四半期報告書-第21期第1四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

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2016/02/09 13:52
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、当第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純損失」を「親会社株主に帰属する四半期純損失」としております。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費は底堅い動きとなっており緩やかな回復基調が続いているものの、中国をはじめとするアジア新興国等の景気下振れリスク懸念など、依然として先行きは不透明な状態が続いております。
ソフトウェア業界におきましては、ソフトウェア投資は緩やかに増加しており、全体としては底堅く推移しております。
当社グループが事業を展開しております医療情報システム業界におきましては、本年4月の診療報酬改定率が本体部分で0.49%の引き上げとなるものの、全体で1.03%の引き下げとなる中、「地域医療構想」の策定が進められ、病床機能の再編に向けた取り組みが医療機関に求められており、医療機関を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。一方、医療介護総合確保推進法に基づき、各都道府県に設置された「平成27年度 地域医療介護総合確保基金」(医療分:904億円、介護分:724億円)により、ICT[1]を活用した医療情報連携ネットワーク事業等が計画・実施されております。医療のICT化が推進される中、今後も医療の質向上や効率化に寄与する電子カルテシステム、地域医療連携システム、医療介護連携システムの普及が期待されております。
当社グループの主力事業である電子カルテシステム事業におきましては、平成27年12月末の「MI・RA・Is(ミライズ)シリーズ」のユーザー数が、前期末より8件増加し、717ユーザーとなりました。また、医療機関への直接販売の強化並びに販売提携先との連携強化により、受注状況は回復傾向にあるものの、他社との競争は依然として激しい状況が続いております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、一部物件の検収時期のずれにより売上高1,062百万円(前年同期比18.3%減)となりました。利益面におきましては、売上高の減少により固定費を吸収できず、売上総利益151百万円(前年同期比12.5%減)、営業損失156百万円(前年同期営業損失83百万円)、経常損失139百万円(前年同期経常損失65百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は146百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失131百万円)となりました。また、受注状況につきましては、受注高1,207百万円(前年同期比6.7%増)、受注残高3,333百万円(前年同期比22.7%増)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
[電子カルテシステム事業]
電子カルテシステム事業は、「MI・RA・Isユーザーフォーラム[2]」の活動等を通じてユーザーニーズの把握に努め、製品の機能強化に取り組むとともに、品質マネジメントシステムの構築を継続的に推進し、顧客満足度の向上並びに製品・サービスの品質確保を図ってまいりました。医療機関における業務の効率化や医療データのセキュリティ強化のニーズに応えるべく、電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」のクラウド対応版[3]の販売も推進してまいりました。看護業務支援システム「ナース物語」シリーズ[4]につきましては、電子カルテシステムと親和性が高いシステムとして、「MI・RA・Isシリーズ」とあわせ、その拡販に取り組むとともに、開発・販売の一体化など、更なる相乗効果に取り組んでまいりました。また、政府が推進する地域包括ケアシステム[5]の構築を見据え、医療と介護のシステム連携や、医療機関における地域連携室の退院・転院調整業務をWebサービスで支援する地域連携室支援サービス「れんさく君」[6]の販売に取り組んでまいりました。健康・医療ソリューション「Health Clover(ヘルスクローバー)[7]」につきましては、医療現場のニーズに応えるべく、さらなる機能拡張やサービス充実を図り、「電子カルテ/地域医療連携ソリューション」とともに、政府諸施策を見据えながら販売活動に取り組んでまいりました。一方、医療情報システムの受託開発につきましては、地域中核病院を中心に継続的に日本電気㈱から受注し開発・導入作業を行ってまいりました。
当社グループの大半を占める電子カルテシステム事業の業績につきましては、前記の状況により、受注高1,195百万円(前年同期比7.2%増)、受注残高3,326百万円(前年同期比22.4%増)、売上高1,039百万円(前年同期比18.7%減)、セグメント損失138百万円(前年同期セグメント損失48百万円)となりました。
[その他]
その他におきましては、全世代に発信するヘルスケア関連情報サイト「Mocosuku(もこすく)[8]」において、ユーザーニーズを捉えた記事を配信し、記事内容にマッチした誘導リンクを配置することにより、アクセス数の増加、ひいてはサイト価値の向上を図るとともに、サービス領域拡大に取り組んでまいりました。また、高齢者向け安否/安心連絡システム「安タッチ(あんタッチ)[9]」を中心に、高齢者向け医療・健康関連システムの提供にも努めてまいりました。
その他の業績につきましては、受注高11百万円(前年同期比28.7%減)、受注残高7百万円(前年同期受注残高なし)、売上高22百万円(前年同期比11.7%増)、セグメント損失19百万円(前年同期セグメント損失10百万円)となりました。
[1] ICT Information and Communication Technology(情報通信技術)の略。
[2] MI・RA・Isユーザーフォーラム ㈱シーエスアイの電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」のユーザーが主体となって運営している情報交換の場であり、より使いやすく、充実したシステムへと発展することを目指し、見学会や情報交換会などの活動を定期的に行っている。
[3] クラウド対応版 ㈱シーエスアイの電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」は、通常病院内にサーバーを設置し、運用するが、そのサーバーを病院の外に設置することで、擬似的なクラウド環境を提供するもの。サーバー設置コストの削減や、事業継続性の確保等が可能となる。
[4] 「ナース物語」シリーズ ㈱エムシーエスが取り扱う看護業務支援システムで、全国700施設以上の導入実績を誇る。看護業務の現場に即した機能性と利便性を有し、看護の効率化を支援する。
[5] 地域包括ケアシステム 政府が構築を推進している、地域の包括的な支援・サービス提供体制。団塊の世代が75歳以上となる平成37年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される体制を目指している。
[6] れんさく君 医療機関において地域との連携を担う部署である地域連携室が、患者の退院・転院調整や相談援助などを行いやすくするためのシステム。従来地域連携施設のデータを電話など手作業で収集しているが、インターネット環境にて検索・閲覧することが可能となり、情報収集の効率化に寄与する。㈱駅探と共同開発した。
[7] Health Clover(ヘルスクローバー) 医療機関から患者やその家族の携帯電話・スマートフォンに、各種案内や健康コンテンツ等の提供を行うサービス。患者は診療予約や処方履歴・検査結果の参照等ができる。また、診療所から病院のMRIやCTなどの設備を予約することも可能である。
[8] Mocosuku(もこすく) ヘルスケア関連情報サイト。病院検索や健診案内等、「(Mo)もっと(co)幸福に(su)健やかに(ku)暮らす」ことを望む全ての人に、役立つ情報を提供している。
[9] 安タッチ(あんタッチ) 高齢者向け安否連絡システム。高齢者がiPadの画面ボタンをタッチするだけで、離れて暮らす家族等へ、安否情報(日々の見守り情報)や健康状態などをメールで連絡することができる。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は4,970百万円となり、前連結会計年度末に比べ370百万円減少いたしました。これは主に仕掛品が498百万円増加したものの、現金及び預金が390百万円、受取手形及び売掛金が568百万円それぞれ減少したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は1,286百万円となり、前連結会計年度末に比べ164百万円減少いたしました。これは主に買掛金が43百万円、未払法人税等が49百万円、賞与引当金が31百万円それぞれ減少したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は3,683百万円となり、前連結会計年度末に比べ206百万円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失146百万円の計上及び剰余金の配当61百万円によるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、48,971千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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