訂正有価証券報告書-第14期(平成25年5月1日-平成26年4月30日)

【提出】
2014/08/05 15:42
【資料】
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【項目】
121項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しています。その作成は、経営者による会計方針の選択及び適用並びに資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績等を勘案して合理的な見積りを行っていますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、重点事業であるモバイルの成長やグループシナジーを活かしたアドテクノロジーサービスの拡大があったこと等により、前連結会計年度比0.03%増の20,665,366千円となりました。
当連結会計年度の営業利益は、株式会社NTTドコモとのL2接続をはじめとしたモバイル領域における通信インフラの整備が進んだことや、アドテクノロジー領域の新サービスが軌道に乗り始めたこと等から、前連結会計年度比41.1%増の1,320,797千円となりました。
当連結会計年度の経常利益は、営業利益の増加に加え、持分法による投資損失及び貸倒引当金繰入額が減少したこと等により、前連結会計年度比153.8%増の1,219,963千円となりました。
当連結会計年度の当期純損益は、連結子会社の株式会社ベッコアメ・インターネットにおける不明瞭な取引及び会計処理について、過年度の決算修正、再発防止策の作成等を行ったことによる過年度決算訂正関連費用が169,660千円発生したものの、営業利益・経常利益の増加により、235,783千円の当期純利益(前連結会計年度は185,530千円の当期純損失)となりました。
なお、当社グループの当連結会計年度の経営成績の詳細につきましては、「1.業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
(3)財政状態の分析
① 資産の部
当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度末比1,137,183円減少の16,732,635千円となりました。
これは主に、受取手形及び売掛金が212,306千円、繰延税金資産が271,344千円及びのれんが770,451千円減少
したことによるものです。
② 負債の部
当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度末比1,381,318千円減少の10,245,964千円となりました。
これは主に、未払金が248,087千円増加したものの、短期借入金が287,500千円、1年以内返済予定の長期借入
金及び長期借入金が662,067千円及び債務保証損失引当金が582,000千円減少したことによるものです。
③ 純資産の部
当連結会計年度の純資産合計は、少数株主持分や当期純利益による利益剰余金の増加により、前連結会計年度
末比244,135千円増加の6,486,671千円となり、この結果、自己資本比率は36.1%となりました。
(4)資本の財源及び流動性についての分析
① キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「1.業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に示したとおりであります。
② 財務政策
当連結会計年度末の有利子負債は、6,080,294千円となりました。
有利子負債の内訳は、金融機関からの短期借入金1,382,500千円及び長期借入金3,688,700千円(1年以内返済予定の長期借入金を含む)、1年以内償還予定の社債200,000千円、リース債務809,093千円となっております。
長期借入金については、主に連結子会社である株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(以下、「DTI」)及び株式会社フルスピード(以下、「フルスピード」)の株式取得によるものであります。長期借入金は、DTI、フルスピード及び株式会社ギガプライズの事業活動により獲得するキャッシュ・フローにより返済を行い、その他有利子負債については、主に当社の事業活動により獲得するキャッシュ・フローにより返済を行う考えであります。