562千円等によるものであります。
当事業年度末における繰延資産は、前事業年度末より985千円減少して242千円となりました。これは社債発行費の減少985千円によるものであります。
当事業年度末における流動負債は、前事業年度末より129,275千円減少して1,281,843千円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金の減少56,991千円、営業未払金の減少47,435千円等によるものであります。
当事業年度末における固定負債は、前事業年度末より78,597千円減少して651,338千円となりました。これは退職給付引当金の増加27,974千円、長期借入金の減少70,463千円、リース債務の減少10,016千円等によるものであります。
当事業年度末における純資産は、前事業度末より35,822千円減少して2,447,605千円となりました。これは繰越利益剰余金の減少38,889千円、その他有価証券評価差額金の増加1,314千円等によるものであります。
当期は回復傾向の景気を背景に営業収入が堅調に推移しましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大による輸送需要の低迷等の影響もあり、次期は未確定要素が多いものの、感染症の収束とともに荷動きの増加が期待されます。
当社といたしましては、固定費の削減の意識を継続しながら、高付加価値、高収益を目指したSCM(サプライチェーンマネジメント)を構築し、業績のさらなる発展を目指します。
(3)キャッシュ・フロー
当期のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により365,171千円、投資活動により△78,652千円、財務活動により△204,975千円となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前期末比+81,542千円の1,143,957千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
365,171千円(前期は119,553千円)でありました。これは、税引前当期純利益26,149千円および減価償却費90,216千円、投資有価証券売却損益54,214千円の計上、投資有価証券評価損60,002千円、立替金82,652千円の減少が主な要因となっています。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
△78,652千円(前期は△13,972千円)となりました。これは、投資有価証券の売却による収入438,177千円、投資有価証券の取得による支出493,894千円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
△204,975千円(前期は△859,911千円)となりました。これは、長期借入金の返済による支出627,454千円、長期借入金による収入500,000千円、社債の償還による支出47,050千円、配当金の支払額による支出18,586千円等に起因するものです。
当期につきましては、財務内容の更なる健全化のため、立替金のリスクを抑え、固定資産購入等の経費を見直し、借入金、社債の削減にも注力しました。その財源は、営業活動により獲得されたキャッシュ・フローであります。
資金需要を満たすための資金は、原則として、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、巨額の資金需要に対応する場合等は、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、銀行等から借入等を行う方針です。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率、DEレシオ(負債資本倍率)やROEといった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な調達を実施します。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社経営陣は、財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務・後発事象の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わねばなりません。経営陣は、債権の回収、投資、固定資産の減損、法人税等、退職金、偶発事象に関わる見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判断しにくい資産・負債の簿価及び収入・費用の報告数字についての判断の基礎となります。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
繰延税金資産
当社は、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しています。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。