四半期報告書-第127期第2四半期(令和4年3月1日-令和4年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているものの経済社会活動の正常化も段階的に進んでおり、景気は持ち直しの動きがみられつつあります。しかしながら、原材料価格の高騰をはじめとした景気下振れリスクの高まりに十分に注意する必要があり、ウクライナ情勢の長期化等の地政学リスクも顕在化しており、内外経済の動向は不透明感が拭えない状況にあります。
このような経済情勢にあって、物流業界におきましては、入庫数量・保管残高数量ともに前年比で増加傾向にて推移しておりますが、人手不足等に伴うコスト上昇や競争の激化等もあり、厳しい状況が続いております。また、不動産賃貸業界におきましては、新型コロナウイルス感染症や景気動向等の影響に伴い、賃料水準や需給関係の各データは総じて弱含みにて推移しております。
このような状況の下、当社グループは、内外の環境変化に的確に対応しながら、さらなる成長を果たしていくために新中期経営計画(2022-2026)を策定し、具体的各施策を展開してまいりました。物流事業における具体的施策としては、既存倉庫の稼働率は安定的かつ高い水準にて推移しており、各種経費の削減に取り組み、営業収益の確保に努めてまいりました。また、きめ細かなサービスを提供しながら、既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得に努めてまいりました。このほか、埼玉県所沢市の新規倉庫が稼働開始となったほか、千葉県八街市にて新規倉庫も竣工し、将来の収益力増強に向けて事業基盤の増強も図られつつあります。不動産事業における具体的施策としては、賃貸マンションや賃貸オフィスビル等が安定的に稼働しており、安定的な収益を確保してまいりました。
この結果、売上高は保管料収入等は増加したものの荷役料収入や運送料収入等が減少し、前期比40百万円減の2,378百万円となりました。また、営業利益は各種経費の削減に努めたものの減価償却費増加等により前期比78百万円(19.4%)減の325百万円となり、経常利益は前期比75百万円(19.3%)減の317百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は地震発生に伴う修繕費用を特別損失として計上したことにより前期比78百万円(29.6%)減の185百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次の通りであります。
物流事業
物流事業では、荷役料収入や運送料収入が減少したことにより、売上高は前期比40百万円減の2,062百万円となり、セグメント利益は前期比58百万円減の389百万円となりました。
不動産事業
不動産事業では、不動産賃貸事業が安定的に稼働したことにより、売上高は前期並みの315百万円となり、セグメント利益もほぼ前期並みの156百万円となりました。
② 財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、新規設備投資に伴い建物及び構築物が増加したことにより、前期末比118百万円増加の18,525百万円となりました。負債は、長期借入金の新規借り入れと返済とがほぼ同額であったこと等により前期末比5百万円増加の8,082百万円となり、純資産は前期末比113百万円増加の10,443百万円となりました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は56.2%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの増加、投資活動によるキャッシュ・フローの減少ならびに財務活動によるキャッシュ・フローの減少に伴い、期末における現金及び現金同等物の残高は前期末比89百万円増の1,138百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益276百万円の計上や減価償却費256百万円の計上等に伴い資金留保となったことにより営業活動によるキャッシュ・フローは556百万円の増加(前年同期比166百万円増)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
千葉県八街市の新規倉庫竣工に伴い有形固定資産の取得による支出354百万円の計上等により、投資活動によるキャッシュ・フローは370百万円の減少(前年同期比346百万円増)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の約定返済による支出ならびに新規倉庫建設資金に関する長期借入金はほぼ同額計上となったほか、配当金の支払い計上の結果、財務活動によるキャッシュ・フローは95百万円の減少(前年同期比328百万円減)となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次の通りであります。
前連結会計年度末に計画中であった以下の設備が竣工いたしました。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているものの経済社会活動の正常化も段階的に進んでおり、景気は持ち直しの動きがみられつつあります。しかしながら、原材料価格の高騰をはじめとした景気下振れリスクの高まりに十分に注意する必要があり、ウクライナ情勢の長期化等の地政学リスクも顕在化しており、内外経済の動向は不透明感が拭えない状況にあります。
このような経済情勢にあって、物流業界におきましては、入庫数量・保管残高数量ともに前年比で増加傾向にて推移しておりますが、人手不足等に伴うコスト上昇や競争の激化等もあり、厳しい状況が続いております。また、不動産賃貸業界におきましては、新型コロナウイルス感染症や景気動向等の影響に伴い、賃料水準や需給関係の各データは総じて弱含みにて推移しております。
このような状況の下、当社グループは、内外の環境変化に的確に対応しながら、さらなる成長を果たしていくために新中期経営計画(2022-2026)を策定し、具体的各施策を展開してまいりました。物流事業における具体的施策としては、既存倉庫の稼働率は安定的かつ高い水準にて推移しており、各種経費の削減に取り組み、営業収益の確保に努めてまいりました。また、きめ細かなサービスを提供しながら、既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得に努めてまいりました。このほか、埼玉県所沢市の新規倉庫が稼働開始となったほか、千葉県八街市にて新規倉庫も竣工し、将来の収益力増強に向けて事業基盤の増強も図られつつあります。不動産事業における具体的施策としては、賃貸マンションや賃貸オフィスビル等が安定的に稼働しており、安定的な収益を確保してまいりました。
この結果、売上高は保管料収入等は増加したものの荷役料収入や運送料収入等が減少し、前期比40百万円減の2,378百万円となりました。また、営業利益は各種経費の削減に努めたものの減価償却費増加等により前期比78百万円(19.4%)減の325百万円となり、経常利益は前期比75百万円(19.3%)減の317百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は地震発生に伴う修繕費用を特別損失として計上したことにより前期比78百万円(29.6%)減の185百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次の通りであります。
物流事業
物流事業では、荷役料収入や運送料収入が減少したことにより、売上高は前期比40百万円減の2,062百万円となり、セグメント利益は前期比58百万円減の389百万円となりました。
不動産事業
不動産事業では、不動産賃貸事業が安定的に稼働したことにより、売上高は前期並みの315百万円となり、セグメント利益もほぼ前期並みの156百万円となりました。
② 財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、新規設備投資に伴い建物及び構築物が増加したことにより、前期末比118百万円増加の18,525百万円となりました。負債は、長期借入金の新規借り入れと返済とがほぼ同額であったこと等により前期末比5百万円増加の8,082百万円となり、純資産は前期末比113百万円増加の10,443百万円となりました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は56.2%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの増加、投資活動によるキャッシュ・フローの減少ならびに財務活動によるキャッシュ・フローの減少に伴い、期末における現金及び現金同等物の残高は前期末比89百万円増の1,138百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益276百万円の計上や減価償却費256百万円の計上等に伴い資金留保となったことにより営業活動によるキャッシュ・フローは556百万円の増加(前年同期比166百万円増)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
千葉県八街市の新規倉庫竣工に伴い有形固定資産の取得による支出354百万円の計上等により、投資活動によるキャッシュ・フローは370百万円の減少(前年同期比346百万円増)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の約定返済による支出ならびに新規倉庫建設資金に関する長期借入金はほぼ同額計上となったほか、配当金の支払い計上の結果、財務活動によるキャッシュ・フローは95百万円の減少(前年同期比328百万円減)となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次の通りであります。
前連結会計年度末に計画中であった以下の設備が竣工いたしました。
会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 延床面積 | 竣工時期 | 取得価額 |
提出会社 | 八街営業所 (千葉県八街市) | 物流事業 | 倉庫 | 5,546.3㎡ | 2022年4月 | 1,109百万円 |