有価証券報告書-第30期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
近年の旅行業界は、消費者のインターネット利用の増加とともに、オンライン専門の旅行会社が増えています。このような状況において、旅行業界は、宿泊や運送手配のみで価格重視に対応する旅行会社と、旅行全体をコーディネートし、付加価値を提供する旅行会社に分かれ、二極化が進んでいます。一方で、政府は「地方創生」に向けた多様な支援を実施し、「観光産業」を地域の基幹産業と位置づけ、JAグループをはじめ地方自治体や日本版DMO、異業種企業等との連携がすすむなか、旅行業界の役割は大変重要になっております。
そこで当社は旅行やイベントを通じて「人と人とのふれあい」の「場」の提供、地域と地域を繋げる仕組みづくりを企画・提案し、地域コミュニティの活性化や地域振興に貢献することが役割であると考えています。
このような状況下、当社は、当年度決算において損失を計上しました。このことは、自然災害等の影響があったとはいえ、JAグループ、組合員の皆さまのご期待に応えることができなかった結果であることを真摯に捉え、役員・従業員一同、あらためて当社の役割を再認識し、「創立30周年記念事業」等、様々な企画の取組みを通じて、事業回復による経営基盤の強化に努めます。
令和元年度からは、中期経営計画「NTOURWAY Challenge」をスタートします。「食」と「農」を基軸に、ホスピタリティある、地域に根ざした旅行会社として、JAグループが取組む「豊かでくらしやすい地域社会の実現」に寄与し、JAや地域から必要とされる旅行会社を目指します。