有価証券報告書-第10期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/30 9:15
【資料】
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【項目】
114項目

対処すべき課題

当社グループは、宅配水事業者として顧客数において業界首位となることを目指すべく、平成28年1月に当社グループの目指すべき将来の姿を設定いたしました。
「5年以内に圧倒的日本NO.1のウォーターサーバーカンパニーになる」
「10年以内に圧倒的世界NO.1のウォーターサーバーカンパニーになる」
上記の目指すべき将来の姿は、持続的な成長とM&Aによって実現することを前提としております。実現に向けた第1歩として、株式会社エフエルシーとの経営統合を実施するとともに、次の課題に重点的に取り組んでまいります。
(1)新規顧客獲得
当社グループは、顧客数の増加が業容拡大のための必要不可欠な要素であると捉えております。セールス・プロモーションを強みとする株式会社エフエルシーとの統合による相乗効果を狙うとともに、従来からの営業手法であるデモンストレーション販売のほか、WEBやテレマーケティングによる顧客獲得、光通信グループの営業力の活用など、販売体制のさらなる強化に努めてまいります。
(2)顧客満足度の向上
当社グループは、顧客が長期間継続して定期的に製品を購入することにより、継続的に安定した収益を得ることが可能となります。自社にて開発から製造・品質管理・販売・アフターサービスまでを一貫して行う製販一体型体制により培ったノウハウや顧客情報等を活用し、顧客のニーズに合った商品・サービスの提供を行うなど、顧客に長期間継続して利用していただくべく顧客満足度の向上施策に取り組んでまいります。
(3)設備投資・システム投資
顧客数が増加すると必然的に製品の出荷本数も増加いたします。そのため、生産能力の増強を目的とする生産関連の設備投資や顧客情報管理・各種施策に対応可能なシステムの構築に取り組むほか、業務効率化やセキュリティー強化のための社内基幹システム改修に取り組んでまいります。
(4)子会社における過去の事業に関する負債整理
当社において事業整理中である子会社の負債を整理し、当社グループの財務体質の健全化を図ってまいります。
(5)コーポレート・ガバナンスの充実化
当社グループは、コーポレート・ガバナンスの充実は、企業価値を継続的に高め、株主や取引先、顧客、従業員等のステークホルダーの信頼を得るためには必要不可欠であると考えております。コーポレートガバナンス・コードに基づき、取締役の経営責任を強く意識し、企業経営における透明性の確保、意思決定過程の明確化や不正の防止に努め、ステークホルダーとの良好な関係を築いてまいります。
(6)人材の確保と育成
事業の発展には、有能な人材の確保と育成が必要不可欠であります。当社グループは状況に応じて新卒・中途採用を柔軟に行うほか、海外展開に備え外国人採用にも取り組んでまいります。また、顧客サポート体制の強化や商品知識の習得等を目的とした従業員の育成を強化し、グループ社員全体のレベルアップを図ってまいります。