四半期報告書-第39期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 10:08
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31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や個人消費に一服感があるものの、雇用・所得情勢は堅調に推移しており、緩やかな回復基調を維持しております。
こうした経済状況の下、当社グループのうち、ヘルスケア等ソフトウェア事業が属する介護・医療分野に関するソフトウェア業界の事業環境は、団塊の世代が全て 75歳以上の高齢者となる 2025年に向けて、医療、介護の役割分担と切れ目のない連携が求められており、その基盤整備のためのICTの利活用が推進されております。
受託開発等ソフトウェア事業における事業環境は、市場規模に大きな変化はないものの、ITの投資動向が従来の効率化のためのシステム導入から事業拡大や新規事業に対する戦略的IT投資へと徐々に変化してきております。
こうした事業環境の中、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高につきましては、ヘルスケア等ソフトウェア事業において、主力商品である「ほのぼのNEXT」の更新需要と他社製品からの切り替え需要が増加したこと等から、前年同期を上回りました。受託開発等ソフトウェア事業につきましては、金融分野において、効率化を中心としたIT投資が一巡したこと等もあり、前年同期を下回りました。
利益面につきましては、受託開発等ソフトウェア事業の売上が減少しましたが、上述のとおり、ヘルスケア等ソフトウェア事業の売上が増加したこと等から、前年同期を上回りました。
以上のことから、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は10,487,130千円(前年同期比 4.8%増)、連結営業利益は 783,662千円(前年同期比 58.1%増)、連結経常利益は 789,730千円(前年同期比 57.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 491,929千円(前年同期比 73.9%増)となりました。
なお、セグメント別業績の概要は次の通りです。
①ヘルスケア等ソフトウェア事業
ヘルスケア等ソフトウェア事業につきましては、前述のとおり、主力商品である「ほのぼのNEXT」の更新需要と他社製品からの切り替え需要が増加したことから、当第3四半期連結累計期間の売上高は 5,106,247千円(前年同期比 6.9%増)となりました。
②受託開発等ソフトウェア事業
受託開発等ソフトウェア事業につきましては、金融分野における需要停滞もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は 3,867,967千円(前年同期比 2.4%減)となりました。
③ヘルスケアサービス事業
ヘルスケアサービス事業につきましては、医科巡回診療サポートや人材派遣事業の売上増加により、当第3四半期連結累計期間の売上高は882,361千円(前年同期比49.9%増)となりました。
④ASP事業
ASP事業につきましては、新規契約の伸び悩みにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は 630,553千円(前年同期比 6.7%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結累計期間末における総資産につきましては、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)に比べ、493,279千円減少し、 17,406,738千円となりました。
前述を踏まえた資産、負債及び純資産の詳細につきましては、次のとおりであります。
資産につきましては、流動資産は 597,378千円減少し、固定資産は 104,099千円の増加となりました。流動資産の主な減少要因は、売掛金の減少によるものです。固定資産の主な増加要因はソフトウェア等無形固定資産の増加によるものです。
負債につきましては、8,191,386千円となり、前期末比 722,350千円の減少となりました。流動負債は 775,175千円減少し、固定負債は 52,825千円の増加となりました。流動負債の主な減少要因は、未払法人税の減少によるものです。固定負債の主な増加要因は、受注増加に伴う長期前受収益の増加によるものです。
純資産につきましては 9,215,351千円となり前期末比 229,070千円の増加となりました。主な要因は利益剰余金の増加によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は390,627千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。