有価証券報告書-第26期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)【人材戦略に関する基本方針等】
① 連結ベースの企業戦略と関連付けた人材戦略
当社グループは、「テクノロジーを創造的に活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」を事業目的として掲げています 。また、この実現に向けた壮大な長期ビジョンを、建築が100年続くスペイン・バルセロナのサグラダファミリアになぞらえています。
当社グループが取り組む「医療版サグラダファミリアの建築」は始まったばかりであり、このプロセスを当社グループは「トリプル成長エンジン」と呼称し、大きく3つのエンジンに分けて以下の通り定義しています。

これら3つの成長エンジンにより、医療産業における多様な課題を解決し、ユーザー・ステークホルダーの皆様に価値を感じていただけるユニークなサービス・プロダクトを提供し続けるとともに、継続的な競争力の維持・差別化を図ります。
医療業界がかかえる複雑かつ様々な課題を解決するには、事業開発を牽引できるアントレプレナーシップに富む人材や、最先端のテクノロジーを常にキャッチアップしつつそれを駆使して事業をドライブさせるエンジニアなど、多様な分野において高い専門性と自律性を備えたプロフェッショナルで優秀な人材の確保は不可欠であり、当社グループの経営戦略と人材戦略は密接に関係しています。
これらを踏まえ、多様な価値観を尊重し、人材が活躍できる働きがいのある職場環境の実現を目指し、以下の人材戦略に取り組みます。
・目標を共有し、各々の立場から貢献する働きがいのある職場環境の醸成
社員一人ひとりが「健康で楽しく長生きする人を増やす」という事業目的を共有し、自律的に貢献できる環境づくりを推進するとともに、各々の専門性を最大限に発揮し、医療課題の解決に寄与する意欲を高めています。
・社員一人ひとりの強みや個性、Willを尊重した能力開発機会の提供
画一的な研修に依存せず、社員の「挑戦したい意欲(Will)」を起点とした、実践的な能力開発を重視しています。会社は、個々人が最もパフォーマンスを発揮できる環境整備に注力し、自律的なキャリア形成を支援する仕組みを整えます。例えばエムスリー株式会社においては、部署の垣根を越えたプロジェクトへの参画や、社内公募制度の推進、成果を出した人材に対するダイナミックな役割変更など、個人の成長が新規事業の創出や医療課題の解決に直結する仕組みづくりを行っています。
・国籍、性別、年齢等に捉われない多様な人材が活躍できる場の確保
多様な人材が、共通の事業目的に向かって各々の立場から貢献できる職場環境を整備し、社員が働きがいを感じながら前向きに仕事に取り組める、健全な職場づくりに努めます 。
② 従業員給与の決定方針
当社における給与決定は、上記の経営戦略を踏まえ、「多様な分野において、高い専門性と自律性を備えたプロフェッショナルで優秀な人材の確保」を最も重要視しています。結果、画一的なルールや年次、等級に縛られることなく、「個人のパフォーマンス」と「労働市場における価値」に即した絶対評価による最適化を行うことを基本方針として採用しています。
a.個別の報酬設計とプロフェッショナル評価
当社では、原則的に全社一律の等級に基づく算定式を用いた給与決定は行わず、個々の社員のプロフェッショナル性を重視し、それに最適化した報酬設計を行っています。各部門の責任者が、担当する全社員一人ひとりの専門領域、スキル、マインドセットに加え、専門性に照らしたプロフェッショナルスタンダードに応じて高度な目標を設定し、その達成度を「絶対評価」で様々な角度から細かく確認することで、固定的な枠組みに捉われない、個人の貢献度とダイレクトに連動する報酬決定を実現しています。
b.絶対評価と役割期待の更新
評価においては、社員間の相対比較ではなく、個々の社員の能力と役割に対して設定された高い期待値への到達度を測る「絶対評価」を重視しています 。
・貢献度に基づく報酬の最適化
高いパフォーマンスを発揮し、設定された目標を上回る貢献を示した社員に対しては、その成果を報酬に反映します。個人の能力拡張と労働市場での価値向上を会社が適正に評価し、その高い貢献に報いるプロセスです。
・期待値の連動とプロフェッショナルとしての成長
報酬の改定は、次年度に向けた役割期待(Expectation)の引き上げとセットで行われます。より高度な課題解決を担うことで、個人の専門性が磨かれ、結果として社員の労働市場における価値が継続的に高まり、プロフェッショナルとして成長していく好循環を意図しています。
c.市場感応度と外部変化への対応
中途採用も含め、採用活動が活発な当社では、これらの活動を通じて、労働市場のダイナミックな変化をとらえ最適化する仕組みを構築しています 。物価変動や外部環境の変化に形式的に合わせるのではなく、市場競争力のある報酬水準の認識を採用活動を通じ常にアップデートしつつ、個々の社員の報酬設計・評価についても市場に照らして決定することを重視しています。
d.成果連動型インセンティブと中長期的な動機付け
・事業成長を加速させる報酬体系
成果がダイレクトに事業成長に結びつく部門を中心に、個人のパフォーマンスを報酬に直結させる独自のインセンティブ制度を運用しています。これにより、年次を問わず卓越した成果を出した人材が適正に報われる環境を整え、組織全体の競争力を高めています。
・「全員経営者」意識の浸透(ストック・オプションの活用)
業績貢献度の高い社員に対し、ストック・オプション(SO)を積極的に付与しています。これは、個人の成功と会社の成功を一致させ、中長期的な成長に寄与する挑戦を促すとともに、高いオーナーシップを持ったプロフェッショナル集団としての結束を強める役割を果たしています。
当社は、これらの人的資本への支出をコストではなく『企業価値最大化のための最も重要な投資』と位置づけています。各個人の専門性・スキルのブラッシュアップによる労働市場での評価向上と、当社グループの中長期的な事業拡大・成長戦略を同期させることで、持続的な企業価値の向上を実現してまいります。
① 連結ベースの企業戦略と関連付けた人材戦略
当社グループは、「テクノロジーを創造的に活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」を事業目的として掲げています 。また、この実現に向けた壮大な長期ビジョンを、建築が100年続くスペイン・バルセロナのサグラダファミリアになぞらえています。
当社グループが取り組む「医療版サグラダファミリアの建築」は始まったばかりであり、このプロセスを当社グループは「トリプル成長エンジン」と呼称し、大きく3つのエンジンに分けて以下の通り定義しています。

これら3つの成長エンジンにより、医療産業における多様な課題を解決し、ユーザー・ステークホルダーの皆様に価値を感じていただけるユニークなサービス・プロダクトを提供し続けるとともに、継続的な競争力の維持・差別化を図ります。
医療業界がかかえる複雑かつ様々な課題を解決するには、事業開発を牽引できるアントレプレナーシップに富む人材や、最先端のテクノロジーを常にキャッチアップしつつそれを駆使して事業をドライブさせるエンジニアなど、多様な分野において高い専門性と自律性を備えたプロフェッショナルで優秀な人材の確保は不可欠であり、当社グループの経営戦略と人材戦略は密接に関係しています。
これらを踏まえ、多様な価値観を尊重し、人材が活躍できる働きがいのある職場環境の実現を目指し、以下の人材戦略に取り組みます。
・目標を共有し、各々の立場から貢献する働きがいのある職場環境の醸成
社員一人ひとりが「健康で楽しく長生きする人を増やす」という事業目的を共有し、自律的に貢献できる環境づくりを推進するとともに、各々の専門性を最大限に発揮し、医療課題の解決に寄与する意欲を高めています。
・社員一人ひとりの強みや個性、Willを尊重した能力開発機会の提供
画一的な研修に依存せず、社員の「挑戦したい意欲(Will)」を起点とした、実践的な能力開発を重視しています。会社は、個々人が最もパフォーマンスを発揮できる環境整備に注力し、自律的なキャリア形成を支援する仕組みを整えます。例えばエムスリー株式会社においては、部署の垣根を越えたプロジェクトへの参画や、社内公募制度の推進、成果を出した人材に対するダイナミックな役割変更など、個人の成長が新規事業の創出や医療課題の解決に直結する仕組みづくりを行っています。
・国籍、性別、年齢等に捉われない多様な人材が活躍できる場の確保
多様な人材が、共通の事業目的に向かって各々の立場から貢献できる職場環境を整備し、社員が働きがいを感じながら前向きに仕事に取り組める、健全な職場づくりに努めます 。
② 従業員給与の決定方針
当社における給与決定は、上記の経営戦略を踏まえ、「多様な分野において、高い専門性と自律性を備えたプロフェッショナルで優秀な人材の確保」を最も重要視しています。結果、画一的なルールや年次、等級に縛られることなく、「個人のパフォーマンス」と「労働市場における価値」に即した絶対評価による最適化を行うことを基本方針として採用しています。
a.個別の報酬設計とプロフェッショナル評価
当社では、原則的に全社一律の等級に基づく算定式を用いた給与決定は行わず、個々の社員のプロフェッショナル性を重視し、それに最適化した報酬設計を行っています。各部門の責任者が、担当する全社員一人ひとりの専門領域、スキル、マインドセットに加え、専門性に照らしたプロフェッショナルスタンダードに応じて高度な目標を設定し、その達成度を「絶対評価」で様々な角度から細かく確認することで、固定的な枠組みに捉われない、個人の貢献度とダイレクトに連動する報酬決定を実現しています。
b.絶対評価と役割期待の更新
評価においては、社員間の相対比較ではなく、個々の社員の能力と役割に対して設定された高い期待値への到達度を測る「絶対評価」を重視しています 。
・貢献度に基づく報酬の最適化
高いパフォーマンスを発揮し、設定された目標を上回る貢献を示した社員に対しては、その成果を報酬に反映します。個人の能力拡張と労働市場での価値向上を会社が適正に評価し、その高い貢献に報いるプロセスです。
・期待値の連動とプロフェッショナルとしての成長
報酬の改定は、次年度に向けた役割期待(Expectation)の引き上げとセットで行われます。より高度な課題解決を担うことで、個人の専門性が磨かれ、結果として社員の労働市場における価値が継続的に高まり、プロフェッショナルとして成長していく好循環を意図しています。
c.市場感応度と外部変化への対応
中途採用も含め、採用活動が活発な当社では、これらの活動を通じて、労働市場のダイナミックな変化をとらえ最適化する仕組みを構築しています 。物価変動や外部環境の変化に形式的に合わせるのではなく、市場競争力のある報酬水準の認識を採用活動を通じ常にアップデートしつつ、個々の社員の報酬設計・評価についても市場に照らして決定することを重視しています。
d.成果連動型インセンティブと中長期的な動機付け
・事業成長を加速させる報酬体系
成果がダイレクトに事業成長に結びつく部門を中心に、個人のパフォーマンスを報酬に直結させる独自のインセンティブ制度を運用しています。これにより、年次を問わず卓越した成果を出した人材が適正に報われる環境を整え、組織全体の競争力を高めています。
・「全員経営者」意識の浸透(ストック・オプションの活用)
業績貢献度の高い社員に対し、ストック・オプション(SO)を積極的に付与しています。これは、個人の成功と会社の成功を一致させ、中長期的な成長に寄与する挑戦を促すとともに、高いオーナーシップを持ったプロフェッショナル集団としての結束を強める役割を果たしています。
当社は、これらの人的資本への支出をコストではなく『企業価値最大化のための最も重要な投資』と位置づけています。各個人の専門性・スキルのブラッシュアップによる労働市場での評価向上と、当社グループの中長期的な事業拡大・成長戦略を同期させることで、持続的な企業価値の向上を実現してまいります。