有価証券報告書-第28期(2025/01/01-2025/12/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。) の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しや好調なインバウンド需要による雇用・所得環境の改善を背景として、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、世界的な情勢不安に加え、中小企業を中心とする人手不足、原材料価格・エネルギー価格の高止まりが継続しており、景気を下押しするリスクとなっております。また、米国の通商政策の変更が金融市場や国際貿易に与える影響も懸念され、依然として先行きの不透明な状況が続いております。
ゴルフ業界におきましては、夏季の暑熱対策が喫緊の課題となっており、7月の平均気温は1898年以降の観測史上で最も高く、これにより3年連続で最高記録を更新するもっとも暑い7月となりました。統計によれば、暑さを避けるため、高原などへの旅行や水辺のレジャー、または遊園地や映画館・文化施設等が人気を集めており、コロナ禍以降は控えられていたレジャーへの回帰に拍車をかけている様子が伺えます。団塊世代が後期高齢者となる「2025年問題」と合わせて、今後さらなる需要減少が予測される中で、シニア層のゴルフ離れを食い止めるプレー環境の整備や、女性・若年層を含む新規プレーヤーの獲得が急がれる状況となっております。
このような状況の中、当社グループのゴルフ場では、接客よりワンランク上の接遇によるサービスを中心に、「他コースとの徹底した差別化」及び「顧客ニーズに合った営業企画の提供」により来場者数の増加を図り、営業収入の拡大に努めるとともに、コスト削減に注力してまいりました。
売上高及び利益面につきましては、自社運営の強みを活かしたレストランの売上上昇やコンペ数の増加など顧客単価全体は上昇傾向にあり、ネット経由での集客や天候ロスを意識した予約獲得などの取り組みが、シニア層のプレー回数の増加及び若年層や女性の来場者数増加に繋がった結果、売上高増となりました。一方、物価上昇や人件費の増加により費用が増加し、利益面では前年同期を下回りました。
その結果、全6コースの当連結会計年度における業績は、来場者数319,393人(前年同期比1.5%増)、売上高4,580百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益667百万円(前年同期比10.6%減)、経常利益661百万円(前年同期比11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益443百万円(前年同期比1.7%減)となりました。
目標とする経営指標等につきまして、当連結会計年度においては、来場者数は目標314,932人に対し319,393人(目標達成率101.4%)となりました。
当連結会計年度末の資産の部合計は、前連結会計年度末と比較して1,987百万円増加し、13,412百万円となりました。当連結会計年度末の負債の部合計は、前連結会計年度末と比較して434百万円増加し、6,505百万円となりました。当連結会計年度末の純資産の部合計は、前連結会計年度末と比較して1,553百万円増加し、6,907百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益の増加などにより、前連結会計年度末に比べ231百万円増加し、当連結会計年度末には2,284百万円(前会計年度末比11.2%増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動により得られた資金は、449百万円(前連結会計年度は602百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益661百万円、法人税等の支払額289百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動により使用した資金は、37百万円(前連結会計年度は35百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産取得による支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動により使用した資金は、180百万円(前連結会計年度は160百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出があったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループの実態に即した内容を記載するため、生産、受注及び販売の実績にかえて来場者数並びに売上高を記載しております。なお、当社グループは単一のセグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
a 来場者数
最近2年間のゴルフ場来場者数を事業所ごとに示すと次のとおりであります。
b 売上高
最近2年間のゴルフ場営業収入及びその他の収入を事業所ごとに示すと次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたって、当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりです。
連結財務諸表の作成にあたり見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、不確実性が内在しているため、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末の資産の部の合計は、前連結会計年度末と比較して1,987百万円増加し、13,412百万円となりました。
流動資産は同256百万円増加し2,551百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金の増加によるものです。
固定資産は同1,730百万円増加し10,861百万円となりました。この主な要因は、投資有価証券の増加によるものです。
当連結会計年度末の負債の部の合計は、前連結会計年度末と比較して434百万円増加し、6,505百万円となりました。
流動負債は同241百万円減少し1,324百万円となりました。この主な要因は、一年以内返済予定の長期借入金の減少によるものです。
固定負債は同675百万円増加し5,180百万円となりました。この主な要因は、繰延税金負債の増加によるものです。
当連結会計年度末の純資産の部の合計は、前連結会計年度末と比較して1,553百万円増加し、6,907百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
経営成績については、「第2事業の状況 4経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。
資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの主要な資金需要は、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備改修等に係る投資であります。これらの資金需要につきましては、自己資金及び借入金により資金調達を行うことを基本方針としております。
なお、キャッシュ・フローの状況の詳細は「第2事業の状況 4経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。) の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しや好調なインバウンド需要による雇用・所得環境の改善を背景として、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、世界的な情勢不安に加え、中小企業を中心とする人手不足、原材料価格・エネルギー価格の高止まりが継続しており、景気を下押しするリスクとなっております。また、米国の通商政策の変更が金融市場や国際貿易に与える影響も懸念され、依然として先行きの不透明な状況が続いております。
ゴルフ業界におきましては、夏季の暑熱対策が喫緊の課題となっており、7月の平均気温は1898年以降の観測史上で最も高く、これにより3年連続で最高記録を更新するもっとも暑い7月となりました。統計によれば、暑さを避けるため、高原などへの旅行や水辺のレジャー、または遊園地や映画館・文化施設等が人気を集めており、コロナ禍以降は控えられていたレジャーへの回帰に拍車をかけている様子が伺えます。団塊世代が後期高齢者となる「2025年問題」と合わせて、今後さらなる需要減少が予測される中で、シニア層のゴルフ離れを食い止めるプレー環境の整備や、女性・若年層を含む新規プレーヤーの獲得が急がれる状況となっております。
このような状況の中、当社グループのゴルフ場では、接客よりワンランク上の接遇によるサービスを中心に、「他コースとの徹底した差別化」及び「顧客ニーズに合った営業企画の提供」により来場者数の増加を図り、営業収入の拡大に努めるとともに、コスト削減に注力してまいりました。
売上高及び利益面につきましては、自社運営の強みを活かしたレストランの売上上昇やコンペ数の増加など顧客単価全体は上昇傾向にあり、ネット経由での集客や天候ロスを意識した予約獲得などの取り組みが、シニア層のプレー回数の増加及び若年層や女性の来場者数増加に繋がった結果、売上高増となりました。一方、物価上昇や人件費の増加により費用が増加し、利益面では前年同期を下回りました。
その結果、全6コースの当連結会計年度における業績は、来場者数319,393人(前年同期比1.5%増)、売上高4,580百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益667百万円(前年同期比10.6%減)、経常利益661百万円(前年同期比11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益443百万円(前年同期比1.7%減)となりました。
目標とする経営指標等につきまして、当連結会計年度においては、来場者数は目標314,932人に対し319,393人(目標達成率101.4%)となりました。
当連結会計年度末の資産の部合計は、前連結会計年度末と比較して1,987百万円増加し、13,412百万円となりました。当連結会計年度末の負債の部合計は、前連結会計年度末と比較して434百万円増加し、6,505百万円となりました。当連結会計年度末の純資産の部合計は、前連結会計年度末と比較して1,553百万円増加し、6,907百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益の増加などにより、前連結会計年度末に比べ231百万円増加し、当連結会計年度末には2,284百万円(前会計年度末比11.2%増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動により得られた資金は、449百万円(前連結会計年度は602百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益661百万円、法人税等の支払額289百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動により使用した資金は、37百万円(前連結会計年度は35百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産取得による支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動により使用した資金は、180百万円(前連結会計年度は160百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出があったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループの実態に即した内容を記載するため、生産、受注及び販売の実績にかえて来場者数並びに売上高を記載しております。なお、当社グループは単一のセグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
a 来場者数
最近2年間のゴルフ場来場者数を事業所ごとに示すと次のとおりであります。
| 事業所の名称 | 前連結会計年度 (自 令和6年1月1日 至 令和6年12月31日) | 当連結会計年度 (自 令和7年1月1日 至 令和7年12月31日) | ||||
| 営業日数 (日) | 総来場者数 (人) | 前年同期比 (%) | 営業日数 (日) | 総来場者数 (人) | 前年同期比 (%) | |
| 万木城カントリークラブ | 360 | 72,415 | 104.3 | 365 | 74,492 | 102.9 |
| 日立高鈴ゴルフ倶楽部 | 356 | 33,907 | 99.5 | 365 | 33,129 | 97.7 |
| 南茂原カントリークラブ | 358 | 51,712 | 100.1 | 365 | 52,105 | 100.8 |
| レイク相模カントリークラブ | 361 | 48,242 | 99.9 | 365 | 50,971 | 105.7 |
| 平成倶楽部 | 362 | 57,372 | 105.5 | 365 | 56,694 | 98.8 |
| 山田ゴルフ倶楽部 | 360 | 50,888 | 101.5 | 365 | 52,002 | 102.2 |
| 合計 | - | 314,536 | 102.1 | - | 319,393 | 101.5 |
b 売上高
最近2年間のゴルフ場営業収入及びその他の収入を事業所ごとに示すと次のとおりであります。
| 事業所の名称 | 前連結会計年度 (自 令和6年1月1日 至 令和6年12月31日) | 当連結会計年度 (自 令和7年1月1日 至 令和7年12月31日) | ||||||
| ゴルフ場 営業収入 (千円) | 前 年 同期比 (%) | その他 収 入 (千円) | 前 年 同期比 (%) | ゴルフ場 営業収入 (千円) | 前 年 同期比 (%) | その他 収 入 (千円) | 前 年 同期比 (%) | |
| 万木城カントリークラブ | 766,948 | 105.8 | 275 | 67.3 | 809,790 | 105.6 | 298 | 108.1 |
| 日立高鈴ゴルフ倶楽部 | 237,238 | 102.9 | 54 | 95.2 | 225,071 | 94.9 | 270 | 500.0 |
| 南茂原カントリークラブ | 731,037 | 101.3 | 429 | 115.2 | 734,500 | 100.5 | 562 | 130.8 |
| レイク相模カントリークラブ | 746,850 | 101.9 | 3,886 | 98.2 | 786,629 | 105.3 | 4,439 | 114.2 |
| 平成倶楽部 | 945,197 | 106.8 | 3,041 | 98.5 | 942,543 | 99.7 | 2,870 | 94.4 |
| 山田ゴルフ倶楽部 | 714,927 | 104.1 | 75 | 38.5 | 730,670 | 102.2 | 210 | 280.0 |
| その他 | - | - | 362,669 | 98.4 | - | - | 343,032 | 94.6 |
| 合計 | 4,142,200 | 104.0 | 370,431 | 98.3 | 4,229,202 | 102.1 | 351,682 | 94.9 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたって、当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりです。
連結財務諸表の作成にあたり見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、不確実性が内在しているため、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末の資産の部の合計は、前連結会計年度末と比較して1,987百万円増加し、13,412百万円となりました。
流動資産は同256百万円増加し2,551百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金の増加によるものです。
固定資産は同1,730百万円増加し10,861百万円となりました。この主な要因は、投資有価証券の増加によるものです。
当連結会計年度末の負債の部の合計は、前連結会計年度末と比較して434百万円増加し、6,505百万円となりました。
流動負債は同241百万円減少し1,324百万円となりました。この主な要因は、一年以内返済予定の長期借入金の減少によるものです。
固定負債は同675百万円増加し5,180百万円となりました。この主な要因は、繰延税金負債の増加によるものです。
当連結会計年度末の純資産の部の合計は、前連結会計年度末と比較して1,553百万円増加し、6,907百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
経営成績については、「第2事業の状況 4経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。
資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの主要な資金需要は、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備改修等に係る投資であります。これらの資金需要につきましては、自己資金及び借入金により資金調達を行うことを基本方針としております。
なお、キャッシュ・フローの状況の詳細は「第2事業の状況 4経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。