四半期報告書-第10期第2四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成27年1月1日~平成27年6月30日)におけるわが国の経済は、雇用情勢や企業収益の改善等を背景に緩やかな回復基調が続いております。個人消費については、実質総雇用者所得や消費マインドの持ち直しに伴い、回復の兆しがみられます。今後は、海外景気の下振れによる国内景気への影響に留意する必要があるものの、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあり、緩やかに回復していくことが期待されます。
国内化粧品市場においては、国内景気の回復基調や訪日客のインバウンド消費により堅調に推移しております。海外化粧品市場においては、中国をはじめとするアジア地域の経済成長に鈍化がみられるものの、緩やかな拡大傾向が続いております。
このような市場環境のもと、平成26年からスタートした3ヶ年中期経営計画の2年目となる今年度は、初年度に引き続き国内の更なる収益基盤強化と海外展開の加速、資本効率改善による企業価値向上に向けた取り組みを進めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における業績は次のとおりとなりました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、ORBISブランドのポイント制度切替えによる売上増加と、育成ブランドの好調により、前年同期比4.0%増の99,783百万円となりました。営業利益はPOLAブランドの販売手数料の減少等により前年同期比10.9%増の9,239百万円、経常利益は外国為替レート変動の影響を受け前年同期比20.3%増の9,673百万円となりました。以上の結果に加え、ORBISブランドの韓国事業撤退に伴う特別利益の計上及び税率変更の影響等に伴う法人税等の減少により、四半期純利益は前年同期比64.6%増の6,090百万円となりました。
[業績の概要]
| 前第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 前年同期 | ||
| 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| 売上高 | 95,940 | 99,783 | 3,843 | 4.0 |
| 営業利益 | 8,331 | 9,239 | 907 | 10.9 |
| 経常利益 | 8,043 | 9,673 | 1,630 | 20.3 |
| 四半期純利益 | 3,700 | 6,090 | 2,389 | 64.6 |
[セグメント別の業績]
売上高(外部顧客への売上高)
| 前第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 前年同期 | ||
| 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| ビューティケア事業 | 89,400 | 93,133 | 3,733 | 4.2 |
| 不動産事業 | 1,571 | 1,451 | △119 | △7.6 |
| その他 | 4,968 | 5,197 | 229 | 4.6 |
| 合 計 | 95,940 | 99,783 | 3,843 | 4.0 |
セグメント利益(営業利益)
| 前第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 前年同期 | ||
| 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| ビューティケア事業 | 7,772 | 8,675 | 902 | 11.6 |
| 不動産事業 | 665 | 597 | △67 | △10.2 |
| その他 | 191 | 72 | △119 | △62.0 |
| セグメント利益の調整額 (注) | △298 | △106 | 191 | - |
| 合 計 | 8,331 | 9,239 | 907 | 10.9 |
(注) セグメント利益の調整額とは、グループの内部取引に伴う利益及びセグメントに含まれない経費などを連結時に消去・加算した金額であります。なお、セグメント利益の調整額の詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) 1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報(注2)」をご覧ください。
(ビューティケア事業)
ビューティケア事業は、基幹ブランドとして「POLA」「ORBIS」を、海外ブランドとして「Jurlique」「H2O PLUS」を、育成ブランドとして「pdc」「FUTURE LABO」「ORLANE」「decencia」「THREE」を展開しております。
POLAブランドでは、お客さま満足の更なる向上を目指し、エイジングケア・ホワイトニング領域における新製品の開発やカウンセリング技術の強化等、販売品質の更なる向上に取り組んでおります。国内市場においては、「ホワイトショット」シリーズの発売や、カウンセリングをベースとした販売促進活動を行うことで、前年度の消費増税に伴う高価格帯の落ち込みから回復し、堅調に推移しました。海外市場においては、重点市場の中国百貨店事業にて、新規のお客さま獲得が好調に推移しております。以上の結果、POLAブランドは前年同期を上回る売上高となりました。
ORBISブランドでは、ブランド再構築を通じて強化された事業基盤を軸に、コーポレートブランディングの強化やスキンケア商品の充実、SNSの活用、販売促進策による個々のお客さまへのサービスレベル向上に取り組んでおります。国内市場においては、主力商品である「クリア」シリーズのリニューアル等、積極的な施策を行いました。また、前年度9月から実施したポイント制度の切替えにより売上計上額は増加しておりますが、当該影響を除いた売上額では、増税前駆け込み需要を補うにはいたらず、実質的には前年同期を下回る結果となりました。海外市場においては、台湾での販売促進活動が奏功したものの、前年度8月に韓国事業の販売活動を終了したため売上は減少しております。以上の結果、ORBISブランドは前年同期を上回る売上高となりました。
海外ブランドについては、 成長ドライバーであるアジアを中心とした高成長維持と収益貢献の実現に向けた取り組みを行っております。Jurliqueブランドは、中国経済における成長鈍化の影響を受けました。一方、豪州市場では好調な来店者購入率と単価上昇により引き続き売上を拡大しております。H2O PLUSブランドは、北米市場でのブランド戦略変更による販売チャネルの縮小や、中国の不採算店舗の閉鎖等を行いました。以上の結果、海外ブランドは前年同期を上回る売上高となりました。
育成ブランドについては、THREEブランドやdecenciaブランドを中心として好調に推移し、前年同期を上回る売上高となりました。
以上の結果、売上高(外部顧客に対する売上高)は93,133百万円(前年同期比4.2%増)、営業利益は8,675百万円(前年同期比11.6%増)となりました。
(不動産事業)
不動産事業では、都市部のオフィスビル賃貸を中心に、魅力的なオフィス環境の整備による賃料の維持向上と空室率の低下に取り組むとともに、子育て支援に特化した賃貸マンション事業も展開しております。当第2四半期連結累計期間は、テナント誘致や維持に向けた営業努力により高稼働を実現し、既存物件は好調に推移したものの、前年度12月にポーラ第3五反田ビルを譲渡したことにより家賃収入が減少し、前年同期を下回る売上高となりました。
以上の結果、売上高(外部顧客に対する売上高)は1,451百万円(前年同期比7.6%減)、営業利益は597百万円(前年同期比10.2%減)となりました。
(その他)
その他に含まれている事業は、医薬品事業及びビルメンテナンス事業であります。
医薬品事業では、化粧品や医薬部外品研究で培ってきた当社グループの研究成果を活用し、新規医薬品の開発・製造・販売及び医薬品の製造受託を行っております。当第2四半期連結累計期間においては、重点領域である皮膚科領域にリソースを集中した継続的な活動に加え、ジェネリック医薬品の製造受託が増加した結果、前年同期を上回る売上高となりました。
ビルメンテナンス事業は、当社グループ会社を主な取引先とし、ビルの運営管理を行っております。当第2四半期連結累計期間においては、新規取引先との成約に向けた営業活動により好調に受注を獲得し、前年同期を上回る売上高となりました。一方、営業利益においては、静岡工場閉鎖及びポーラ第3五反田ビル譲渡による影響を受け、前年同期を下回る結果となりました。
以上の結果、売上高(外部顧客に対する売上高)は5,197百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は72百万円(前年同期比62.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ580百万円減少し、223,955百万円(前連結会計年度末比0.3%減)となりました。主な増減項目は、余剰資金の運用に伴う有価証券の増加2,092百万円並びに投資有価証券の増加5,302百万円により増加し、一方で現金及び預金の減少4,146百万円、受取手形及び売掛金の減少1,326百万円、未収入金の減少に伴う流動資産「その他」の減少793百万円、為替の影響等によるのれんの減少989百万円並びに商標権の減少424百万円により減少しております。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ2,049百万円増加し、45,792百万円(前連結会計年度末比4.7%増)となりました。主な増減項目は、海外子会社の銀行借入返済による短期借入金の減少1,372百万円、退職給付に係る会計基準等の改正による退職給付に係る負債の減少1,542百万円により減少し、一方で未払金の増加に伴う流動負債「その他」の増加4,540百万円、支払手形及び買掛金の増加787百万円により増加しております。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,629百万円減少し、178,163百万円(前連結会計年度末比1.5%減)となりました。主な増減項目は、為替の影響等による為替換算調整勘定の減少1,616百万円、剰余金の配当8,126百万円により減少し、一方で四半期純利益の計上6,090百万円、退職給付に係る会計基準等の改正による利益剰余金の増加828百万円により増加しております。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物の四半期末残高は、前連結会計年度末に比べ5,043百万円減少し、34,067百万円(前年同期比62.5%増)となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、13,780百万円の収入(前年同期比132.4%増)となりました。
主な要因は、税金等調整前四半期純利益10,100百万円、減価償却費3,174百万円並びにのれん償却額395百万円、売上債権の増減額1,232百万円により資金は増加し、一方でたな卸資産の増加754百万円、消費税納付による未払消費税等の増減額719百万円により資金は減少いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、9,092百万円の支出(前年同期比51.9%減)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出2,273百万円、また、資金運用計画に沿った余剰資金計画に伴う有価証券の取得による支出3,000百万円及び投資有価証券の取得による支出7,100百万円により資金は減少したものの、有価証券の売却及び償還による収入4,100百万円により資金は増加しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、9,702百万円の支出(前年同期は136百万円の支出)となりました。主な要因は、海外子会社の銀行借入返済による短期借入金の純増減額1,316百万円、配当金の支払額8,076百万円により資金は減少しました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,633百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、ビューティケア事業の生産実績が著しく減少しております。これは、ポーラ化成工業㈱が所有する静岡工場を閉鎖したことによるものであります。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の改修計画は以下のとおりであります。
| 会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額(千豪ドル) | 資金調達 方法 | 着手年月 | 完成予定 年月 | |
| 総額 | 既支払額 | |||||||
| Jurlique International Pty. Ltd. | 本社 (オーストラリア サウスオーストラリア州) | ビューティーケア事業 | 本社、工場及び農場 | 25,634 | 15 | 自己資金 | 平成27年 5月 | 平成29年 8月 |