有価証券報告書-第73期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/20 15:48
【資料】
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【項目】
127項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財務状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、26,006百万円と前期比11,178百万円増加しました。これは固定資産売却等で現金及び預金が10,212百万円増加したことが主な要因です。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、82,703百万円と前期比11,797百万円減少しました。これは、有形固定資産がホテルオークラ東京本館建物償却により13,317百万円減少し、無形固定資産では借地権が1,899百万円増加し、投資その他の資産では投資有価証券が999百万円減少し、繰延税金資産が843百万円増加したことが主な要因です。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、17,410百万円と前期比210百万円減少しました。これは、未払金が工事関係の支払いで1,420百万円増加し、未払法人税等が414百万円、未払消費税が652百万円減少したことが主な要因です。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、32,295百万円と前期比1,074百万円減少しました。これは、社債と長期借入金が2,522百万円減少と、再評価に係る繰延税金負債が4,422百万円減少し、一方で長期未払金が2,872百万円増加、繰延税金負債が3,381百万円増加したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、59,004百万円と前期比658百万円増加しました。利益剰余金が9,114百万円増加し、一方で土地再評価差額金が7,196百万円、その他有価証券評価差額金が1,239百万円減少したことが主な要因です。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、68,604百万円と前期比3.8%、2,689百万円の減収となりました。ホテルオークラ東京の本館閉館により5,095百万円減収となった他は、各グループホテルで増収となりました。営業費用ではホテルオークラ東京本館の加速償却費6,554百万円計上の影響が大きく、営業損益段階で2,380百万円の営業損失となり、経常損益段階でも2,510百万円の経常損失となりました。
特別利益として土地売却益6,258百万円と東京電力補償金407百万円を計上しました。特別損失では、建替関連費用として1,608百万円、固定資産除却損87百万円となりました。この結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、2,450百万円と前期比46.1%、2,867百万円の減益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、1,543百万円となり、前期比56.9%、1,167百万円の減益となりました。
(3) キャッシュ・フロー状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。