有価証券報告書-第52期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における日本経済の概況は、景気は新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」とする)の影響により、依然として厳しい状況にありますが持ち直しの動きが続いており、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動レベルを引き上げていくなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあり、持ち直していくことが期待されますが、感染の動向が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある状況でありました。
経済産業省「特定サービス産業動態統計確報」(サンプル調査)によりますと、結婚式場の2020年(1-12月)売上高は111,596百万円、組数は36,783組と売上高・組数共に前期に比べ減少しております。また、葬儀業の2020年(1-12月)売上高は513,508百万円、件数は437,490件と売上高・件数共に前期に比べ減少しております。
このような環境下におきまして、当社グループは以前よりウイルス・食中毒対策に使用していた高濃度オゾン発生装置や、感染症対策で追加導入したオゾン式空気清浄機を定期的に稼動し空間除菌に努め、サーモグラフィー及び非接触型体温計、フェイスシールドや卓上シールドを各施設に配備、感染症対策のオペレーションを確立し安心・安全を徹底いたしました。その上で周辺売上増強、新商品・新サービスによる収益源の確保に努めるとともに、コスト改善による利益率維持向上に努めてまいりました。
売上高
売上高は8,344百万円(前年同期比14.9%減少)となりました。主な要因は、冠婚事業において婚礼施行組数の減少により191百万円(前年同期比47.2%減少)、葬祭事業において葬祭一件単価の減少により7,045百万円(前年同期比15.6%減少)、介護事業において1,093百万円(前年同期比0.8%増加)となったためであります。
売上原価
売上原価は6,108百万円(前年同期比9.3%減少)となりました。材料費は1,280百万円(前年同期比24.8%減少)となりました。労務費は2,798百万円(前年同期比7.2%減少)となり、経費は減価償却費の増加等により2,029百万円(前年同期比0.7%増加)となりました。
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、1,315百万円(前年同期比0.3%増加)となりました。その主な要因は、給料手当が増加したためであります。
営業利益
以上により、当連結会計年度における営業利益は920百万円(前年同期比47.7%減少)となりました。
営業外損益
営業外収益は182百万円(前年同期比38.7%増加)となりました。
経常利益
以上により、当連結会計年度における経常利益は1,092百万円(前年同期比41.8%減少)となりました。
特別損益
特別損益は、57百万円の利益(前年同期は109百万円の損失)となりました。これは非連結子会社の合併に伴う利益を計上したためであります。
当期純利益
以上により、税金等調整前当期純利益は1,150百万円(前年同期比34.9%減少)となり、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は705百万円(前年同期比39.4%減少)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、各事業の売上高、営業損益はセグメント間の取引による金額を含んでおります。
冠婚事業
当セグメントにおきましては、売上高は191百万円(前年同期比47.2%減少)、営業損失は29百万円(前年同期は34百万円の営業利益)となりました。
葬祭事業
当セグメントにおきましては、葬儀施行件数は増加となりましたが、葬祭一件単価は減少となり、売上高は7,045百万円(前年同期比15.6%減少)、営業利益は1,686百万円(前年同期比30.5%減少)となりました。
互助会事業
当セグメントにおきましては、売上高は173百万円(前年同期比22.2%減少)、営業利益は78百万円(前年同期比30.5%減少)となりました。
介護事業
当セグメントにおきましては、売上高は1,093百万円(前年同期比0.8%増加)、営業利益は43百万円(前年同期比53.8%増加)となりました。
財政状態の状況は以下のとおりであります。
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産は、主に現金及び預金の減少1,361百万円により前連結会計年度末比1,257百万円減少し9,894百万円となりました。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産は、主に建物及び構築物が605百万円及び土地が377百万円増加した一方、供託金が528百万円と関係会社長期貸付金220百万円が減少したことにより前連結会計年度末比310百万円増加し23,284百万円となりました。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債は、主に未払法人税等の減少139百万円、未払消費税等の減少62百万円により前連結会計年度末比113百万円減少し1,227百万円となりました。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債は、主に前払式特定取引前受金の減少313百万円により前連結会計年度末比473百万円減少し12,879百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金350百万円が増加した一方、自己株式の取得713百万円により前連結会計年度末比359百万円減少し19,073百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は1,361百万円減少し9,174百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、獲得した資金は540百万円(前年同期比56.0%減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,150百万円、減価償却費519百万円が計上された一方、前払式特定取引前受金313百万円の減少及び法人税等555百万円の支払いによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は868百万円(前年同期比16.0%減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出1,457百万円、供託金の払戻による収入528百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は1,067百万円(前年同期比149.0%増加)となりました。これは主に自己株式の取得による支出713百万円、配当金の支払い354百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
該当事項はありません。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)
(注) 1.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.互助会事業については、外部顧客に対する売上高のみを記載しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
冠婚事業
当事業では、コロナ禍による自粛傾向により、婚礼の延期やキャンセル及び宴会のキャンセルが増加する状況にありましたが、婚礼外利用である成人式・七五三などの衣裳レンタルや写真撮影といった商品の販売強化を行ってまいりました。
その中で、来館が難しい状況下においても当社施設の特徴や各種オリジナル商品に触れる機会を作るべく、来館さながらに商品や施設を案内する「オンライン相談」を実施、小規模ウェディング専用の商品と窓口となるサイトを設置し、SNSを活用した露出強化を行い新規顧客誘引に努めてまいりました。
各種対策の効果もあり、婚礼予約には回復の兆候が見られるものの、その大半は来期以降の施行となったため、婚礼施行組数は前年同期に比べ減少となりました。
葬祭事業
当事業では、当連結会計年度において中小規模にも対応可能な葬祭施設として2020年10月に「湘和会堂本鵠沼」、2020年12月に「湘和会堂相模原」、建物貸切型の小規模葬祭施設として2020年4月に「湘和会館追分」、2020年12月に「湘和会館木曽」を開業し、順調に施行件数を伸ばしました。
また、ご家族のご安置ニーズに対応するべく故人にゆっくりと寄り添える貸切型の安置室「貴殯室」の新設を2020年9月に「湘和会館長後」、2020年11月に「湘和礼殯館由比ガ浜」において実施いたしました。
さらに、故人を生花で囲んで送る「花園」や思い出の品々で人柄を表現する「追悼壇」、オブジェや装飾と生花を融合させた「追悼生花祭壇」、あらゆる音楽ソースを忠実に再現する「オリジナル大型スピーカー」等、社内製作によるオリジナル商品を通じて、ご家族の方々の想いを形にする提案を行ってまいりました。
その結果、当連結会計年度において当社主要エリアにおける死亡人口増減率は前年同期に比べ上昇する中、シェア率は上昇し、施行件数は増加となりました。さらに前連結会計年度に連結子会社となった「さがみライフサービス株式会社」も施行件数に加わり寄与いたしました。しかしながら、コロナ禍による自粛傾向が続き通夜施行及び会食利用の減少、会葬者数の大幅な減少等の影響により葬祭一件単価は減少となりました。
互助会事業
当事業では、葬祭の会員施行件数は前年を上回ったものの、感染症の影響による葬祭一件単価が減少しました。
介護事業
当事業では、待機者管理によりグループホームの稼働率を改善させたほか、看護師の確保により訪問看護サービスの契約件数が大幅に増加しました。
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成状況は、以下のとおりであります。
当期は連結売上高が当初計画に対し未達となりましたが、連結営業利益は計画を上回り、連結営業利益率は計画を10.5ポイント上回りました。しかしながら当社が目標とする連結営業利益率17.0%は未達成となりました。引き続き葬祭新店舗の開発と既存大型葬祭施設をはじめとした各種施設の改修及び建替えを計画しており、品質の維持向上をしながら計画達成に向け取り組んでまいります。
2021年3月期計画対実績
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは、主に営業活動により獲得したキャッシュ・フロー(キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。)を原資とした投資活動を行っております。
また、市場の変化に対応した投資計画に基づき、今後は大規模施設から小規模施設(邸宅型)へシフトすることにより、投資額を軽減し資金の流動性を高めてまいります。
以上により、得られた資金の一部につきましては、株主に対する利益還元として業績に応じた安定的な配当に充当してまいります。(配当政策については、「第4 提出会社の状況 3配当政策」に記載のとおりであります。)
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積が必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積を行っております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における日本経済の概況は、景気は新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」とする)の影響により、依然として厳しい状況にありますが持ち直しの動きが続いており、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動レベルを引き上げていくなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあり、持ち直していくことが期待されますが、感染の動向が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある状況でありました。
経済産業省「特定サービス産業動態統計確報」(サンプル調査)によりますと、結婚式場の2020年(1-12月)売上高は111,596百万円、組数は36,783組と売上高・組数共に前期に比べ減少しております。また、葬儀業の2020年(1-12月)売上高は513,508百万円、件数は437,490件と売上高・件数共に前期に比べ減少しております。
このような環境下におきまして、当社グループは以前よりウイルス・食中毒対策に使用していた高濃度オゾン発生装置や、感染症対策で追加導入したオゾン式空気清浄機を定期的に稼動し空間除菌に努め、サーモグラフィー及び非接触型体温計、フェイスシールドや卓上シールドを各施設に配備、感染症対策のオペレーションを確立し安心・安全を徹底いたしました。その上で周辺売上増強、新商品・新サービスによる収益源の確保に努めるとともに、コスト改善による利益率維持向上に努めてまいりました。
売上高
売上高は8,344百万円(前年同期比14.9%減少)となりました。主な要因は、冠婚事業において婚礼施行組数の減少により191百万円(前年同期比47.2%減少)、葬祭事業において葬祭一件単価の減少により7,045百万円(前年同期比15.6%減少)、介護事業において1,093百万円(前年同期比0.8%増加)となったためであります。
売上原価
売上原価は6,108百万円(前年同期比9.3%減少)となりました。材料費は1,280百万円(前年同期比24.8%減少)となりました。労務費は2,798百万円(前年同期比7.2%減少)となり、経費は減価償却費の増加等により2,029百万円(前年同期比0.7%増加)となりました。
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、1,315百万円(前年同期比0.3%増加)となりました。その主な要因は、給料手当が増加したためであります。
営業利益
以上により、当連結会計年度における営業利益は920百万円(前年同期比47.7%減少)となりました。
営業外損益
営業外収益は182百万円(前年同期比38.7%増加)となりました。
経常利益
以上により、当連結会計年度における経常利益は1,092百万円(前年同期比41.8%減少)となりました。
特別損益
特別損益は、57百万円の利益(前年同期は109百万円の損失)となりました。これは非連結子会社の合併に伴う利益を計上したためであります。
当期純利益
以上により、税金等調整前当期純利益は1,150百万円(前年同期比34.9%減少)となり、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は705百万円(前年同期比39.4%減少)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、各事業の売上高、営業損益はセグメント間の取引による金額を含んでおります。
冠婚事業
当セグメントにおきましては、売上高は191百万円(前年同期比47.2%減少)、営業損失は29百万円(前年同期は34百万円の営業利益)となりました。
葬祭事業
当セグメントにおきましては、葬儀施行件数は増加となりましたが、葬祭一件単価は減少となり、売上高は7,045百万円(前年同期比15.6%減少)、営業利益は1,686百万円(前年同期比30.5%減少)となりました。
互助会事業
当セグメントにおきましては、売上高は173百万円(前年同期比22.2%減少)、営業利益は78百万円(前年同期比30.5%減少)となりました。
介護事業
当セグメントにおきましては、売上高は1,093百万円(前年同期比0.8%増加)、営業利益は43百万円(前年同期比53.8%増加)となりました。
財政状態の状況は以下のとおりであります。
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産は、主に現金及び預金の減少1,361百万円により前連結会計年度末比1,257百万円減少し9,894百万円となりました。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産は、主に建物及び構築物が605百万円及び土地が377百万円増加した一方、供託金が528百万円と関係会社長期貸付金220百万円が減少したことにより前連結会計年度末比310百万円増加し23,284百万円となりました。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債は、主に未払法人税等の減少139百万円、未払消費税等の減少62百万円により前連結会計年度末比113百万円減少し1,227百万円となりました。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債は、主に前払式特定取引前受金の減少313百万円により前連結会計年度末比473百万円減少し12,879百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金350百万円が増加した一方、自己株式の取得713百万円により前連結会計年度末比359百万円減少し19,073百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は1,361百万円減少し9,174百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、獲得した資金は540百万円(前年同期比56.0%減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,150百万円、減価償却費519百万円が計上された一方、前払式特定取引前受金313百万円の減少及び法人税等555百万円の支払いによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は868百万円(前年同期比16.0%減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出1,457百万円、供託金の払戻による収入528百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は1,067百万円(前年同期比149.0%増加)となりました。これは主に自己株式の取得による支出713百万円、配当金の支払い354百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
該当事項はありません。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 | 前年同期比(%) | |
| (自 2020年4月1日 | |||
| 至 2021年3月31日) | |||
| 冠婚事業 | 湘南事業部 | 108,482 | △44.9 |
| 西事業部 | 77,548 | △49.7 | |
| その他 | 5,806 | △52.3 | |
| 小計 | 191,837 | △47.2 | |
| 葬祭事業 | 西東京事業部 | 515,851 | △20.5 |
| 東事業部 | 1,525,091 | △22.7 | |
| 湘南事業部 | 1,190,789 | △15.6 | |
| 中央事業部 | 1,603,600 | △20.6 | |
| 西事業部 | 1,287,591 | △17.6 | |
| 県央事業部 | 274,299 | 1.3 | |
| さがみライフサービス㈱ | 194,538 | 212.4 | |
| その他 | 453,884 | △2.5 | |
| 小計 | 7,045,646 | △15.6 | |
| 互助会事業(注2) | 手数料収入 | ― | ― |
| 介護事業 | 介護事業 | 1,093,580 | 0.8 |
| その他の事業 | その他 | 13,087 | 230.6 |
| 合計 | 8,344,151 | △14.9 | |
(注) 1.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.互助会事業については、外部顧客に対する売上高のみを記載しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
冠婚事業
当事業では、コロナ禍による自粛傾向により、婚礼の延期やキャンセル及び宴会のキャンセルが増加する状況にありましたが、婚礼外利用である成人式・七五三などの衣裳レンタルや写真撮影といった商品の販売強化を行ってまいりました。
その中で、来館が難しい状況下においても当社施設の特徴や各種オリジナル商品に触れる機会を作るべく、来館さながらに商品や施設を案内する「オンライン相談」を実施、小規模ウェディング専用の商品と窓口となるサイトを設置し、SNSを活用した露出強化を行い新規顧客誘引に努めてまいりました。
各種対策の効果もあり、婚礼予約には回復の兆候が見られるものの、その大半は来期以降の施行となったため、婚礼施行組数は前年同期に比べ減少となりました。
葬祭事業
当事業では、当連結会計年度において中小規模にも対応可能な葬祭施設として2020年10月に「湘和会堂本鵠沼」、2020年12月に「湘和会堂相模原」、建物貸切型の小規模葬祭施設として2020年4月に「湘和会館追分」、2020年12月に「湘和会館木曽」を開業し、順調に施行件数を伸ばしました。
また、ご家族のご安置ニーズに対応するべく故人にゆっくりと寄り添える貸切型の安置室「貴殯室」の新設を2020年9月に「湘和会館長後」、2020年11月に「湘和礼殯館由比ガ浜」において実施いたしました。
さらに、故人を生花で囲んで送る「花園」や思い出の品々で人柄を表現する「追悼壇」、オブジェや装飾と生花を融合させた「追悼生花祭壇」、あらゆる音楽ソースを忠実に再現する「オリジナル大型スピーカー」等、社内製作によるオリジナル商品を通じて、ご家族の方々の想いを形にする提案を行ってまいりました。
その結果、当連結会計年度において当社主要エリアにおける死亡人口増減率は前年同期に比べ上昇する中、シェア率は上昇し、施行件数は増加となりました。さらに前連結会計年度に連結子会社となった「さがみライフサービス株式会社」も施行件数に加わり寄与いたしました。しかしながら、コロナ禍による自粛傾向が続き通夜施行及び会食利用の減少、会葬者数の大幅な減少等の影響により葬祭一件単価は減少となりました。
互助会事業
当事業では、葬祭の会員施行件数は前年を上回ったものの、感染症の影響による葬祭一件単価が減少しました。
介護事業
当事業では、待機者管理によりグループホームの稼働率を改善させたほか、看護師の確保により訪問看護サービスの契約件数が大幅に増加しました。
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成状況は、以下のとおりであります。
当期は連結売上高が当初計画に対し未達となりましたが、連結営業利益は計画を上回り、連結営業利益率は計画を10.5ポイント上回りました。しかしながら当社が目標とする連結営業利益率17.0%は未達成となりました。引き続き葬祭新店舗の開発と既存大型葬祭施設をはじめとした各種施設の改修及び建替えを計画しており、品質の維持向上をしながら計画達成に向け取り組んでまいります。
2021年3月期計画対実績
| 指標 | 2021年3月期 | 2021年3月期 | 計画比 | |
| (実績) | (計画) | |||
| 連結売上高 | 8,344百万円 | 8,523百万円 | 179百万円減 | 2.1%減 |
| 連結営業利益 | 920百万円 | 832百万円 | 87百万円増 | 10.5%増 |
| 連結営業利益率 | 11.0% | 9.8% | 1.1ポイント増 | |
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは、主に営業活動により獲得したキャッシュ・フロー(キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。)を原資とした投資活動を行っております。
また、市場の変化に対応した投資計画に基づき、今後は大規模施設から小規模施設(邸宅型)へシフトすることにより、投資額を軽減し資金の流動性を高めてまいります。
以上により、得られた資金の一部につきましては、株主に対する利益還元として業績に応じた安定的な配当に充当してまいります。(配当政策については、「第4 提出会社の状況 3配当政策」に記載のとおりであります。)
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積が必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積を行っております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。