有価証券報告書-第85期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 10:03
【資料】
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【項目】
109項目

対処すべき課題

当社グループは、船舶の安全運航と海洋・地球環境保全を最大の課題と位置付け、安全かつ効率的な船舶の運航管
理に努めております。海運市況の低迷、船費の高騰、新造船の供給圧力など、引き続き厳しい経営環境にありますが、船員をはじめとする人材の育成と社業全般に亘る諸費用の節減に努めつつ国際競争力の維持・強化を図り、安定した
利益を確保し財務基盤の強化に取り組んでまいります。
当社グループにとってはVLCCの長期契約が経営の大きな柱であることは不変ではありますが、石油製品船、LPG船
及びばら積船の船隊の拡充により社業の裾野を広げ、安定収益基盤の強化・拡大にも努めております。
海運市況が低迷している中、市況の影響を直接受け割高となっているばら積船2隻につきましては、1隻は昨年11
月に用船契約を解約して今後の収支改善を図りました。他の1隻につきましても、市況状況により配船水域や用船期
間の長短をきめ細かく決定する等収支の改善に傾注いたしております。
また、益々厳しさの増す社内外の環境に対応するため、グループを挙げてコンプライアンスの徹底を図るとともに
内部統制の運用により透明性の高い経営に努めてまいる所存です。