有価証券報告書-第25期(2023/03/01-2024/02/29)

【提出】
2024/05/30 16:46
【資料】
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【項目】
141項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループでは、資金運用について安全性の高い金融資産を対象に行っております。資金については主に増資により資金を調達しております。デリバティブ取引等投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及び当該金融商品に係るリスク並びにリスク管理体制
営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクを伴いますが、取引相手ごとに入金管理及び未収残高管理をすることによって、回収懸念の早期把握を実施し、リスク軽減を図っております。
未収入金は、営業取引以外の取引で取引先に対して発生した債権であり、取引先の信用リスクを伴います。
長期貸付金は、取引先に対して貸し付けているものであり、取引先の信用リスクに晒されております。
差入保証金は、主に建物賃貸時に差し入れているものであり、差入先の信用リスクに晒されております。
長期立替金は、取引先に対して支出しているものであり、取引先の信用リスクに晒されております。
営業債務である買掛金は、資金調達に係る流動性リスクが伴いますが、当社グループでは各社が月次に資金繰り計画を作成する等の方法により管理しております。
未払金は、1年以内の支払期日であります。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社は、債権管理規定に従い、営業債権について、管理部が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社についても、当社の債権管理規定に準じて、同様の管理を行っております。
当期の連結決算日現在における最大信用リスク額は、信用リスクに晒される金融資産の貸借対照表価額により表されています。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
当社は、投資有価証券に関して、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況を把握するように努めております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)
当社は、各部署からの報告に基づき、管理部が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性を一定水準以上に維持することなどにより、流動性リスクを管理しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては、市場価額に基づく価額のほか、市場価額がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度(2023年2月28日)
連結貸借対照表計上額(千円)時価(千円)差額(千円)
(1) 長期貸付金25,000
貸倒引当金(※2)△25,000
---
(2) 差入保証金17,30817,308-
(3) 長期立替金611,405
貸倒引当金(※3)△602,480
8,9258,925-
資産計26,23326,233-

(※1) 当連結会計年度より「現金及び預金」「売掛金」「未収入金」「買掛金」「未払金」「未払法人税等」については、現金であること及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから注記を省略しております。
(※2) 長期貸付金に個別に計上している貸倒引当金を控除しております。
(※3) 差入保証金の連結貸借対照表計上額と連結貸借対照表における差入保証金との差額は、差入保証金の回収が最終的に見込めないと認められる金額(賃借建物の原状回復費用見込額)の未償却残高であります。
(※4) 長期立替金に個別に計上している貸倒引当金を控除しております。
(※5) 市場価格のない株式等の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区分前連結会計年度
(2023年2月28日)
出資金20

当連結会計年度(2024年2月29日)
連結貸借対照表計上額(千円)時価(千円)差額(千円)
(1) 長期貸付金25,000
貸倒引当金(※2)△25,000
---
(2) 差入保証金(※3)25,78425,299△485
(3) 長期立替金657,417
貸倒引当金(※4)△657,417
---
資産計25,78425,299△485

(※1) 「現金及び預金」「売掛金」「未収入金」「買掛金」「未払金」「未払法人税等」については、現金であること及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから注記を省略しております。
(※2) 長期貸付金に個別に計上している貸倒引当金を控除しております。
(※3) 差入保証金の連結貸借対照表計上額と連結貸借対照表における差入保証金との差額は、差入保証金の回収が最終的に見込めないと認められる金額(賃借建物の原状回復費用見込額)の未償却残高であります。
(※4) 長期立替金に個別に計上している貸倒引当金を控除しております。
(※5) 市場価格のない株式等の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区分当連結会計年度
(2024年2月29日)
非上場株式0
出資金20


(注1) 金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2023年2月28日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金236,335---
売掛金45,034---
未収入金112,198---
合計393,568---

長期貸付金、差入保証金、長期立替金については、償還予定額が見込めないため、上表には含めておりません。
当連結会計年度(2024年2月29日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金137,107---
売掛金11,409---
未収入金169---
合計148,686---

長期貸付金、差入保証金、長期立替金については、償還予定額が見込めないため、上表には含めておりません。
3.金融商品の時価の適切な区分ごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により算定した時価
レベル2の時価:レベル1のインプット以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:重要な観察できないインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1)時価をもって連結貸借対照表計上額とする金融資産及び金融負債
該当事項はありません。
(2)時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融資産及び金融負債
前連結会計年度(2023年2月28日)
(単位:千円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
差入保証金-17,308-17,308
長期立替金-8,925-8,925
資産計-26,233-26,233


当連結会計年度(2024年2月29日)
(単位:千円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
長期貸付金----
差入保証金-25,229-25,299
長期立替金----
資産計-25,299-25,299

(注)時価の算定に用いた評価技法及びインプットの説明
長期貸付金及び長期立替金
回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は決算日における貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額をもって時価としているため、レベル2の時価に分類しております。
差入保証金
差入保証金の時価は、その将来キャッシュ・フローを国債利回り等適切な指標で割引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。