四半期報告書-第10期第1四半期(平成27年1月1日-平成27年3月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成27年1月1日~平成27年3月31日)におけるわが国の経済は、雇用情勢や企業収益の改善等を背景に緩やかな回復基調が続いております。個人消費については、消費マインドが持ち直しているものの、実質雇用者所得に連動して底堅い動きとなっております。今後は、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあり、緩やかに回復していくことが期待されます。
国内化粧品市場においては、国内景気の回復基調や訪日客のインバウンド消費により堅調に推移しております。しかしながら、前年度に増税前駆け込み需要が発生したため、前年同期との比較では厳しい状況となりました。海外化粧品市場においては、中国をはじめとするアジア地域の経済成長に鈍化がみられるものの、緩やかな拡大傾向が続いております。
このような市場環境のもと、平成26年からスタートした3ヶ年中期経営計画の2年目となる今年度は、初年度に引き続き国内の更なる収益基盤強化と海外展開の加速、資本効率改善による企業価値向上に向けた取り組みを進めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における業績は次のとおりとなりました。
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年度の国内基幹ブランドにおける消費税率引上げ前の駆け込み需要の影響が大きく、前年同期比9.6%減の45,392百万円となりました。営業利益は売上高減に伴う売上総利益減少により前年同期比46.6%減の2,909百万円、経常利益は前年同期比41.0%減の3,047百万円となりました。以上の結果に加え、ORBISブランドの韓国事業撤退に伴う特別利益の計上及び法人税等の減少により、四半期純利益は前年同期比1.0%減の2,446百万円となりました。
[業績の概要]
| 前第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 前年同期 | ||
| 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| 売上高 | 50,213 | 45,392 | △4,820 | △9.6 |
| 営業利益 | 5,453 | 2,909 | △2,544 | △46.6 |
| 経常利益 | 5,160 | 3,047 | △2,113 | △41.0 |
| 四半期純利益 | 2,470 | 2,446 | △23 | △1.0 |
[セグメント別の業績]
売上高(外部顧客への売上高)
| 前第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 前年同期 | ||
| 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| ビューティケア事業 | 47,110 | 42,268 | △4,841 | △10.3 |
| 不動産事業 | 762 | 728 | △33 | △4.5 |
| その他 | 2,341 | 2,395 | 54 | 2.3 |
| 合 計 | 50,213 | 45,392 | △4,820 | △9.6 |
セグメント利益又は損失(△)(営業利益又は損失(△))
| 前第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 前年同期 | ||
| 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| ビューティケア事業 | 5,266 | 2,691 | △2,575 | △48.9 |
| 不動産事業 | 341 | 317 | △24 | △7.0 |
| その他 | △16 | △68 | △52 | - |
| セグメント利益の調整額(注) | △138 | △30 | 108 | - |
| 合 計 | 5,453 | 2,909 | △2,544 | △46.6 |
(注) セグメント利益の調整額とは、グループの内部取引に伴う利益及びセグメントに含まれない経費などを連結時に消去・加算した金額であります。なお、セグメント利益の調整額の詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) 1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報(注2)」をご覧ください。
(ビューティケア事業)
ビューティケア事業は、基幹ブランドとして「POLA」「ORBIS」を、海外ブランドとして「Jurlique」「H2O PLUS」を、育成ブランドとして「pdc」「FUTURE LABO」「ORLANE」「decencia」「THREE」を展開しております。
POLAブランドでは、お客さま満足の更なる向上を目指し、エイジングケア・ホワイトニング領域における新製品の開発やカウンセリング技術の強化等、販売品質の更なる向上に取り組んでおります。国内市場においては、2月に発売した薬用美白美容液と美容健康食品の「ホワイトショット」シリーズの販売が想定通り進み、新規のお客さま売上が好調に推移しましたが、前年度の増税前駆け込み需要を補うには至りませんでした。海外市場においては、重点市場の中国百貨店事業にて、新規のお客さま獲得が好調に推移しております。以上の結果、POLAブランドは前年同期を下回る売上高となりました。
ORBISブランドでは、ブランド再構築を通じて強化された事業基盤を軸に、更なる成長を目指すべく、1月に新コーポレート・メッセージ「変わる人は、美しい。」を発信しました。このメッセージの基、コーポレートブランディングの強化やスキンケア商品の充実、SNSの活用、販売促進策による個々のお客さまへのサービスレベル向上に取り組んでおります。国内市場においては、前年度開催された「第28回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会」において「最優秀賞」を獲得したポーラ化成工業のニキビに関する最新知見を応用し、主力商品である「クリア」シリーズのリニューアルを3月に行いました。これらの積極的な施策を行うことにより、お客さま購入単価は上昇しましたが、前年度の増税前駆け込み需要を補うには至りませんでした。海外市場においては、台湾での販売促進活動が奏功したものの、前年度8月に韓国事業の販売活動を終了したため売上は減少しております。以上の結果、ORBISブランドは前年同期を下回る売上高となりました。
海外ブランドについては、成長ドライバーであるアジアを中心とした高成長維持と収益貢献の実現に向けた取り組みを行っております。Jurliqueブランドは、このところの中国経済における成長鈍化の影響を受けたものの、豪州市場では引き続き売上を拡大しております。H2O PLUSブランドは、北米市場でのブランド戦略変更による販売チャネルの縮小や、中国の不採算店舗の閉鎖等を行いました。以上の結果、海外ブランドは前年同期を下回る売上高となりました。
育成ブランドについては、THREEブランドやdecenciaブランドを中心として好調に推移し、前年同期を上回る売上高となりました。
以上の結果、売上高(外部顧客に対する売上高)は42,268百万円(前年同期比10.3%減)、営業利益は2,691百万円(前年同期比48.9%減)となりました。
(不動産事業)
不動産事業では、都市部のオフィスビル賃貸を中心に、魅力的なオフィス環境の整備による賃料の維持向上と空室率の低下に取り組むとともに、子育て支援に特化した賃貸マンション事業も展開しております。当第1四半期連結累計期間は、賃料維持やテナント誘致に向けた営業努力により、既存のテナントは好調に推移したものの、前年度12月にポーラ第3五反田ビルを譲渡したことにより家賃収入が減少し、前年同期を下回る売上高となりました。
以上の結果、売上高(外部顧客に対する売上高)は728百万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は317百万円(前年同期比7.0%減)となりました。
(その他)
その他に含まれている事業は、医薬品事業及びビルメンテナンス事業であります。
医薬品事業では、化粧品や医薬部外品研究で培ってきた当社グループの研究成果を活用し、新規医薬品の開発・製造・販売及び医薬品の製造受託を行っております。当第1四半期連結累計期間においては、重点領域である皮膚科領域にリソースを集中した継続的な活動に加え、医薬品の製造受託が好調に推移した結果、前年同期を上回る売上高となりました。
ビルメンテナンス事業は、当社グループ会社を主な取引先とし、ビルの運営管理を行っております。当第1四半期連結累計期間においては、新規取引先との成約に向けた営業活動の結果、前年同期を上回る売上高となりました。
以上の結果、売上高(外部顧客に対する売上高)は2,395百万円(前年同期比2.3%増)、営業損失は68百万円(前年同期は営業損失16百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ10,455百万円減少し、214,080百万円(前連結会計年度末比4.7%減)となりました。主な増減項目は、現金及び預金の減少11,999百万円、受取手形及び売掛金の減少3,505百万円、為替の影響によるのれんの減少1,057百万円により減少し、一方で余剰資金の運用による有価証券の増加2,295百万円並びに投資有価証券の増加3,708百万円により増加しております。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ3,589百万円減少し、40,153百万円(前連結会計年度末比8.2%減)となりました。主な増減項目は、未払法人税等の減少944百万円、未払消費税等の減少による流動負債「その他」の減少1,090百万円、退職給付に係る会計基準等の改正による退職給付に係る負債の減少1,409百万円により減少しております。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ6,865百万円減少し、173,927百万円(前連結会計年度末比3.8%減)となりました。主な増減項目は、為替の影響による為替換算調整勘定の減少2,145百万円、剰余金の配当8,126百万円により減少し、一方で四半期純利益の計上2,446百万円、退職給付に係る会計基準等の改正による利益剰余金の増加828百万円により増加しております。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、813百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、ビューティケア事業の生産実績が著しく減少しております。これは、ポーラ化成工業㈱が所有する静岡工場を閉鎖したことによるものであります。
(6) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変動はありません。