有価証券報告書-第7期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下、「経営成績等」という。) の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、総じて非常に厳しい状況で推移しました。特に年度前半は、緊急事態宣言の発令等に伴う経済活動の抑制により景気が急激に悪化し、極めて厳しい状況となり、年度後半に持ち直しの動きがみられたものの、年度末にかけて新型コロナウイルス感染症の再拡大がみられるなど、先行きの不透明感の高まりが懸念されました。
こうしたなか、当連結会計年度の売上高については、ガス事業の売上高が減少したことなどにより、10.3%減少の58,452百万円となりました。一方、ヨウ素事業の利益が増加したことなどにより、営業利益については8.8%増加の3,625百万円、経常利益については11.4%増加の4,050百万円、親会社株主に帰属する当期純利益については3.9%増加の2,844百万円となりました。
増減の比較については、全て「前連結会計年度」との比較であります。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
<ガス事業>輸入エネルギー価格の影響によりガス販売価格が低下したことや、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う業務用や工業用のお客さまの事業活動の縮減などにより、売上高については13.9%減少の47,530百万円、営業利益については3.5%減少の4,002百万円となりました。
<ヨウ素事業>好調な市況を背景に、ヨウ素販売価格が上昇したことや、ヨウ素販売量が増加したことなどにより、売上高については18.2%増加の4,953百万円、営業利益については37.8%増加の2,152百万円となりました。
<その他>建設事業の増加などにより、売上高については4.2%増加の5,968百万円、営業利益については5.3%増加の555百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。
なお、増減の比較については、全て「前連結会計年度末」との比較であります。
<資産の部>流動資産は、現金及び預金の減少などにより、5.9%減少の33,040百万円となりました。また、固定資産は、関係会社長期貸付金の増加などにより、3.9%増加の61,583百万円となりました。以上の結果、資産合計は、0.3%増加の94,624百万円となりました。
<負債の部>流動負債は、支払手形及び買掛金の減少などにより、4.3%減少の8,799百万円となりました。また、固定負債は、繰延税金負債の減少などにより、6.1%減少の6,265百万円となりました。以上の結果、負債合計は、5.0%減少の15,065百万円となりました。
<純資産の部>純資産合計は、利益剰余金の増加などにより、1.3%増加の79,559百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
なお、増減比較については、現金及び現金同等物の期末残高は「期首」との比較、キャッシュ・フローは「前連結会計年度」との比較であります。
<現金及び現金同等物の期末残高>当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、21,879百万円(2.4%減少)となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>減価償却費や税金等調整前当期純利益などにより、7,934百万円(17.1%増加)の収入となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>有形固定資産の取得や関係会社への貸付などにより、6,538百万円(1.1%増加)の支出となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>自己株式の取得や配当金の支払いなどにより、1,934百万円(113.0%増加)の支出となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの主な資金需要は、営業活動における運転資金及び投資活動における設備投資資金であります。運転資金は自己資金により、設備投資資金は自己資金のほか金融機関からの借入により調達しております。また、当社グループはグループファイナンスを導入しており、グループファイナンスを通じてグループ各社との間で必要な資金の融通を行っております。
なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次の通りであります。
(注)各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表数値を用いて、以下の方法により算出しております。
①自己資本比率:自己資本/総資産
②時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
※株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
③キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての負債を対象と
しております。
④インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(6) 生産・受注及び販売の実績
<生産実績>当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 上記の金額は、販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 ヨウ素事業に含まれているかん水の生産高については、販売用のもののみであり、原料用のものを含んでお
りません。
<受注実績>当連結会計年度における受注実績については、受注高の販売高に対する割合が僅少であることから、記載を省略しております。
なお、当社グループの主たる事業であるガス事業においては、受注生産を行っておりません。
<販売実績>当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(注)当連結会計年度において、総販売実績に占める五井コーストエナジー㈱の割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(7) 目標とする経営指標の実績
当社グループは、「VISION 2025」及び「中計2021」において、経常利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、ROA(総資本当期純利益率)、ガス生産量、ガス販売量、ヨウ素販売量を、目標とする経営指標として定めております。
当連結会計年度における当該指標、及び目標数値は以下の通りであります。
(注) 目標達成のための計画値であります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下、「経営成績等」という。) の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、総じて非常に厳しい状況で推移しました。特に年度前半は、緊急事態宣言の発令等に伴う経済活動の抑制により景気が急激に悪化し、極めて厳しい状況となり、年度後半に持ち直しの動きがみられたものの、年度末にかけて新型コロナウイルス感染症の再拡大がみられるなど、先行きの不透明感の高まりが懸念されました。
こうしたなか、当連結会計年度の売上高については、ガス事業の売上高が減少したことなどにより、10.3%減少の58,452百万円となりました。一方、ヨウ素事業の利益が増加したことなどにより、営業利益については8.8%増加の3,625百万円、経常利益については11.4%増加の4,050百万円、親会社株主に帰属する当期純利益については3.9%増加の2,844百万円となりました。
増減の比較については、全て「前連結会計年度」との比較であります。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
<ガス事業>輸入エネルギー価格の影響によりガス販売価格が低下したことや、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う業務用や工業用のお客さまの事業活動の縮減などにより、売上高については13.9%減少の47,530百万円、営業利益については3.5%減少の4,002百万円となりました。
<ヨウ素事業>好調な市況を背景に、ヨウ素販売価格が上昇したことや、ヨウ素販売量が増加したことなどにより、売上高については18.2%増加の4,953百万円、営業利益については37.8%増加の2,152百万円となりました。
<その他>建設事業の増加などにより、売上高については4.2%増加の5,968百万円、営業利益については5.3%増加の555百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。
なお、増減の比較については、全て「前連結会計年度末」との比較であります。
<資産の部>流動資産は、現金及び預金の減少などにより、5.9%減少の33,040百万円となりました。また、固定資産は、関係会社長期貸付金の増加などにより、3.9%増加の61,583百万円となりました。以上の結果、資産合計は、0.3%増加の94,624百万円となりました。
<負債の部>流動負債は、支払手形及び買掛金の減少などにより、4.3%減少の8,799百万円となりました。また、固定負債は、繰延税金負債の減少などにより、6.1%減少の6,265百万円となりました。以上の結果、負債合計は、5.0%減少の15,065百万円となりました。
<純資産の部>純資産合計は、利益剰余金の増加などにより、1.3%増加の79,559百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
なお、増減比較については、現金及び現金同等物の期末残高は「期首」との比較、キャッシュ・フローは「前連結会計年度」との比較であります。
<現金及び現金同等物の期末残高>当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、21,879百万円(2.4%減少)となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>減価償却費や税金等調整前当期純利益などにより、7,934百万円(17.1%増加)の収入となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>有形固定資産の取得や関係会社への貸付などにより、6,538百万円(1.1%増加)の支出となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>自己株式の取得や配当金の支払いなどにより、1,934百万円(113.0%増加)の支出となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの主な資金需要は、営業活動における運転資金及び投資活動における設備投資資金であります。運転資金は自己資金により、設備投資資金は自己資金のほか金融機関からの借入により調達しております。また、当社グループはグループファイナンスを導入しており、グループファイナンスを通じてグループ各社との間で必要な資金の融通を行っております。
なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次の通りであります。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 自己資本比率(%) | 79.6 | 80.4 | |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 47.0 | 41.8 | |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | 0.2 | 0.1 | |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 490.7 | 688.8 |
(注)各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表数値を用いて、以下の方法により算出しております。
①自己資本比率:自己資本/総資産
②時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
※株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
③キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての負債を対象と
しております。
④インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(6) 生産・受注及び販売の実績
<生産実績>当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| ガス事業 | 6,977 | △6.5 |
| ヨウ素事業 | 5,240 | +23.1 |
| 合計 | 12,217 | +4.3 |
(注) 1 上記の金額は、販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 ヨウ素事業に含まれているかん水の生産高については、販売用のもののみであり、原料用のものを含んでお
りません。
<受注実績>当連結会計年度における受注実績については、受注高の販売高に対する割合が僅少であることから、記載を省略しております。
なお、当社グループの主たる事業であるガス事業においては、受注生産を行っておりません。
<販売実績>当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| ガス事業 | 47,530 | △13.9 |
| ヨウ素事業 | 4,953 | +18.2 |
| その他 | 5,968 | +4.2 |
| 合計 | 58,452 | △10.3 |
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(百万円) | 割合(%) | 販売高(百万円) | 割合(%) | |
| 五井コーストエナジー㈱ | 7,211 | 11.1 | - | - |
(注)当連結会計年度において、総販売実績に占める五井コーストエナジー㈱の割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(7) 目標とする経営指標の実績
当社グループは、「VISION 2025」及び「中計2021」において、経常利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、ROA(総資本当期純利益率)、ガス生産量、ガス販売量、ヨウ素販売量を、目標とする経営指標として定めております。
当連結会計年度における当該指標、及び目標数値は以下の通りであります。
| 項目 | 第7期実績 (2020年) | 中計2021 数値目標 (2021年) | VISION 2025 数値目標 (2025年) |
| 経常利益 | 40.5億円 | 42億円 | 65億円 |
| 営業活動による キャッシュ・フロー | 79.3億円 | 85億円 | 90億円 |
| ROA(総資本当 期純利益率) | 3.0% | 2.8%以上 | 4.5%以上 |
| ガス生産量 | 1.8億㎥ | 1.9億㎥ | 2億㎥ |
| ガス販売量 | 9.8億㎥ | 11億㎥ | 15億㎥ |
| ヨウ素販売量 | 1,618トン | 1,700トン | 2,100トン |
| 設備投資額(注) | 45.3億円 | 154億円 (2019年~2021年) | 570億円 (2016年~2025年) |
(注) 目標達成のための計画値であります。