有価証券報告書-第22期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/03/29 13:31
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【項目】
115項目

研究開発活動

当社グループの研究開発活動は、当社グループの事業の中心であるオープンシステム基盤事業とアプリケーション事業において、各種の製品開発に取り組んでおり、当連結会計年度における研究開発費の総額は551,101千円となっております。
(1) オープンシステム基盤事業
Linuxを基本とした企業情報システムの利用拡大に向けて、OSS等の機能、性能、拡張性等の向上を目指した研究開発を行っております。具体的には、以下のとおりであります。
①「LifeKeeper」等の新規機能の開発。開発した機能概要は以下のとおりです。
・SIOS Protection Suite Linux v9 EEの開発
- インメモリーデータベース「SAP HANA 1.0」用コンポーネントの開発
・LifeKeeper v9.2 アップデートバージョンの開発
- AWS Direct Connect対応機能の開発
- Hyper Converged Infrastructure対応ソリューションの開発
- インメモリーデータベース「SAP HANA 2.0」用コンポーネントの開発
・その他新規機能開発
②AWS向け運用自動化支援クラウド型サービス「SIOS Coati」のリニューアル開発。
・AWSのサーバーレスアーキテクチャを活用したアーキテクチャの刷新
・アカウント自動発行/フリーミアムモデル対応/英語版のリリース
・クレジッドカード決済の日本/米国対応
・簡単な設定が可能になるGUIの開発
・インスタンスごとの監視設定機能の開発
- インスタンスごとにサービス再起動、インスタンス再起動、監視のみモードの指定が可能
なお、当連結会計年度のオープンシステム基盤事業の研究開発費は、310,115千円であります。
(2) アプリケーション事業
当社開発製品を様々な業種・業態への適応や、市場ニーズに柔軟に対応させるための機能開発に取り組んでおります。具体的には以下のとおりであります。
①複合機の新アーキテクチャに対応するため、「Quickスキャン」「Speedoc」「Logキャプチャ」を完全Androidアプリケーションとして開発。
②複合機の機能を簡単、便利に活用するソフトウエア「Quickスキャン」「Speedoc」に、Windows PCとの連携を強化する「Liteスキャン」機能を追加。
③クラウドサービス「Gluegentシリーズ」の機能強化。強化した機能概要は以下のとおりです。
・「Gluegent Gate」のGSyncの機能拡張
・「Gluegent Apps 共有アドレス帳」の電話発信対応
・「Gluegent Flow」の独立版対応、テンプレート増強
・「Gluegentシリーズ」全般のAPI改廃対応、実行ランタイムバージョンアップ、各種機能強化
④金融機関向けALMパッケージ・Vivaldi2(メジャーバージョンアップ版)の開発。
・Vivaldi2のAWS対応
なお、当連結会計年度のアプリケーション事業の研究開発費は、240,986千円であります。