有価証券報告書-第17期(2024/01/01-2024/12/31)
5.事業セグメント
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っており、事業活動は、当社傘下の子会社及び関連会社が展開しております。
当社グループは、事業の核をヘルスケアに置いて、国内・海外で医療関連、ニュートラシューティカルズ関連、消費者関連及びその他の事業活動を展開しており、「医療関連事業」、「ニュートラシューティカルズ関連事業」、「消費者関連事業」及び「その他の事業」の4つを報告セグメントとしております。
「医療関連事業」は、治療薬及び輸液等を生産及び販売しております。「ニュートラシューティカルズ関連事業」は、機能性飲料等、医薬部外品及び栄養補助食品等を生産及び販売しております。「消費者関連事業」は、ミネラルウォーター、嗜好性飲料及び食品等を生産及び販売しております。「その他の事業」は、商品の保管、保管場所の提供、化学薬品及び液晶評価機器・分光分析機器他を生産及び販売しております。
(2) 報告セグメントの変更等に関する事項
2024年12月期からの5年間を対象とする第4次中期経営計画の開始にあたる当連結会計年度より、各セグメントの収益、費用及び利益の状況を、より一層明確にするため、従来、「その他の事業」としてきた一部の事業について、以下の変更を行っております。
当該変更は、第4次中期経営計画の策定を契機に、第3次中期経営計画のもとで推進してきたグループ会社間のシナジー効果増加・協業深化に伴いセグメント間取引が増加してきたことから、従来、「その他の事業」としてきた一部の事業について、他のセグメントに直接関連する活動となっている実態をより適切に反映するため、セグメント区分の見直しを行い、収益及び費用を適切に各セグメントに帰属させることを目的にしたものです。
・ 大塚倉庫㈱のグループ会社向け倉庫・運送事業を分離し、各セグメントへ含める方法へ変更
・ 大塚化学㈱他3社の医薬品原末及び中間体を扱うファインケミカル事業を分離し、医療セグメントへ含める方法へ変更
・ 大塚テクノ㈱他2社及び大塚包装工業㈱のグループ会社向け医療用容器・包装の損益を分離し、医療セグメントへ含める方法へ変更
なお、(3) 報告セグメントの売上収益及び業績の前連結会計年度については、変更後の報告セグメントの内容に組替えた数値を記載しております。
(3) 報告セグメントの売上収益及び業績
当社グループの報告セグメントごとの売上収益及び業績は、以下のとおりであります。
報告セグメントの利益は、営業利益に基づく数値であります。
セグメント間の内部売上収益及び振替高は市場実勢価格に基づいて算定した合理的な内部振替価格によっております。
前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(注)1.調整額の内容は、以下のとおりであります。
① セグメント利益
セグメント利益の調整額の内容は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
※ 全社費用は、主に当社及び一部の子会社の本社等の間接部門に係る費用であります。
② その他の項目
減価償却費及び償却費、減損損失
減価償却費及び償却費、減損損失の調整額の内容は、当社及び一部の子会社の本社等の全社資産としての有形固定資産及び無形資産に係るものであります。
③ 資本的支出
資本的支出の調整額の内容は、当社及び一部の子会社の本社・研究所等の全社資産に係る設備投資額であります。
2.資本的支出は、有形固定資産、のれん及び無形資産の増加額であります。
(4) 製品及びサービスに関する情報
主要な製品及びサービスごとの外部顧客への売上収益は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
当連結会計年度において、新たなカテゴリーとして「気候及び環境リスク」「女性の健康」「ヘルシアーライフ」を定義し、各製品を再分類する区分変更を行いました。この表示方法の変更は、2024年度から開始した第4次中期経営計画において、「地球環境」「女性の健康」「少子高齢社会」という3つの社会課題に注力し、新たなカテゴリーを導入したことによるものです。なお、前連結会計年度については、変更後の内容に組替えた数値を記載しております。
(注)1.気候及び環境リスクは、ポカリスエット、OS-1、デイヤ、ニュートリション エ サンテ社ブランドに係るものであります。
2.女性の健康は、エクエル、ボナファイド、ユコラ、インナーシグナル、サクラエに係るものであります。
3.ヘルシアーライフは、ネイチャーメイド、メガフード、カロリーメイトに係るものであります。
(5) 地域別に関する情報
外部顧客への売上収益
(単位:百万円)
(注)1.売上収益は顧客の所在地によっております。
2.北米のうち、米国における前連結会計年度及び当連結会計年度の売上収益は、それぞれ851,355百万円及び1,068,709百万円であります。
非流動資産
(単位:百万円)
(注)1.非流動資産は、資産の所在地によっております。
2.持分法で会計処理されている投資、その他の金融資産、繰延税金資産及びその他の非流動資産(長期前払費用を除く)を含んでおりません。
3.非流動資産に含まれるのれんは、投資先の所在地によっております。
4.北米のうち、米国における前連結会計年度及び当連結会計年度の非流動資産は、それぞれ685,926百万円及び849,702百万円であります。
(6) 主要な顧客に関する情報
当社グループの売上収益の10%を超える単一の外部顧客との取引による売上収益がないため、記載を省略しております。
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っており、事業活動は、当社傘下の子会社及び関連会社が展開しております。
当社グループは、事業の核をヘルスケアに置いて、国内・海外で医療関連、ニュートラシューティカルズ関連、消費者関連及びその他の事業活動を展開しており、「医療関連事業」、「ニュートラシューティカルズ関連事業」、「消費者関連事業」及び「その他の事業」の4つを報告セグメントとしております。
「医療関連事業」は、治療薬及び輸液等を生産及び販売しております。「ニュートラシューティカルズ関連事業」は、機能性飲料等、医薬部外品及び栄養補助食品等を生産及び販売しております。「消費者関連事業」は、ミネラルウォーター、嗜好性飲料及び食品等を生産及び販売しております。「その他の事業」は、商品の保管、保管場所の提供、化学薬品及び液晶評価機器・分光分析機器他を生産及び販売しております。
(2) 報告セグメントの変更等に関する事項
2024年12月期からの5年間を対象とする第4次中期経営計画の開始にあたる当連結会計年度より、各セグメントの収益、費用及び利益の状況を、より一層明確にするため、従来、「その他の事業」としてきた一部の事業について、以下の変更を行っております。
当該変更は、第4次中期経営計画の策定を契機に、第3次中期経営計画のもとで推進してきたグループ会社間のシナジー効果増加・協業深化に伴いセグメント間取引が増加してきたことから、従来、「その他の事業」としてきた一部の事業について、他のセグメントに直接関連する活動となっている実態をより適切に反映するため、セグメント区分の見直しを行い、収益及び費用を適切に各セグメントに帰属させることを目的にしたものです。
・ 大塚倉庫㈱のグループ会社向け倉庫・運送事業を分離し、各セグメントへ含める方法へ変更
・ 大塚化学㈱他3社の医薬品原末及び中間体を扱うファインケミカル事業を分離し、医療セグメントへ含める方法へ変更
・ 大塚テクノ㈱他2社及び大塚包装工業㈱のグループ会社向け医療用容器・包装の損益を分離し、医療セグメントへ含める方法へ変更
なお、(3) 報告セグメントの売上収益及び業績の前連結会計年度については、変更後の報告セグメントの内容に組替えた数値を記載しております。
(3) 報告セグメントの売上収益及び業績
当社グループの報告セグメントごとの売上収益及び業績は、以下のとおりであります。
報告セグメントの利益は、営業利益に基づく数値であります。
セグメント間の内部売上収益及び振替高は市場実勢価格に基づいて算定した合理的な内部振替価格によっております。
前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
(単位:百万円) | |||||||
報告セグメント | 調整額 (注)1 | 連結 | |||||
医療関連 事業 | ニュートラシューティカルズ関連事業 | 消費者 関連事業 | その他の 事業 | 合計 | |||
売上収益 | |||||||
外部顧客への売上収益 | 1,391,155 | 483,325 | 37,066 | 107,020 | 2,018,568 | - | 2,018,568 |
セグメント間の内部売上収益又は振替高 | - | 138 | 14 | 3,190 | 3,343 | △3,343 | - |
計 | 1,391,155 | 483,463 | 37,081 | 110,211 | 2,021,912 | △3,343 | 2,018,568 |
セグメント利益 | 143,654 | 34,243 | 12,136 | 278 | 190,313 | △50,700 | 139,612 |
その他の項目 | |||||||
減価償却費及び償却費 | 66,085 | 17,837 | 2,409 | 5,694 | 92,026 | 5,750 | 97,777 |
持分法による投資利益(△は損失) | △808 | 1,256 | 20,937 | △1,027 | 20,358 | 6 | 20,365 |
減損損失 | 138,290 | 26,065 | 4,604 | 3,438 | 172,398 | 21 | 172,419 |
資本的支出(注)2 | 83,586 | 105,808 | 3,751 | 5,390 | 198,536 | 12,451 | 210,988 |
当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円) | |||||||
報告セグメント | 調整額 (注)1 | 連結 | |||||
医療関連 事業 | ニュートラシューティカルズ関連事業 | 消費者 関連事業 | その他の 事業 | 合計 | |||
売上収益 | |||||||
外部顧客への売上収益 | 1,629,032 | 557,006 | 33,752 | 110,070 | 2,329,861 | - | 2,329,861 |
セグメント間の内部売上収益又は振替高 | - | 37 | 7 | 3,586 | 3,631 | △3,631 | - |
計 | 1,629,032 | 557,043 | 33,760 | 113,657 | 2,333,493 | △3,631 | 2,329,861 |
セグメント利益 | 285,108 | 59,776 | 22,998 | 7,525 | 375,410 | △51,846 | 323,564 |
その他の項目 | |||||||
減価償却費及び償却費 | 72,810 | 20,730 | 2,091 | 5,836 | 101,468 | 6,510 | 107,979 |
持分法による投資利益(△は損失) | 4,512 | 1,273 | 26,220 | 1,607 | 33,614 | - | 33,614 |
減損損失 | 119,682 | 5,735 | 454 | 121 | 125,993 | 47 | 126,040 |
資本的支出(注)2 | 252,004 | 54,170 | 3,606 | 7,659 | 317,441 | 9,883 | 327,325 |
(注)1.調整額の内容は、以下のとおりであります。
① セグメント利益
セグメント利益の調整額の内容は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | |
セグメント間取引消去 | △628 | △530 |
全社費用 ※ | △51,657 | △55,819 |
その他の収益 | 1,584 | 4,504 |
合計 | △50,700 | △51,846 |
※ 全社費用は、主に当社及び一部の子会社の本社等の間接部門に係る費用であります。
② その他の項目
減価償却費及び償却費、減損損失
減価償却費及び償却費、減損損失の調整額の内容は、当社及び一部の子会社の本社等の全社資産としての有形固定資産及び無形資産に係るものであります。
③ 資本的支出
資本的支出の調整額の内容は、当社及び一部の子会社の本社・研究所等の全社資産に係る設備投資額であります。
2.資本的支出は、有形固定資産、のれん及び無形資産の増加額であります。
(4) 製品及びサービスに関する情報
主要な製品及びサービスごとの外部顧客への売上収益は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | |
(医療関連事業) | ||
レキサルティ | 212,509 | 267,441 |
ロンサーフ | 80,105 | 104,394 |
エビリファイメンテナ/エビリファイアシムトファイ | 202,464 | 237,911 |
サムスカ | 48,230 | 40,226 |
ジンアーク | 183,541 | 241,176 |
臨床栄養 | 135,192 | 151,747 |
(ニュートラシューティカルズ関連事業) | ||
気候及び環境リスク (注)1 | 183,578 | 198,580 |
女性の健康 (注)2 | 37,179 | 56,613 |
ヘルシアーライフ (注)3 | 183,862 | 219,332 |
当連結会計年度において、新たなカテゴリーとして「気候及び環境リスク」「女性の健康」「ヘルシアーライフ」を定義し、各製品を再分類する区分変更を行いました。この表示方法の変更は、2024年度から開始した第4次中期経営計画において、「地球環境」「女性の健康」「少子高齢社会」という3つの社会課題に注力し、新たなカテゴリーを導入したことによるものです。なお、前連結会計年度については、変更後の内容に組替えた数値を記載しております。
(注)1.気候及び環境リスクは、ポカリスエット、OS-1、デイヤ、ニュートリション エ サンテ社ブランドに係るものであります。
2.女性の健康は、エクエル、ボナファイド、ユコラ、インナーシグナル、サクラエに係るものであります。
3.ヘルシアーライフは、ネイチャーメイド、メガフード、カロリーメイトに係るものであります。
(5) 地域別に関する情報
外部顧客への売上収益
(単位:百万円)
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | |
日本 | 670,850 | 699,709 |
北米 | 873,376 | 1,095,110 |
欧州 | 218,667 | 242,882 |
その他 | 255,673 | 292,158 |
合計 | 2,018,568 | 2,329,861 |
(注)1.売上収益は顧客の所在地によっております。
2.北米のうち、米国における前連結会計年度及び当連結会計年度の売上収益は、それぞれ851,355百万円及び1,068,709百万円であります。
非流動資産
(単位:百万円)
前連結会計年度 (2023年12月31日) | 当連結会計年度 (2024年12月31日) | |
日本 | 497,493 | 521,272 |
北米 | 725,853 | 881,796 |
欧州 | 126,243 | 134,068 |
その他 | 80,159 | 96,083 |
合計 | 1,429,750 | 1,633,221 |
(注)1.非流動資産は、資産の所在地によっております。
2.持分法で会計処理されている投資、その他の金融資産、繰延税金資産及びその他の非流動資産(長期前払費用を除く)を含んでおりません。
3.非流動資産に含まれるのれんは、投資先の所在地によっております。
4.北米のうち、米国における前連結会計年度及び当連結会計年度の非流動資産は、それぞれ685,926百万円及び849,702百万円であります。
(6) 主要な顧客に関する情報
当社グループの売上収益の10%を超える単一の外部顧客との取引による売上収益がないため、記載を省略しております。