有価証券報告書-第37期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 13:24
【資料】
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【項目】
94項目

対処すべき課題

今後のわが国経済につきましては、新興国経済の減速の影響等が懸念されるものの、基調として緩やかに拡大していくことが見込まれます。
情報サービス産業におきましては、当社グループの主要顧客である製造業の情報化投資姿勢には注視が必要ですが、顧客の競争力向上に寄与する付加価値の高いITへのニーズは、引き続き底堅いものと見込まれます。
このような状況において、当社グループは、顧客の経営課題を的確に捉えた提案活動、高品質なソフトウェア製品と複合型ソリューションの提供を通じて、顧客のグローバル展開支援に積極的に取り組み、顧客満足の更なる向上に邁進して参ります。
複合型ソリューションの提供にあたりましては、多様なシステム・サービスとERPシステムとの連携、クラウド、IoT(Internet of Things)等の新規技術の導入、スマートデバイスの活用等による高付加価値化を推進して参ります。さらに、有力パートナーとの協業を通じたサービスの拡充を図り、競争力強化へとつなげて参ります。
自社開発ERPパッケージ「MCFrame」および「A.S.I.A.」につきましては、国内・海外のビジネスパートナーへの支援強化と顧客との関係強化を推し進め、ライセンス販売に注力して参ります。また、海外市場のニーズも取り入れた製品・サービスの開発に取り組み、継続的なブランド力強化に取り組んで参ります。
顧客のグローバル展開支援への取り組みにつきましては、当社グループ内の連携に加え、海外現地パートナーとの連携強化を図り、顧客ニーズに適合した提案活動とサービスの提供体制の充実を図って参ります。
これらの実践にあたり、顧客への提案、案件遂行、ソフトウェア製品・サービスの開発等の体制を整備するとともに、プロジェクト管理の強化を通じた採算性向上に注力して参ります。また、監査等委員会設置会社への移行を通じ、コーポレート・ガバナンス体制の一層の充実を目指して参ります。
以上の取り組みを通じて、顧客満足の向上を実現し、受注確保と生産性・収益性向上による持続的な成長を目指して参ります。