有価証券報告書-第17期(2024/01/01-2024/12/31)
② 戦略
・企業理念の実現に向け、イノベーションの源泉である人財力を強化
イノベーションの源泉である「人財力の強化」を重視し、独自の人財育成プログラムと継続的な研修を通じて社員一人ひとりの成長を支援しています。
また、DE&Iを人的資本の取り組みの重要な戦略的要素として取り入れることで、様々なバックグラウンドを持つ人財が活躍できる職場づくりを推進しています。多様な事業を展開する当社グループならではの強みを活かし、すべての社員に平等な成長の機会を提供することで、グループの持続的な成長とイノベーションを支える強固な人的資本の基盤を構築しています。
1)ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)
多彩な社員の活躍がイノベーションやグローバル化を促進し、革新的な製品開発につながると考え、積極的にDE&Iを推進しています。2008年に設置した当社グループ各社のDE&I推進チームが中心となり、グループ共通の制度策定やセミナーの企画、各社のプラクティスの共有等を通じて、DE&Iを促進しています。
2)人財育成
企業理念の浸透と企業文化の醸成を通じて、全従業員が自己の能力を最大限に発揮できる環境を提供しています。従業員には多様なキャリア機会を提供し、幅広い視野と経験を得ることで新たな価値を創出しています。企業文化の実践を従業員一人ひとりが追求し、試行錯誤を重ね、創造的な解決策を見つけることを奨励しています。
a.経営人財・グローバル人財
多様な環境変化に対応するため、従業員が失敗を恐れずに新たな挑戦を行い、企業理念を実現する経営人財及びグローバル人財の育成を推進しています。グローバルなビジネス環境に対応し、グループ全体の競争力をさらに強化するため、異文化間でのリーダーシップやチームワークの能力を発揮できる人財、DE&Iを理解し、自己成長の意欲を持ち、企業理念や文化を体現できる人財の育成に注力しています。
b.研究開発人財
創薬部門では、新たな視点からの問題解決や持続的なイノベーション創出を目指し、重要な分野で専門知識と視野を持つ博士号保持者や、国内外のアカデミアからの研究者を積極的に採用しています。国内外の研究所間の人財交流や異なる部門への人財ローテーションを通じて、広範囲の知識獲得、専門性の強化、そして多角的な視点の育成に努めています。新薬開発部門では、部門独自の語学研修や選抜型の次世代リーダー研修を行い、現代の変わりゆく臨床開発環境に対する柔軟な対応と、グローバル開発を主導的に推進できる人財育成に注力しています。
c.デジタル人財
デジタル化の推進を個々の働き方や価値観の最大化、競争力の強化、イノベーションの創出に結びつけるべく、デジタル人財の育成に注力しています。
・人財力を最大化させるための環境整備
企業文化を実践する人財の育成の実現には、社員一人ひとりが健康で活力に満ち、成長し続けることが不可欠です。当社グループは、多様な社員の活躍がイノベーションやグローバル化の推進につながると考え、個々の能力や個性を最大限に活かせる環境を整備しています。
a.企業文化の伝承・人財育成の拠点
当社グループの理念である「創造性」を具現化するために設立された「能力開発研究所」は、既成概念を払拭し、創造的な人財を育成する場として機能しています。2021年には創業100周年にあたり、「100周年記念施設」を開設しました。本施設は、大塚の文化を体感する展示棟と、未来を創る研修棟から成り、次世代を担う人財育成の拠点となっています。
b.従業員の人権の尊重
2024年より当社コンプライアンス・人事・サステナビリティ推進担当で構成される「大塚グループ 人権タスクフォース」が発足しました。「大塚グループ 人権方針」の策定と改訂を検討し、グループ内で横断的な組織を構築しています。加えて、人権デュー・ディリジェンスの実施、人権救済のメカニズムの構築、人権教育と啓発活動の計画策定等、活動を推進しています。
c.従業員エンゲージメントの向上
当社グループのマテリアリティ「企業理念を実現する人財の育成と環境整備」において、従業員エンゲージメントに関する指標を設定しました。2024年にグループ横断的なタスクフォースを立ち上げ、当社グループにおける従業員エンゲージメントの位置づけや、求める人財に関する共通理解、評価方法の確立等について議論を進めています。このタスクフォースは、グループ共通の価値基準や評価方法と各事業会社独自の観点を組み合わせ、組織分析や改革等に取り組んでいます。
・企業理念の実現に向け、イノベーションの源泉である人財力を強化
イノベーションの源泉である「人財力の強化」を重視し、独自の人財育成プログラムと継続的な研修を通じて社員一人ひとりの成長を支援しています。
また、DE&Iを人的資本の取り組みの重要な戦略的要素として取り入れることで、様々なバックグラウンドを持つ人財が活躍できる職場づくりを推進しています。多様な事業を展開する当社グループならではの強みを活かし、すべての社員に平等な成長の機会を提供することで、グループの持続的な成長とイノベーションを支える強固な人的資本の基盤を構築しています。
1)ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)
多彩な社員の活躍がイノベーションやグローバル化を促進し、革新的な製品開発につながると考え、積極的にDE&Iを推進しています。2008年に設置した当社グループ各社のDE&I推進チームが中心となり、グループ共通の制度策定やセミナーの企画、各社のプラクティスの共有等を通じて、DE&Iを促進しています。
2)人財育成
企業理念の浸透と企業文化の醸成を通じて、全従業員が自己の能力を最大限に発揮できる環境を提供しています。従業員には多様なキャリア機会を提供し、幅広い視野と経験を得ることで新たな価値を創出しています。企業文化の実践を従業員一人ひとりが追求し、試行錯誤を重ね、創造的な解決策を見つけることを奨励しています。
a.経営人財・グローバル人財
多様な環境変化に対応するため、従業員が失敗を恐れずに新たな挑戦を行い、企業理念を実現する経営人財及びグローバル人財の育成を推進しています。グローバルなビジネス環境に対応し、グループ全体の競争力をさらに強化するため、異文化間でのリーダーシップやチームワークの能力を発揮できる人財、DE&Iを理解し、自己成長の意欲を持ち、企業理念や文化を体現できる人財の育成に注力しています。
b.研究開発人財
創薬部門では、新たな視点からの問題解決や持続的なイノベーション創出を目指し、重要な分野で専門知識と視野を持つ博士号保持者や、国内外のアカデミアからの研究者を積極的に採用しています。国内外の研究所間の人財交流や異なる部門への人財ローテーションを通じて、広範囲の知識獲得、専門性の強化、そして多角的な視点の育成に努めています。新薬開発部門では、部門独自の語学研修や選抜型の次世代リーダー研修を行い、現代の変わりゆく臨床開発環境に対する柔軟な対応と、グローバル開発を主導的に推進できる人財育成に注力しています。
c.デジタル人財
デジタル化の推進を個々の働き方や価値観の最大化、競争力の強化、イノベーションの創出に結びつけるべく、デジタル人財の育成に注力しています。
・人財力を最大化させるための環境整備
企業文化を実践する人財の育成の実現には、社員一人ひとりが健康で活力に満ち、成長し続けることが不可欠です。当社グループは、多様な社員の活躍がイノベーションやグローバル化の推進につながると考え、個々の能力や個性を最大限に活かせる環境を整備しています。
a.企業文化の伝承・人財育成の拠点
当社グループの理念である「創造性」を具現化するために設立された「能力開発研究所」は、既成概念を払拭し、創造的な人財を育成する場として機能しています。2021年には創業100周年にあたり、「100周年記念施設」を開設しました。本施設は、大塚の文化を体感する展示棟と、未来を創る研修棟から成り、次世代を担う人財育成の拠点となっています。
b.従業員の人権の尊重
2024年より当社コンプライアンス・人事・サステナビリティ推進担当で構成される「大塚グループ 人権タスクフォース」が発足しました。「大塚グループ 人権方針」の策定と改訂を検討し、グループ内で横断的な組織を構築しています。加えて、人権デュー・ディリジェンスの実施、人権救済のメカニズムの構築、人権教育と啓発活動の計画策定等、活動を推進しています。
c.従業員エンゲージメントの向上
当社グループのマテリアリティ「企業理念を実現する人財の育成と環境整備」において、従業員エンゲージメントに関する指標を設定しました。2024年にグループ横断的なタスクフォースを立ち上げ、当社グループにおける従業員エンゲージメントの位置づけや、求める人財に関する共通理解、評価方法の確立等について議論を進めています。このタスクフォースは、グループ共通の価値基準や評価方法と各事業会社独自の観点を組み合わせ、組織分析や改革等に取り組んでいます。