訂正有価証券報告書-第17期(平成28年5月1日-平成29年4月30日)

【提出】
2022/07/22 10:38
【資料】
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【項目】
123項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しています。その作成は、経営者による会計方針の選択及び適用並びに資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績等を勘案して合理的な見積りを行っていますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、重点事業であるモバイル事業及びアドテクノロジー事業の継続的成長に加え、マンションインターネットの純増により、前連結会計年度比24.1%増の35,222,475千円となりました。
当連結会計年度の営業利益は、株式会社フルスピードにおいて、4.7億円の回収不能債権が発生したこと等により、前連結会計年度比30.6%減の1,321,334千円となりました。
当連結会計年度の経常利益は、営業利益が減少したこと等により、前連結会計年度比38.9%減の807,565千円となりました。
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損益は、経常利益の減少に加え、法人税等調整額の増加等もあり、150,359千円の損失(前連結会計年度は553,008千円の利益)となりました。
なお、当社グループの当連結会計年度の経営成績の詳細につきましては、「1.業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
(3)財政状態の分析
① 資産の部
当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度末比3,665,650千円増加の25,597,268千円となりました。
これは主に、商品及び製品が512,297千円減少したものの、現金及び預金が2,338,145千円、のれんが1,078,252千円及びソフトウエアが721,372千円増加したことによるものです。
② 負債の部
当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度末比3,579,189千円増加の14,346,009千円となりました。
これは主に、支払手形及び買掛金が232,753千円、未払金が618,786千円及び社債が2,611,000千円増加したことによるものです。
③ 純資産の部
当連結会計年度の純資産合計は、非支配株主持分が増加したこと等により、前連結会計年度末比86,460千円増加の11,251,258千円となり、この結果、自己資本比率は37.7%となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「1.業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に示したとおりであります。
② 財務政策
当連結会計年度末の有利子負債は、6,499,538千円となりました。
有利子負債の内訳は、金融機関からの短期借入金911,500千円及び長期借入金1,950,419千円(1年以内返済予定の長期借入金を含む)、社債2,611,000千円、リース債務1,026,619千円となっております。
有利子負債については、当社及び連結子会社の事業活動により獲得するキャッシュ・フローにより返済を行う考えであります。