有価証券報告書-第85期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 9:35
【資料】
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【項目】
128項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
1 経営成績
当連結会計年度の連結粗利益は、貸出金の減少等により資金運用収支が前連結会計年度比25億円減少する一方で、受取手数料の増加等により役務取引等収支が同4億円増加したことなどから、同25億円減少し、1,544億円となりました。また、与信費用は、同44億円減少し、497億円になりました。
以上により、経常利益は前連結会計年度比12億円減少し274億円となり、当期純利益は128億円となりました。
○損益の概要
前連結会計年度
(億円)(A)
当連結会計年度
(億円)(B)
増減(億円)
(B)-(A)
連結粗利益1,5701,544△25
資金運用収支1,3641,338△25
役務取引等収支76804
特定取引収支61610
その他業務収支6762△4
営業経費(△)77980020
与信費用(注)(△)542497△44
その他3827△10
経常利益286274△12
特別損益△2△3△0
税金等調整前当期純利益283271△12
法人税等合計(△)1321429
少数株主損益調整前当期純利益150128△21
少数株主利益00
当期純利益150128△21

(注)与信費用=不良債権処理額+一般貸倒引当金繰入額
2 財政状態
貸出金は、危機対応業務を中心にセーフティネット機能の発揮に取り組みましたが、お取引先の資金需要の低迷などから、期末残高は前連結会計年度末比598億円減少し、9兆4,727億円となりました。
有価証券は、国内債券を中心として、投資環境や市場環境を注視しつつ運用を行った結果、期末残高は前連結会計年度末比1,885億円減少し、1兆9,678億円となりました。
預金は、定期預金等が増加した結果、期末残高は前連結会計年度末比5,429億円増加し、4兆8,529億円となりました。また、債券は、割引債等が減少した結果、期末残高は同1,938億円減少し、4兆8,248億円となりました。
○連結リスク管理債権
前連結会計年度
(億円)(A)
当連結会計年度
(億円)(B)
増減(億円)
(B)-(A)
破綻先債権額881718△163
延滞債権額3,1133,810697
3ヵ月以上延滞債権額43△0
貸出条件緩和債権額57570
合計4,0044,608603

3 キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比1,326億円増加し、6,654億円となりました。
当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少等により△321億円(前連結会計年度比△3,106億円)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却・償還等により1,692億円(前連結会計年度比+320億円)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により△45億円(前連結会計年度比+0億円)となりました。