有価証券報告書-第58期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
[経営成績等の状況の概要]
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績の状況
当連結会計年度の経営成績は、売上高59,886百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益2,978百万円(前年同期比81.4%増)、経常利益3,156百万円(前年同期比49.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,767百万円(前年同期は1,591百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、組織再編に伴い、一部の報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後の報告セグメント区分に組替えた数値で比較しております。
① 広告プロダクション
広告プロダクションの売上高は、前年同期に比べ6.9%減の26,995百万円となり、営業利益は前年同期に比べ0.7%増の2,732百万円となりました。CM制作部門において受注は減少しましたが、利益率の改善が実現し、前年同期並みの利益を確保しました。
② コンテンツプロダクション
コンテンツプロダクションの売上高は、前年同期に比べ9.7%減の12,668百万円となり、営業利益は前年同期に比べ119.1%増の860百万円となりました。映像制作部門で前年同期に計上された社内の大型案件や映画案件が、当期にはなかったことにより減収となりましたが、音響字幕制作部門の受注が好調なこと、また、デジタルプロダクション部門の事業再構築による利益の改善も寄与し、増益となりました。
③ メディア
メディアの売上高は、前年同期に比べ3.2%減の14,846百万円となり、営業利益は673百万円(前年同期は36百万円の営業利益)となりました。関連チャンネルの再編に伴い売上が減少しました。利益面では、4K関連設備の償却費の負担増等があったものの、関連チャンネルの運営効率化による費用減により、増益となりました。
④ プロパティ
プロパティの売上高は、前年同期に比べ4.8%増の6,179百万円となり、営業損失は160百万円(前年同期は516百万円の営業損失)となりました。『牙狼』関連の売上が前年同期に比べて増加したことに加え、償却費等が減少したことにより、営業損失は縮小しました。
⑤ 物販
物販の売上高は、前年同期に比べ0.3%減の6,474百万円となり、営業利益は52百万円(前年同期は30百万円の営業損失)となりました。業務用記録メディアの販売減少により、売上は減少しましたが、各部門での利益率改善等により、増益となりました。
(注)上記セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んだ金額を記載しております。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産の残高は、89,861百万円であり、前連結会計年度末に比べ1,993百万円減少いたしました。この主な要因は、現金及び預金の増加1,125百万円、受取手形及び売掛金の減少1,955百万円、仕掛品の増加975百万円及び投資有価証券の減少2,496百万円等であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債の残高は、20,068百万円であり、前連結会計年度末に比べ1,782百万円減少いたしました。この主な要因は、未払金の減少240百万円、未払消費税等の増加391百万円、前受金の減少729百万円及び繰延税金負債の減少647百万円等であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、69,792百万円であり、前連結会計年度末に比べ210百万円減少いたしました。この主な要因は、利益剰余金の増加1,057百万円、その他有価証券評価差額金の減少1,498百万円及び退職給付に係る調整累計額の増加253百万円等であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,813百万円増加し27,450百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、3,689百万円(前連結会計年度は1,154百万円の増加)となりました。これは、法人税等の支払1,440百万円等による資金の減少があったものの、税金等調整前当期純利益の計上3,220百万円、売上債権の減少1,928百万円等による資金の増加があった結果であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、614百万円(前連結会計年度は2,988百万円の減少)となりました。これは、定期預金の払戻による収入5,858百万円等による資金の増加があったものの、有形固定資産の取得による支出711百万円、無形固定資産の取得による支出404百万円及び定期預金の預入による支出5,222百万円等による資金の減少があった結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、1,248百万円(前連結会計年度は1,694百万円の減少)となりました。これは、配当金の支払719百万円、リース債務の返済による支出298百万円等による資金の減少があった結果であります。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当連結会計年度は一部の報告セグメントに関し組織再編による組替を行っており、前期比較については、前期の数値を変更後の報告セグメント区分に組替えた数値で比較しております。
① 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
② 生産実績
当社グループの制作物の種類及び金額はそれぞれに異なっており、また、制作過程も一様でなく生産実績の表示が困難でありますので記載を省略しております。
③ 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.コンテンツプロダクションにおける以下の当社部門及び子会社は受注生産を行っておりません。
当社の映像テクノアカデミア及びキミコエ・プロジェクト、株式会社ティーエフシープラスの一部の部門、株式会社東北新社クリエイツ、株式会社オフィスPAC、COSUCO INC.、CENTE SERVICE CORP.及び8981 INC.
3.メディア、プロパティ及び物販は受注生産を行っておりません。
④ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記はセグメント間取引消去後の金額を記載しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
3.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
[経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容]
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりでありますが、見積りは過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づいて、現時点において合理的であると判断したものであり、見積りの前提となる条件や事業環境が変化した場合など、見積りと将来の実績が異なることがあります。
重要な会計方針のうち、見積りや仮定等により連結財務諸表に重要な影響を与えると考えている項目は次のとおりであります。
① 収益費用の認識
当社が買付けた映像コンテンツ(映像使用権)のうち、フラット契約のものは第1回目の売上計上時(使用許諾開始日)に100%償却し原価計上しております。その後、2回目以降の販売がなされた場合、原価が計上されないため、売上高がそのまま粗利益となります。
また、MG(Minimum Guarantee)契約の場合には、売上高累計額がMGによる最低保証金額に到達するまでは原価=売上高、即ち、粗利益ゼロで原価計上し、売上高累計額がMG/(1-手数料率)に達した後は、売上高に対応する追加原価を計上しております。
② 投資の減損
当社グループは、長期的な取引関係維持のために、特定の顧客及び放送局等の株式を所有しております。これらの株式には価格変動性が高い上場株式と、価格の算定が困難な非上場株式が含まれます。当社グループは投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、減損処理を行っております。
上場株式の場合は、時価が取得原価に比べて50%程度以上下落した場合、非上場株式の場合は、著しく実質価額が下落し翌期以降も回復が見込まれない場合に減損処理を行っております。
将来の市況悪化又は投資先の業績不振により評価損等の計上が必要となる可能性があります。
③ 繰延税金資産
繰延税金資産は、翌期以降の収益力に基づく課税所得をベースに慎重にスケジューリングを行い、かつ将来加算一時差異の十分性により回収可能性を判断することにしております。今後の当社グループの業績変動により繰延税金資産を減額する可能性があります。
④ 固定資産の減損
当社グループは、保有している固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額など多くの前提条件に基づき算出しているため、前提条件が変更された場合には損失が発生する可能性があります。
(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
① 当連結会計年度の経営成績の分析
A.売上高、売上総利益及び営業利益
当連結会計年度における当社グループの売上高は、前連結会計年度に比べ2,609百万円減少し、59,886百万円(前期比4.2%減)となりました。売上高が減少した主な要因は、広告プロダクションのCM制作部門で受注が前連結会計年度に及ばず減収となったためであります。
売上総利益は、14,288百万円となり、前連結会計年度に比べ1,387百万円(前期比10.8%増)の増益、営業利益は2,978百万円となり、前連結会計年度に比べ1,336百万円(前期比81.4%増)の増益となりました。
B.営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外損益は、前連結会計年度に比べ287百万円減少し、178百万円の利益となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べ1,049百万円増加し、3,156百万円(前期比49.8%増)となりました。
C.特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別損益は63百万円の利益となりました。その主な要因は、投資有価証券の売却等によるものであります。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ3,101百万円増加し、3,220百万円(前連結会計年度は118百万円の税金等調整前当期純利益)となりました。法人税、住民税及び事業税及び法人税等調整額を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は1,767百万円(前連結会計年度は1,591百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
② 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績は、各事業を取り巻く事業環境、例えば当社の提供するサービスに対する顧客の支出動向、技術的優位性、他社との競合状況等により影響を受けます。また、人件費、為替動向、金利水準、固定資産や投資有価証券の評価損・売却損益等も経営成績に影響を与えます。経営成績に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項は「2 事業等のリスク」に記載いたしました。
③ 課題及び戦略について
当社グループの経営課題については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載いたしました。継続的成長を実現すべく組織体制の整備、人的資源の配置、自社プロパティへの投資等を積極的に実施いたしております。
④ 資本の財源及び資金の流動性
A.キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 [経営成績等の状況の概要](3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
B.資金需要
当社グループの主な資金需要は、CM制作費の支払い、オリジナルコンテンツの製作や購入等の投資並びに人件費をはじめとする販売費及び一般管理費の支払いであります。
これらの資金需要に対応するため、シンジケートローン参加金融機関と極度額20,000百万円の貸出コミットメント契約を2014年9月に締結しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,376百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は27,450百万円となっております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績の状況
当連結会計年度の経営成績は、売上高59,886百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益2,978百万円(前年同期比81.4%増)、経常利益3,156百万円(前年同期比49.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,767百万円(前年同期は1,591百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、組織再編に伴い、一部の報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後の報告セグメント区分に組替えた数値で比較しております。
① 広告プロダクション
広告プロダクションの売上高は、前年同期に比べ6.9%減の26,995百万円となり、営業利益は前年同期に比べ0.7%増の2,732百万円となりました。CM制作部門において受注は減少しましたが、利益率の改善が実現し、前年同期並みの利益を確保しました。
② コンテンツプロダクション
コンテンツプロダクションの売上高は、前年同期に比べ9.7%減の12,668百万円となり、営業利益は前年同期に比べ119.1%増の860百万円となりました。映像制作部門で前年同期に計上された社内の大型案件や映画案件が、当期にはなかったことにより減収となりましたが、音響字幕制作部門の受注が好調なこと、また、デジタルプロダクション部門の事業再構築による利益の改善も寄与し、増益となりました。
③ メディア
メディアの売上高は、前年同期に比べ3.2%減の14,846百万円となり、営業利益は673百万円(前年同期は36百万円の営業利益)となりました。関連チャンネルの再編に伴い売上が減少しました。利益面では、4K関連設備の償却費の負担増等があったものの、関連チャンネルの運営効率化による費用減により、増益となりました。
④ プロパティ
プロパティの売上高は、前年同期に比べ4.8%増の6,179百万円となり、営業損失は160百万円(前年同期は516百万円の営業損失)となりました。『牙狼
⑤ 物販
物販の売上高は、前年同期に比べ0.3%減の6,474百万円となり、営業利益は52百万円(前年同期は30百万円の営業損失)となりました。業務用記録メディアの販売減少により、売上は減少しましたが、各部門での利益率改善等により、増益となりました。
(注)上記セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んだ金額を記載しております。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産の残高は、89,861百万円であり、前連結会計年度末に比べ1,993百万円減少いたしました。この主な要因は、現金及び預金の増加1,125百万円、受取手形及び売掛金の減少1,955百万円、仕掛品の増加975百万円及び投資有価証券の減少2,496百万円等であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債の残高は、20,068百万円であり、前連結会計年度末に比べ1,782百万円減少いたしました。この主な要因は、未払金の減少240百万円、未払消費税等の増加391百万円、前受金の減少729百万円及び繰延税金負債の減少647百万円等であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、69,792百万円であり、前連結会計年度末に比べ210百万円減少いたしました。この主な要因は、利益剰余金の増加1,057百万円、その他有価証券評価差額金の減少1,498百万円及び退職給付に係る調整累計額の増加253百万円等であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,813百万円増加し27,450百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、3,689百万円(前連結会計年度は1,154百万円の増加)となりました。これは、法人税等の支払1,440百万円等による資金の減少があったものの、税金等調整前当期純利益の計上3,220百万円、売上債権の減少1,928百万円等による資金の増加があった結果であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、614百万円(前連結会計年度は2,988百万円の減少)となりました。これは、定期預金の払戻による収入5,858百万円等による資金の増加があったものの、有形固定資産の取得による支出711百万円、無形固定資産の取得による支出404百万円及び定期預金の預入による支出5,222百万円等による資金の減少があった結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、1,248百万円(前連結会計年度は1,694百万円の減少)となりました。これは、配当金の支払719百万円、リース債務の返済による支出298百万円等による資金の減少があった結果であります。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当連結会計年度は一部の報告セグメントに関し組織再編による組替を行っており、前期比較については、前期の数値を変更後の報告セグメント区分に組替えた数値で比較しております。
① 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 広告プロダクション(百万円) | 68 | △48.9 |
| コンテンツプロダクション(百万円) | 90 | 3.5 |
| メディア(百万円) | 3,505 | △22.8 |
| プロパティ(百万円) | 3,686 | 5.0 |
| 物販(百万円) | 4,515 | 0.0 |
| 合計(百万円) | 11,866 | △7.2 |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
② 生産実績
当社グループの制作物の種類及び金額はそれぞれに異なっており、また、制作過程も一様でなく生産実績の表示が困難でありますので記載を省略しております。
③ 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高 | 前年同期比(%) | 受注残高 | 前年同期比(%) |
| 広告プロダクション(百万円) | 25,562 | △13.8 | 4,913 | △21.4 |
| コンテンツプロダクション(百万円) | 11,138 | △3.9 | 3,894 | △7.8 |
| メディア(百万円) | - | - | - | - |
| プロパティ(百万円) | - | - | - | - |
| 物販(百万円) | - | - | - | - |
| 合計(百万円) | 36,700 | △11.0 | 8,808 | △15.9 |
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.コンテンツプロダクションにおける以下の当社部門及び子会社は受注生産を行っておりません。
当社の映像テクノアカデミア及びキミコエ・プロジェクト、株式会社ティーエフシープラスの一部の部門、株式会社東北新社クリエイツ、株式会社オフィスPAC、COSUCO INC.、CENTE SERVICE CORP.及び8981 INC.
3.メディア、プロパティ及び物販は受注生産を行っておりません。
④ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 広告プロダクション(百万円) | 26,678 | △6.3 |
| コンテンツプロダクション(百万円) | 8,819 | △3.2 |
| メディア(百万円) | 14,591 | △2.9 |
| プロパティ(百万円) | 3,976 | △0.2 |
| 物販(百万円) | 5,820 | △1.0 |
| 合計(百万円) | 59,886 | △4.2 |
(注)1.上記はセグメント間取引消去後の金額を記載しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 株式会社電通 | 8,453 | 13.5 | 8,472 | 14.1 |
| 株式会社博報堂 | 8,087 | 12.9 | 7,249 | 12.1 |
3.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
[経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容]
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりでありますが、見積りは過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づいて、現時点において合理的であると判断したものであり、見積りの前提となる条件や事業環境が変化した場合など、見積りと将来の実績が異なることがあります。
重要な会計方針のうち、見積りや仮定等により連結財務諸表に重要な影響を与えると考えている項目は次のとおりであります。
① 収益費用の認識
当社が買付けた映像コンテンツ(映像使用権)のうち、フラット契約のものは第1回目の売上計上時(使用許諾開始日)に100%償却し原価計上しております。その後、2回目以降の販売がなされた場合、原価が計上されないため、売上高がそのまま粗利益となります。
また、MG(Minimum Guarantee)契約の場合には、売上高累計額がMGによる最低保証金額に到達するまでは原価=売上高、即ち、粗利益ゼロで原価計上し、売上高累計額がMG/(1-手数料率)に達した後は、売上高に対応する追加原価を計上しております。
② 投資の減損
当社グループは、長期的な取引関係維持のために、特定の顧客及び放送局等の株式を所有しております。これらの株式には価格変動性が高い上場株式と、価格の算定が困難な非上場株式が含まれます。当社グループは投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、減損処理を行っております。
上場株式の場合は、時価が取得原価に比べて50%程度以上下落した場合、非上場株式の場合は、著しく実質価額が下落し翌期以降も回復が見込まれない場合に減損処理を行っております。
将来の市況悪化又は投資先の業績不振により評価損等の計上が必要となる可能性があります。
③ 繰延税金資産
繰延税金資産は、翌期以降の収益力に基づく課税所得をベースに慎重にスケジューリングを行い、かつ将来加算一時差異の十分性により回収可能性を判断することにしております。今後の当社グループの業績変動により繰延税金資産を減額する可能性があります。
④ 固定資産の減損
当社グループは、保有している固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額など多くの前提条件に基づき算出しているため、前提条件が変更された場合には損失が発生する可能性があります。
(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
① 当連結会計年度の経営成績の分析
A.売上高、売上総利益及び営業利益
当連結会計年度における当社グループの売上高は、前連結会計年度に比べ2,609百万円減少し、59,886百万円(前期比4.2%減)となりました。売上高が減少した主な要因は、広告プロダクションのCM制作部門で受注が前連結会計年度に及ばず減収となったためであります。
売上総利益は、14,288百万円となり、前連結会計年度に比べ1,387百万円(前期比10.8%増)の増益、営業利益は2,978百万円となり、前連結会計年度に比べ1,336百万円(前期比81.4%増)の増益となりました。
B.営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外損益は、前連結会計年度に比べ287百万円減少し、178百万円の利益となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べ1,049百万円増加し、3,156百万円(前期比49.8%増)となりました。
C.特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別損益は63百万円の利益となりました。その主な要因は、投資有価証券の売却等によるものであります。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ3,101百万円増加し、3,220百万円(前連結会計年度は118百万円の税金等調整前当期純利益)となりました。法人税、住民税及び事業税及び法人税等調整額を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は1,767百万円(前連結会計年度は1,591百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
② 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績は、各事業を取り巻く事業環境、例えば当社の提供するサービスに対する顧客の支出動向、技術的優位性、他社との競合状況等により影響を受けます。また、人件費、為替動向、金利水準、固定資産や投資有価証券の評価損・売却損益等も経営成績に影響を与えます。経営成績に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項は「2 事業等のリスク」に記載いたしました。
③ 課題及び戦略について
当社グループの経営課題については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載いたしました。継続的成長を実現すべく組織体制の整備、人的資源の配置、自社プロパティへの投資等を積極的に実施いたしております。
④ 資本の財源及び資金の流動性
A.キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 [経営成績等の状況の概要](3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
B.資金需要
当社グループの主な資金需要は、CM制作費の支払い、オリジナルコンテンツの製作や購入等の投資並びに人件費をはじめとする販売費及び一般管理費の支払いであります。
これらの資金需要に対応するため、シンジケートローン参加金融機関と極度額20,000百万円の貸出コミットメント契約を2014年9月に締結しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,376百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は27,450百万円となっております。