訂正有価証券報告書-第10期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/07/31 16:28
【資料】
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【項目】
147項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「食糧増産技術(アグリテクノロジー)と真心で、世界の人々に貢献します。」という企業理念のもと、農薬や肥料、あるいは独自の栽培システムなどを開発・製造・販売する過程で、作物の増収に寄与する総合的かつ包括的な技術の開発と体系化に取り組んでおります。この技術・ノウハウの蓄積を基礎に「新たな食糧増産技術」を開発していくことで、増え続ける世界人口を支えるための食糧問題を解決し、株主の皆さまやお客さまから高い信頼と評価を得られるよう、企業価値の最大化を図ることを経営の基本方針としています。
(2)目標とする経営指標
当社グループが目標とする経営指標としましては、特に安定的な収益確保及び収益力の強化を目指すため、営業利益の拡大と売上高営業利益率の向上、及び株主資本の有効活用を図るためROE(自己資本当期純利益率)を経営指標に据え、更にはフリー・キャッシュフローの確保も重視しながら企業価値の向上に努めております。
(3)経営環境
当社グループの主力をなす農薬事業は、食料の増産や安定供給に対する有効な手段であり世界的には拡大傾向にあります。一方、資源の循環型活用などを中心とした栽培技術や農作物も注目され、農作物の生産に求められる技術や消費者の嗜好も多様化しております。更には主たる市場である農業分野は益々国際化と高齢化が進んでおります。
(4)中長期的な会社の経営戦略
多様化する市場や消費者の要求に応え、当社グループが持続的な事業規模の拡大を図るため、防除技術(農薬)、施肥灌水技術(肥料・栽培システム)、バイオスティミュラントの各分野における顧客ニーズの取込み、継続した製品投入と総合的な技術の提供、成長市場又は大規模市場への経営資源の集中により、安定収入の確保と中長期的な経営基盤の拡大を図り、2022年までに売上高300億円、営業利益30億円を目指します。
これらを実現するために以下の課題に取り組んでまいります。
① 成長分野である海外事業展開を、2018年に買収したLIDA Plant Research, S.L.、CAPA ECOSYSTEMS, S.L.U.、及びBlue Wave Holding B.V.と共に加速
② 未利用資源を活用した有機製品の開発
③ 安定した経営基盤としての国内農薬事業の効率化
(5)会社の対処すべき課題
当社グループは、農業分野に事業展開をすすめておりますが、その概要として国内販売におきましては、農業生産額の減少などにともない市場は縮小傾向にあり、事業環境としてはやや厳しい状況が続くものと考えられます。また、海外販売におきましては、食料の安定供給や作物生産技術の高度化や高品質化など、中長期的には拡大傾向で推移するものと予想しております。
このような状況下において、当社グループの持つ技術や製品の機能を広く提案し、積極的な展開を行うことにより持続的な企業価値の向上を図ってまいります。またESG(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance))の観点も取り入れ経営に取り組んでまいります。
現時点において当社グループが認識しております対処すべき課題につきましては以下のとおりです。
①国内販売体制の再構築
国内市場は縮小傾向にある一方で、大規模農業生産法人の増加などもあり、生産者の製品機能に対するニーズの多様化、また作物の栽培技術もAIの活用など大きく変化しようとしております。このような顧客ニーズの変化をビジネスチャンスとしてとらえ、販売にストレートに結び付ける生産者重視の営業体制を構築してまいります。
②海外市場への取り組み
海外の関連会社の6社は、中国、インドネシア、インド、スペイン、オランダ、チェコを本社拠点にそれぞれ独自の製品と販売網を持ち営業活動しております。当社が中心となりこれら各社と連携し、地域ごとにグループ各社製品の最大化を目的とした活動を積極的にすすめ収益の向上を目指します。
③グリーン農薬及びバイオスティミュラントの需要喚起
当社では多様な生産者のニーズに応えるため、独自に『グリーン農薬』と位置付けする食用油や食品添加物などを有効成分とした農薬「サフオイル」や「カリグリーン」「アカリタッチ」や、バイオスティミュラント製品を国内外に営業展開しております。近年このような機能を備えた製品に対する需要は増加傾向にあるととらえており、また一定の地位を築きつつあります。
更に国内外において積極的な販売活動を通じた認知度の向上、また新製品の投入による製品群の充実など、需要の喚起、市場の拡大を図ってまいります。
④研究開発費の増大
新規農薬製品の開発費用及び国内外の農薬登録評価制度に対応した登録維持費用の増大を見込んでおります。これらは、当面の営業利益に対する影響は小さくありませんが、将来的な当社の発展には欠かせないものであります。コスト意識をもって確実に取り組むことと、競争力を維持することを課題として取り組んでまいります。
また、インドのOAT&IIL India Laboratories Private Limitedとの連携した研究により早期の製品開発を目指します。
⑤生産性の向上
製造部門にとどまらず各部門において、コスト意識の向上や付加価値の高い業務へのシフトなど生産性の向上をすすめてまいります。
⑥財務体質の強化
グループ全体の資産及び負債を総合的に見直すと同時に、為替変動の影響や不要なコストを抑えるなどキャッシュフローをベースとした財務体質の強化に努め、新規事業及び研究開発への投資や、株主の皆様への配当金等の還元策への備えを図ります。
当社グループは、これらを具体化するための全社的な取り組みとして、拡大する海外市場を見据えたグローバルな人材育成に継続して取り組んでまいります。また、法令を遵守することはもちろん、企業グループとして社会的な責任を果し、広く社会に貢献してまいります。
(6)経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループは、保有する農薬原体の海外展開、国内外の販売網を生かした市場分析、新規薬剤の開発及び肥料・バイオスティミュラントの底上げを中長期成長戦略の柱とし、当社がこれらの分野を重点的にサポートしていくことにより、グループ全体として将来につながる利益構造基盤を築いてまいります。また、多様性を尊重する企業風土を推進するとともに、コンプライアンスの推進、内部統制システムの強化等、企業の社会的責任の遂行及び業務の効率性向上にも積極的に取り組んでまいります。

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