有価証券報告書-第47期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/26 10:29
【資料】
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【項目】
136項目
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2019年4月1日~2020年3月31日)においては、当社の主要顧客である大手製造業各社で、景況に左右されることなく、次代を見据えた技術開発投資を持続される企業が多く見られました。また、今年度特有の祝日等による稼働日数の減少や、時間外労働減少による稼働時間の低下等はあったものの、採用に尽力した結果、エンジニア社員は増員となり、堅調な受注環境の下、稼働人員数が順調に増加しました。
その結果、連結売上高は前年同期比32億59百万円(3.3%)増収の1,009億95百万円となりました。連結売上原価はエンジニア社員の増員による労務費増加等を主因に前年同期比21億22百万円(3.0%)増加の738億23百万円、連結販売費及び一般管理費は一時的なシステム費用の増加等により、前年同期比8億45百万円(6.3%)増加の142億45百万円となりました。この結果、連結営業利益は前年同期比2億90百万円(2.3%)増益の129億26百万円、連結経常利益は前年同期比3億31百万円(2.6%)増益の129億75百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比2億64百万円(3.0%)増益の90億93百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
エンジニアリングソリューション事業
連結売上高の9割超を占めるエンジニアリングソリューション事業、特に中核事業のエンジニア派遣事業においては、稼働日数の減少および稼働時間低下等はあったものの、稼働人員数の増加を主因に、売上高は前年同期比33億55百万円(3.5%)増収の994億61百万円となりました。営業利益は一時的なシステム費用の増加等もあり、前年同期比4億16百万円(3.5%)増益の124億92百万円となりました。
当社単体の稼働率(全体)は96.4%(前年同期97.5%)となり、前年同期比で減少しました。また、稼働時間については大手企業のワークライフバランスの取り組み等により時間外労働が減少し、8.54h/day(前年同期8.62h/day)と前年同期比で低下しました。
エンジニア紹介事業
エンジニアに特化した職業紹介事業を行っている株式会社メイテックネクストにおいては、紹介決定数の減少により、売上高は、前年同期比1億23百万円(7.0%)減収の16億39百万円、営業利益は前年同期比1億25百万円(22.5%)減益の4億34百万円となりました。
資産の状況
当連結会計年度末(2020年3月31日)の資産合計は、前連結会計年度末(2019年3月31日)比で28億77百万円増加し、774億93百万円となりました。これは、流動資産が前連結会計年度末比で26億42百万円増加した事が要因です。
なお、流動資産の増加は現金及び預金の増加などが主因です。
負債の状況
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末比で9億21百万円増加し、331億66百万円となりました。これは、流動負債が前連結会計年度末比で3億1百万円増加し、固定負債が前連結会計年度末比で6億20百万円増加した事が要因です。
なお、流動負債の増加は消費増税に伴う未払消費税等の増加などが主因であり、固定負債の増加は退職給付に係る負債の増加などが主因です。
純資産の状況
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末比で19億56百万円増加し、443億27百万円となりました。これは、当期の経営成績の結果による親会社株主に帰属する当期純利益の獲得に、配当金の支払及び自己株式の取得の影響が相殺された事などが主因です。
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末比19億80百万円増加の470億33百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前連結会計年度比4億36百万円減少の98億37百万円となりました。
得られた資金の主な内訳は、税金等調整前当期純利益などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、前連結会計年度比2億95百万円増加の5億36百万円となりました。
使用した資金の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出3億23百万円と無形固定資産の取得による支出1億8百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、前連結会計年度比5億85百万円増加の73億19百万円となりました。
使用した資金の主な内訳は、自己株式の取得による支出17億12百万円と配当金の支払額56億7百万円です。
③生産、受注及び販売の実績
生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
エンジニアリングソリューション事業(百万円)73,8232.96
エンジニア紹介事業(百万円)--
合計(百万円)73,8232.96

(注)1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
受注実績
当社の事業については、事業の形態から受注金額と販売金額がほぼ同等となるため記載を省略しております。
販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
エンジニアリングソリューション事業(百万円)99,4533.48
エンジニア紹介事業(百万円)1,542△5.74
合計(百万円)100,9953.33

(注)1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
〇経営者の視点による認識
資金残高にも配慮しつつ、「自己資本の”質と量“の充実」を優先してきました。結果、当年度末における自己資本は440億円以上となり、「自己資本の”質と量“は概ね充実」していると認識しています。
営業活動により安定的に資金収入を得る一方、大型の設備投資を実施せず、前中期経営計画では総還元性向を80%程度とした結果、当連結会計年度末の現預金は必要運転資金である連結売上高の3カ月以上の470億円以上となっております。
〇新型コロナウイルス感染症の影響について
当連結会計年度においては新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループの業績及び財務状況への影響はありませんでした。
今後一定期間において稼働率低下等の影響があると想定しています。現時点では2020年上期において、新入社員の配属遅延に伴う稼働率の低下等の影響を想定していますが、業績の大幅な落ち込みは無いと見込んでいます。
①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)財政状態
負債合計が前期比9億円増加の331億円となっておりますが、採用に尽力した結果のエンジニア社員増加に伴う、賞与や退職金等の支払見込み額の増加によるもので問題ありません。一方で前中期経営計画の利益配分計画での「エンジニア社員数の増加に伴い自己資本の充実を図り、計画最終年度2020年3月末の自己資本を約400億円に積み増す」「3か年総還元性向は80%程度とする」という方針の結果、純資産が目標以上の前期比19億円増加の443億円、現預金が事業運営上の必要運転資金(連結売上高の月商3カ月分)以上の前期比19億円増加の470億円になりました。
2)経営成績
エンジニアリングソリューション事業(派遣型)の売上高・原価の概要は以下の通りです
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当社グループの根幹事業であるエンジニアリングソリューション事業は、稼働率と対価を維持・向上しながら、エンジニア社員数の増員することが成長の鍵となっています。
当社の企業努力でコントロール可能な指標として、「稼働率」「エンジニア社員数」「対価」を重要な指標として管理し、稼働率の維持・向上を図るための「受注営業」、エンジニア社員数の増員のための「採用」、エンジニアのアウトプットの維持・向上を図るための「キャリアサポート」を強化していくことが重要だと考えています。
また「稼働時間」はお客さま先の業務指示の結果の為、当社側でコントロール不可能ではありますが、0.1時間の変動で売上高が約1%変動することから、業績影響の大きい指標の一つと認識しています。
上記要因に基づいた当社グループの主力であるエンジニアリングソリューション事業を構成する当社及び当社子会社のメイテックフィルダーズの経営成績に関する分析は以下のとおりです。
当社単体は、稼働時間が時間外労働の減少により前期比0.9%減少したことに加えて、新卒エンジニア社員数の増加と配属先業務の厳選等を背景に稼働率が1.1%減少したものの、エンジニア社員数が前期比3.3%増加したため、前期比1.7%の増収となりました。一時的なシステム費用の増加等による販管費の増加があったものの、営業利益は前期比2.2%の増益となりました。
メイテックフィルダーズは、当社と同様に稼働時間が時間外労働の減少により前期比0.9%減少したことに加えてエンジニア社員の配属先業務の厳選等を背景に稼働率が0.8%減少したものの、エンジニア社員数が前期比9.5%と増加したため、前期比10.6%の増収となりました。当期純利益は税負担の軽減もあり、前期比13.2%の増益となりました。
なお、2020年3月期の各社別の損益、「稼働率」「エンジニア社員数」「稼働時間」等の指標の実績につきましては、弊社ウエブサイトに掲載している2020年3月期「通期決算」説明資料を参照下さい。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
営業活動により98億円超の資金収入を得た一方で、①投資活動による支出は5億円であったこと、②現時点で多額の支出を伴う投資活動を予定していないこと、③資金残高は売上対比の量的水準や流動性と安全性を重視した質的担保を保持していること、を勘案し、現時点で資金を調達する計画はありません。
株主・投資家との対話を踏まえ、財務活動による支出は高い水準が続いていますが、前中期経営計画の利益配分計画で「エンジニア社員数の増加に伴い自己資本の充実を図り、計画最終年度2020年3月末の自己資本を約400億円に積み増す」「3ヶ年の総還元性向は80%程度とする」旨を明示し取り組んだ結果、2020年3月末の自己資本の水準が443億円となり、自己資本の“質と量”の充実を図っている為、現時点で新たに資本を調達する計画はありません。
前中期経営計画では総還元性向を80%程度としていましたが、自己資本の“質と量”は概ね充実しているため、新中期経営計画では基本方針に則して総還元性向は100%以内に戻す予定です。
配当政策については、第4提出会社の状況 3配当政策をご確認下さい。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。尚、この連結財務諸表の作成にあたって用いた、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下の通りです。
①繰延税金資産の回収可能性
・繰延税金資産の回収可能性の判断の変更に伴う繰延税金資産の減額は、当社の連結損益計算書上の親会社株主に帰属する当期純利益及び連結包括利益計算書上のその他の包括利益に重要な影響を及ぼすことがあります。
・有税償却に関する無税化の実現可能性や当社及び子会社の課税所得の予想など、現状入手可能な全ての将来情報を用いて、繰延税金資産の回収可能性を判断しています。当社は、回収可能と見込めないと判断した部分を除いて繰延税金資産を計上していますが、将来における課税所得の見積りの変更や、法定実効税率の変更などにより、回収可能額が変動する可能性があります。
②退職給付費用及び退職給付債務
・退職給付費用及び退職給付債務の算定に使用される見積りには、割引率、平均残存勤務年数等を計算基礎としており、当社グループは、この数理計算上の仮定は適切であると認識しておりますが、一定の仮定の変動は将来の退職給付費用及び退職給付債務に影響を及ぼします。尚、退職給付費用及び退職給付債務に関する見積りや数理計算上の計算基礎については、連結財務諸表「注記事項(退職給付関係)」を参照願います。
(4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断する為の客観的な指標等の達成・進捗状況
当社グループの2017年度からの3年間における実行計画「メイテックグループ中期経営計画(2017-2019)Next Stage 1」の目標の達成状況は以下のとおりです。2017年に掲げた当初目標は、概ね達成する事が出来ました。
0102010_010.png(注)表示単位未満を四捨五入で記載しております。

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