有価証券報告書-第73期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 10:57
【資料】
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【項目】
114項目

対処すべき課題

(1)当社の課題と対処方針
当社は今年度、次の10年間に備えるため経営安定化とソフト力向上を両輪と位置付け、経営安定化のための財務体質強化と、どさんこワイドをはじめとする自社制作番組の充実をめざして、ソフト制作力の更なる強化に取り組む。売上増に向けては通販事業や番組販売、DVD等のコンテンツ収入の拡充を図り、利益率の向上をめざす。また、当社はこれまで通り放送、事業活動を通して地域に貢献し、視聴者から信頼され愛される放送局をめざすと共にリーディングカンパニーであり続けるための努力を続ける。一方、災害時も放送を継続し、住民に必要な情報を発信する報道活動を維持することを放送局の使命として、災害対応の訓練を実施するなど、ハード、ソフト両面から有事対応のさらなる強化を図っている。
(2)グループ各社の課題
放送事業のうちラジオ部門では聴取率トップの座を堅持すると共に財務内容の一層の強化と、次代を視野に入れた番組の開発が課題である。ビル賃貸管理部門では前期に取得した「時計台通ビル」のリーシングを最優先課題と捉え積極営業を進める。また「中央ビル」は老朽化に対応した耐震補強を施し、テナントの入居を推進する。制作プロダクション部門では「人への投資」を最優先として人材の育成と制作力強化を推進し、外部ビジネスの拡大に向けて取り組む。通信販売部門では商品情報及び取扱商品量、取引先の拡充と受注体制の強化、物流・配送の効率的運営が課題となる。情報処理部門では消費増税後の一般消費の動向に懸念があるものの、利益確保に向け平成25年度に発足した新組織を確実に機能させ、顧客の視点に立った製品サービスの徹底が必要と考える。