有価証券報告書-第15期(2025/03/01-2026/02/28)

【提出】
2026/05/20 13:47
【資料】
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【項目】
162項目
(ア) 概要
アパレル業界の温室効果ガス排出量は全産業のうち、4-10%を占めるとも言われており、その削減は最重要課題となっています。そのため、当社では2050年にカーボンニュートラルを実現することを長期目標として2022年4月に掲げました。同年10月にはTCFDの提言に賛同し、温室効果ガス排出量の削減目標を開示しました。加えて2023年10月には、温室効果ガス削減目標が科学的根拠に基づくものであるというSBT(Science Based Targets ※科学的根拠に基づいた排出削減目標)イニシアチブ」認定を取得しました。
また、2025年CDP質問書に対する評価として「気候変動」ならびに「水セキュリティ」で上位から3番目の「B」スコアを取得するとともに「サプライヤー・エンゲージメント評価(SEA:Supplier Engagement Assessment)」では最高ランクの「A」評価を得ています。今後も温室効果ガスの削減だけを推進するのではなく、事業活動との両輪で持続可能な経営体制を構築していきます。
(イ) 気候変動に伴うリスクのシナリオ分析
持続的な事業の成長にインパクトを与える重要なリスクについて専門家と共にサステナビリティ委員会で分析・策定しています。パリ協定の目標である4度及び1.5度の既存シナリオとしてIPCCやIEAが公表しているシナリオを参照しました。今後は気候変動やそれに伴う市場の変化と経営戦略・中期計画とあわせ、柔軟に見直しをしていきます。
<気候変動に関するリスクシナリオと分析>
(ウ) 機会創出に向けた事業改革とイノベーション領域
リスクを踏まえ、機会創出につなげるために3つのイノベーション領域を策定しました。バリューチェーン全体の改革に向けて、原材料を「マテリアルイノベーション」、ものづくり・流通を見直し、資源循環させる仕組みを「SCMプラットフォームイノベーション」 としました。さらに「エンゲージメントイノベーション 」では、お客様との新しい関係性を築きます。これらの領域を進化し、機会・価値を創出していきます。
<事業改革とイノベーション領域>
Scope1・2、3合計Scope1及び2Scope3
GHG排出量 削減目標
2031年2月期
▲35%
(▲10.8万トン)
▲48%
(▲0.4万トン)
▲35%
(▲10.3万トン)
SBTにおける温室効果ガス
排出量削減目標設定水準
-1.5%目標ごと
年4.2%削減
WB2℃目標ごと
年2.5%削減
温室効果ガス排出量 実績
2026年2月期
24.6万トン0.7万トン23.8万トン

※Scope1及び2の削減目標は1.5℃目標に準ずる
Scope3は2050年カーボンニュートラル目標に準ずる
排出量は千トン未満を切り捨て表示
※排出量削減の進捗データは以下のURLからご確認頂けます。
https://sustainability.tsi-holdings.com/materiality/environment/climate-change.html
<2026年2月期のGHG排出量と事業について>2025年2月期の温室効果ガスの削減は、目標に対する削減計画に対して、Scope1・2は店舗や拠点の再生可能エネルギー化を進め、基準年排出量から-36.9%と順調な削減となりました。Scope3については、基準年の排出量から2031年2月期に-35%という削減目標に対し、-40.6%の結果によってSBTiの目標を達成することができました。しかし、2026年2月期は「FREAK'S STORE」などを展開する株式会社デイトナ・インターナショナルと株式会社ウォーターフロントの株式取得に伴い、下期より事業の拡大に伴う仕入れ並びに店舗・拠点が急増したため、GHG排出量が増加する結果となりました。SBTiの目標に対して、Scope1・2の排出量はSBTiの目標を超える結果となりましたが、来期以降店舗並びに拠点の再生可能エネルギー化を推進し、GHG排出量の削減施策としていきます。また、Scope3のGHG排出量は、SBTiの削減目標範囲内であったものの、増加という結果になっています。今回の算出時に株式取得した2社の排出量は半期分の排出量でしたが、大きく排出量が増加しています。この結果から、通期算出時には現状の倍量の算出が見込まれていますが、2社ともに株式取得時に科学的根拠をもってGHG削減を実行するフェーズではなかったため、今後は共に2030年に向けて削減への体制を改めて整え、目標の再度達成を目指します。

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