有価証券報告書-第17期(2022/01/01-2022/12/31)

【提出】
2023/03/24 15:31
【資料】
PDFをみる
【項目】
154項目
(企業結合等関係)
(子会社株式の譲渡)
当社は、2022年4月27日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社 Diverse(以下、Diverse)の保有株式の一部を譲渡することを決議し、同年4月28日に株式譲渡契約を締結し、株式譲渡を実施致しました。本件株式譲渡に伴い、Diverseは当社の連結子会社から除外するとともに、持分法適用会社であったHOP株式会社(Diverseを通じての間接所有)は、当社の持分法適用会社から除外しております。
1.株式譲渡の概要
(1) 株式譲渡の相手先の名称
津元 啓史
(2) 譲渡対象会社の名称及び事業の内容
名称 :株式会社Diverse(同社を通じての間接所有であるHOP株式会社含む。)
事業内容 :マッチングサービス事業
(3) 株式譲渡の理由
当社グループは、「ご縁がある皆様を幸せにする」という経営理念のもと婚活事業を中心に展開しており、「中期経営計画(2021年-2027年)」では、2027年には「成婚組数2.5万組」「加盟相談所数1万社」の実現を最重要指標とする経営目標を掲げております。
Diverseは、友人・恋人探しといった、婚活市場においては比較的ライトなユーザー層をターゲットにしたマッチングアプリを中心に、事業を展開してまいりました。しかしながら、同分野においては、ユーザーを取り巻く環境やライフスタイルの変化、マーケティングチャネルやIT技術の革新に加えて、新規参入と撤退が続くといった市場の競争が激化している状況にある中で、既存事業における開発計画の遅れなどが事業収益の減少要因となっておりました。収益構造の改革を実現するためには、新たな会員基盤の獲得や、既存ユーザーの活動活性化に向けた、機動的な戦略作りや意思決定が最も重要な経営課題の1つでありました。
将来にわたるグループ全体の企業価値向上の観点から、今後の方向性について検討を重ねた結果、当社グループのさらなる成長にむけて、婚活事業においては、より結婚を意識した事業に経営資源を集中させることが最適であると判断いたしました。
その過程で、Diverseが運営するマッチングアプリ事業の中でも「結婚を意識したユーザー」をターゲットとする『youbride(ユーブライド)』については、2022年4月1日をもって当社に事業譲渡をいたしました。
また、Diverse代表取締役である津元氏がMBOを希望したことから、当社が保有する株式を同氏に譲渡し、当社グループからの離脱を認めることが、当社の株主利益の観点から最善であるとの結論に至りました。
(4) 株式譲渡実行日
2022年4月28日
(5) 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金とする株式譲渡
2.実施した会計処理の概要
(1) 譲渡損益の金額
関係会社株式売却益6,434千円

(2) 譲渡した子会社に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産798,431千円
固定資産291,984
資産合計1,090,415
流動負債583,684
固定負債422,370
負債合計1,006,054

(3) 会計処理
株式会社Diverse及びHOP株式会社の連結上の帳簿価額と売却価格との差額を関係会社株式売却益として特別利益に計上しております。
3.譲渡した子会社が含まれていた報告セグメントの名称
マッチング事業
4.当連結会計年度に係る連結損益計算書に計上されている譲渡した子会社に係る損益の概算額
売上680,823千円
営業利益31,503