有価証券報告書-第21期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/03/30 14:21
【資料】
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【項目】
121項目

研究開発活動

当社グループの研究開発活動は、当社グループの事業の中心であるオープンシステム基盤事業とアプリケーション事業において、各種の製品開発に取り組んでおり、当連結会計年度における研究開発費の総額は588,293千円となっております。
(1) オープンシステム基盤事業
Linuxを基本とした企業情報システムの利用拡大に向けて、OSS等の機能、性能、拡張性等の向上を目指した研究開発を行っております。具体的には、以下のとおりであります。
① 機械学習技術を用いた仮想環境分析・運用ツール「SIOS iQ」の機能強化
・高次の原因分析(Meta Analysis)機能の追加
・ストレージレベルのパフォーマンス問題の予測機能の追加
・パフォーマンス改善等
② 「LifeKeeper」等の新規機能の開発。開発した機能概要は以下のとおりです。
・SIOS Protection Suite Linux v9 EEの開発
- インメモリーデータベース「SAP HANA 1.0」用コンポーネントの開発
・LifeKeeper v9.2 アップデートバージョンの開発
- AWS Direct Connect対応機能の開発
- Hyper Converged Infrastructure対応ソリューションの開発
- インメモリーデータベース「SAP HANA 2.0」用コンポーネントの開発
・その他新規機能開発
③ AWS用のSaaS「SIOS Coati」の新規開発。
・AWS EC2上のシステム障害の検知と自動復旧機能の開発
・管理者への通知と障害レポート機能の開発
なお、当連結会計年度のオープンシステム基盤事業の研究開発費は、404,131千円であります。
(2) アプリケーション事業
当社開発製品を様々な業種・業態への適応や、市場ニーズに柔軟に対応させるための機能開発に取り組んでおります。具体的には以下のとおりであります。
① 複合機のファクス受信機能を簡単、便利に活用するソフトウエア「Easyファクス」の新規開発。開発した機能概要は以下のとおりです。
・「Easyファクス」の新規開発
- 容易な振り分け機能の開発
- Offcie365連携機能の開発
- どこでもキャビネット連携の開発
② 複合機の操作情報を画像と共にログとして記録するソフトウェア「Log キャプチャNX」を機能強化する「枚数集計オプション」の開発
③ クラウドサービス「Gluegentシリーズ」の機能強化。強化した機能概要は以下のとおりです。
・「Gluegent Gate」の基盤更新、ポータル機能、Adobe Creative Cloud連携機能、Evernote対応等
・「Gluegent Flow」の複数添付ファイルの一括ダウンロード機能、テナント間連携の開発、独立版の開発等
・その他、「Gluegentシリーズ」のAPI改廃対応、各種機能強化
④ 「金融勘定の金利リスク(IRRBB)」対応機能のALMパッケージ・Vivaldiの開発等
なお、当連結会計年度のアプリケーション事業の研究開発費は、184,162千円であります。