有価証券報告書-第16期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/27 12:49
【資料】
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【項目】
137項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度の経営環境は、主要中銀の金融政策転換や、中国経済の減速、米国の保護主義回帰への警戒感から、先行き不透明な状況が続きました。国内経済は、インバウンド需要の回復や企業支出の拡大(賃上げ・設備投資)が継続した動きとなる一方、物価高を背景に個人消費は伸び悩み、国内景気は緩やかな回復に留まりました。
このような中、SBI新生銀行グループは2022年度から2024年度を対象期間とする中期経営計画の最終年度を迎え、「グループ内外の価値共創の追求」、「強みの深化とフルラインナップ化」、「事業を通じたサステナビリティの実現」の基本戦略のもと、①連結純利益700億円の達成と更なる成長への基盤の確立、②先駆的・先進的金融を提供するリーディングバンキンググループ、③公的資金返済に向けた道筋を示すことを目指す姿として掲げ、その達成に向けた取り組みをグループ一体で進めてまいりました。
当連結会計年度の業績につきましては、営業収益は95,039百万円(前連結会計年度比0.5%増)、営業費用は87,063百万円(同7.4%増)となりました。この結果、営業利益は7,976百万円(同40.7%減)、経常利益は8,006百万円(同40.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,020百万円(同5.2%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
ショッピングクレジット
当セグメントにつきましては、推進業種のオート(リース含む)、住宅用太陽光発電システム、宝石貴金属、事務機器・業務用機器、医療などが伸長いたしました。調達金利上昇に応じた収益性向上の施策に取り組みつつ、取扱拡大の営業戦略を推進してまいりました。
当セグメントにおける営業収益は45,199百万円(前連結会計年度は39,669百万円)、セグメント利益は5,586百万円(同6,528百万円)となりました。
カード
当セグメントにつきましては、Mastercard®最上位クラスのステータスクレジットカードである「LUXURY CARD」を中心とする拡大戦略に取り組んでまいりました。また、事前登録型リボ払いカード「Smart APLUS CARD」の利用拡大に取り組んでまいりました。
当セグメントにおける営業収益は22,980百万円(前連結会計年度は24,206百万円)、セグメント利益は▲815百万円(同▲778百万円)となりました。
ローン
当セグメントにつきましては、住宅購入時に必要な諸費用等を対象としたローン「マイホームプラン」の利用拡大に取り組んでまいりました。
当セグメントにおける営業収益は4,464百万円(前連結会計年度は8,987百万円)、セグメント利益は2,020百万円(同6,476百万円)となりました。
ペイメント
当セグメントにつきましては、インバウンド売上の回復を取り込み、コード等決済の利用件数が伸長いたしました。また、キャッシュレス決済の利用拡大を背景に、オートネットサービス等の主力商品の利用件数も伸長いたしました。
当セグメントにおける営業収益は19,339百万円(前連結会計年度は18,147百万円)、セグメント利益は2,607百万円(同2,675百万円)となりました。
子会社
当社子会社である株式会社クリアパスにつきましては、グループ内で重複する事業の整理、業務運営の効率化を目的として、当社を存続会社とする吸収合併方式により、2025年4月1日を効力発生日として合併いたしました。
当セグメントにおける営業収益は2,286百万円(前連結会計年度は2,374百万円)、セグメント利益は587百万円(同511百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11,825百万円減少し、101,893百万円となりました。なお、子会社化による現金及び現金同等物の増加額は281百万円であります。各活動におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
営業活動の結果減少した資金は、138,158百万円(前連結会計年度は52,166百万円の減少)となりました。これは主として、売上債権の増加によるものであります。
投資活動の結果減少した資金は、4,752百万円(前連結会計年度は4,583百万円の減少)となりました。これは主として、無形固定資産の取得によるものであります。
財務活動の結果増加した資金は、131,086百万円(前連結会計年度は34,661百万円の増加)となりました。これは主として、借入金等の増加によるものであります。
③ 営業実績
ア. セグメント別営業収益
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
ショッピングクレジット45,199113.9
カード22,98094.9
ローン4,46449.7
ペイメント19,339106.6
子会社2,28696.3
報告セグメント計94,268100.9
その他93781.5
合計95,205100.7

(注)金額は、セグメント間の内部消去前の数値によっております。
イ. セグメント別取扱高
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
ショッピングクレジット755,016112.6
カード785,64593.6
ローン19,663105.0
ペイメント2,827,413123.8
子会社35,0056.7
報告セグメント計4,422,744102.0
その他--
合計4,422,744102.0

(注)セグメント別取扱高の範囲は、主として次のとおりであります。
アドオン方式の場合は、クレジット対象額または保証元本に手数料を加算した金額であります。リボルビング方式および残債方式の場合は、クレジット対象額、融資額または保証元本であります。ペイメントは、集金代行金額等であります。
ウ. 融資における業種別貸出状況
前連結会計年度
(2024年3月31日)
当連結会計年度
(2025年3月31日)
業種貸出金残高
(百万円)
構成比
(%)
貸出件数
(件)
貸出金残高
(百万円)
構成比
(%)
貸出件数
(件)
卸売、小売・飲食店00.0200.01
不動産業00.1200.12
個人216,09899.9288,975200,54299.9275,627
合計216,099100.0288,979200,543100.0275,630

エ. 融資における担保別貸出状況
前連結会計年度
(2024年3月31日)
当連結会計年度
(2025年3月31日)
担保の種類貸出金残高(百万円)貸出金残高(百万円)
不動産49,33942,763
信用166,759157,779
合計216,099200,543

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討結果
当社グループの当連結会計年度における経営成績等(前連結会計年度比)は、ショッピングクレジット事業の拡大により、営業収益は増収となりました。営業費用は、市場金利上昇に伴う金融費用の増加により増加しました。営業費用の増加が営業収益の伸びを上回ったため、営業利益、経常利益は減少しましたが、当期純利益は法人税等調整額の減少により増加しました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としましては、貸倒引当金繰入額の増加や利息返還損失引当金の追加引当が挙げられます。
貸倒引当金につきましては、自己破産や企業倒産の増加など信用リスクの増大により、貸倒損失が想定を上回り、貸倒引当金繰入額が増加する可能性があります。引き続き厳格な与信運営と管理体制の高度化・効率化による回収強化に取り組み、貸倒引当金繰入額の抑制に努めてまいります。
利息返還損失引当金につきましては、利息返還実績の減少により、経営成績への影響は限定的になりつつあるものの、引き続きその動向には注視してまいります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりです。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループの資金調達につきましては、金融機関からの短期借入、長期借入のほか、短期社債、債権流動化などを活用し、調達手段を多様化しております。運転資金や短期の営業債権に対応する調達は、短期借入や短期社債を活用して機動的に運営する一方、長期の営業債権に対応する調達は、長期借入や債権流動化などを活用することで安定的な資金運営に努めております。
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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