有価証券報告書-第80期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/25 14:10
【資料】
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【項目】
145項目
(企業結合等関係)
事業分離
当社の連結子会社である㈱DINOS CORPORATION(旧㈱ディノス・セシール)は、2021年3月1日付で同社及びその子会社が行っている「セシール」ブランドの通信販売に関する事業(以下「セシール事業」)をニフティ㈱に譲渡いたしました。
(1)事業分離の概要
①分離先企業の名称
ニフティ㈱
②分離した事業の内容
「セシール」ブランドの通信販売事業
③事業分離を行った主な理由
旧㈱ディノス・セシールは、2013年7月、㈱セシール、㈱ディノス及び㈱フジ・ダイレクト・マーケティングの3社が合併することにより、設立されました。セシール事業はカタログやECを通じた通信販売を行う事業で、特に「セシール」ブランドは、インナーをはじめ幅広い生活用品分野を展開する、日本における老舗総合通販ブランドとして知られており、顧客の声を活かした商品開発に定評があります 。
ニフティ㈱は、インターネットサービス事業やWEBサービス事業を展開している他、ニフティ㈱の親会社である㈱ノジマにおいて、デジタル家電専門店運営やキャリアショップの運営などを展開しております。
セシール事業の更なる強化等について総合的に検討した結果、ニフティ傘下に入り、ノウハウやリソースを活用した方が事業価値を一層高めることができるものと判断し、本件取引を実行いたしました。
④事業分離日
2021年3月1日
⑤法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡。
旧㈱ディノス・セシールが新たに設立した完全子会社にセシール事業を承継させ、新会社の発行済株式の全てをニフティ㈱に譲渡しました。
(2)実施した会計処理の概要
①移転損益の金額
投資有価証券売却損 1,813百万円
②移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内容
流動資産 9,036百万円
固定資産 3,183百万円
資産合計 12,220百万円
流動負債 8,101百万円
固定負債 1,662百万円
負債合計 9,764百万円
③会計処理
譲渡株式の連結上の帳簿価額と売却額との差額を「投資有価証券売却損」として特別損失に計上しております。
(3)分離した事業が含まれていた報告セグメント
メディア・コンテンツ事業
(4)当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 33,399百万円
営業利益 65百万円