有価証券報告書-第7期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「首都圏における中小企業と個人のお客さまのための金融グループとして、総合金融サービスを通じて、地域社会の発展に貢献します。」との経営理念を実現するため、お客さまの「信頼性・満足度」、「新たなビジネスやサービスを創出する能力」、「課題解決力」の向上に努めるとともに、金融にも強い総合サービス業として、お客さまの持続的な成長と地域社会の持続的成長に貢献してまいります。
また、当社グループは、以下の3つを経営方針に掲げ、経営目標の達成に取り組んでまいります。

(2)中期的な経営戦略
当社グループでは、2021年度からの新たな中期経営計画をスタートさせました。新中期経営計画では、ビジョン(目指す姿)に「お客さまの新しい価値を創造する東京発プラットフォーマーとなる」を掲げ、「経営基盤の拡充」と「ビジネス構造の改革」を進め、きらぼしプラットフォームの拡充を図ってまいります。
また、グループ力を活かしSDGsの取組みを強化することで、社会の持続的成長に貢献するとともに、当社グループの経営体力の強化と競争力向上を実現してまいります。
※きらぼしプラットフォームとは、さまざまなプレーヤーや事業者の皆さまに、当社グループの持つ新たなビジネス・サービスを創出する能力と課題解決力をご提供することで、共通価値やサービスを共に創造する場所です。

また、当社グループでは、役職員全員が共通して持つべき意識・価値観・考え方として、「社会貢献、組織の発展、自己実現、自らの幸せを実現させること」を「きらぼしフィロソフィー」として策定いたしました。そしてその実践に向け「きらぼしびと」の行動指針を定め、新中期経営計画を高い水準で実現してまいります。

当社グループの中核企業であるきらぼし銀行においては、システム統合が昨年完了し、合併効果を本格的に発揮できる3年間となります。関係当局の許認可等を前提に2021年度に開業予定のデジタルバンク「UI(ユーアイ)銀行」も含め、グループ会社が一体となり東京発プラットフォーマーとして金融・非金融サービスを提供し、その結果として、トップライン収益の向上及びOHRやROE等経営指標の改善を目指します。そして、安定的な収益性と強固な財務体質を堅持し、ステークホルダーの皆さまと共通価値を創造(価値共創)していくとともに、地域経済と地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。
(3)目標とする経営指標
中期経営計画のKGI(財務目標)につきましては、以下のとおりとなっております。
<中期経営計画のKGI(財務目標)>
(4)経営環境及び対処すべき課題等
当社グループは、中期経営計画において、グループ一体で総合金融サービスを提供するための態勢構築を進めるとともに、お客さまとの対話を通じた課題やニーズの把握等に基づき提案が行える「きらぼしびと」の育成に努めることで、お客さまから「ファーストコール」をいただける関係の構築に努めてまいりました。また、経営管理面では店舗・人員・システムを中心とした経営の合理化施策により経費削減を進めるとともに、将来に向けた布石としてグループ会社の整備を行ってまいりました。
しかしながら、当社グループを取り巻く経営環境は、人口減少や低金利政策の継続などの影響により、持続可能なビジネスモデルへの変革が急務になっているとともに、ESG/SDGsを踏まえた持続可能な地域社会への貢献に資する取組みの重要性が高まっております。更には、新型コロナウイルスの感染拡大により生活様式や産業構造が大きく変容しているほか、デジタライゼーションの加速に伴いお客さまが求めるサービスのあり方も多様化・高度化しつつあります。
こうした環境下、当社グループにおいては、ビジネスモデルの構造改革とグループ連携を通じた持続可能な成長モデルの構築が課題であると認識するとともに、リスク管理やコンプライアンス管理などガバナンスの強化がこれまで以上に重要になると考えております。
2021年度以降につきましては、経営環境の変化も踏まえつつ、以下の項目について取り組んでまいります。
《プラットフォームの構築とビジネスモデルの変革》
金融機関における競争環境が変化する中で、金融サービスに加え、ビジネスマッチング等お客さまの本業に結び付く非金融面でのサービス提供に努めてまいりましたが、法人のお客さま同士が協働できる場を創造するとともに、その先にある個人のお客さまも含めたサービスを提供できるエコシステムを構築することで、お客さまの付加価値を高めることが重要になっております。
そのため、法人のお客さまに対しビジネス機会を今まで以上に提供できるプラットフォームを構築していくとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、個人のお客さまのニーズに合致した商品やサービスを体験できるビジネスモデルの構築を進めてまいります。
《デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進》
お客さまの多様な生活シーンに合ったニーズにお応えするため、オリジナルデジタルマネー「ララPay」及び「前給」サービスと連携したアプリ「ララQ」の展開や、関係当局の許認可等を前提に2021年度に開業予定のデジタルバンク「UI(ユーアイ)銀行」など、金融ビジネスのデジタル化を通じて利便性の向上、対面・非対面サービスの融合、金融・非金融サービスの融合を実現してまいります。
《SDGsへの取組み(社会的課題の解決)》
・持続可能な地域社会の形成に貢献すべく、2019年5月に、「環境保全」、「地域社会への貢献」、「お客さまとの共通価値の創造」、「職員の働き方改革と、ダイバーシティの推進」、「株主・投資家との対話」を主要テーマとする「東京きらぼしフィナンシャルグループSDGs宣言」を策定したほか、2021年2月に「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言へ賛同するなど、グループを通じたSDGs経営の実践に積極的に取り組んでおります。
・従来からのメニューによる支援(融資や事業再生・事業承継等)に加え、SDGsに掲げられるさまざまな社会的課題の解決を新たな収益事業につなげる創造的な活動に対しても、ESG投資の観点から積極的に支援を行ってまいります。また、お客さまの課題解決手段の多様化のため、外部機関との連携強化に努めてまいります。
・グループ会社との連携により、医療機関への事業承継支援、資金繰りの安定化、経営支援コンサルティング等を通じた地域医療の持続的成長及び社会的課題の解決に貢献してまいります。
《個人のお客さまへの取組み》
・高齢化が進展する中、きらぼし銀行の預金取引の大半を占めるシニア層との信頼関係を次世代につなげるため、外部機関との連携等により、金融と非金融サービスの双方でシニア層のニーズへお応えしてまいります。
・富裕層、会社オーナー層などのお客さまが抱える課題に対し、単なる「商品提案」ではなく、「お客さまのゴールを一緒に目指す提案」によるライフプランサポートを行うFD(フィデューシャリー・デューティ)営業を実践してまいります。
《法人のお客さまへの取組み》
・創業から成長期、成熟期までのあらゆるステージにおけるお客さまの多様な課題にお応えするため、これまでも進めている、ストラクチャードファイナンスやメザニンファイナンスをはじめとした、従来型の融資取引に留まらないさまざまな手法によるご支援に、グループ総合力を活用し取り組んでまいります。
・お客さまとのリレーションを深め、取引のメイン化を促進するとともに、迅速な対応を図るため、案件検討体制や審査・リスク管理態勢を強化してまいります。
・社会的な課題の一つとなっている中小企業の事業承継に対しては、グループ各社の機能を活用し、オーナーさまの意向に添った解決策の提案を行ってまいります。
《経営基盤の改革とグループ経営資源配分の最適化》
システム統合やブランチ・イン・ブランチ(店舗内店舗)方式での拠点の集約等によるコスト削減を進める一方、地域特性やお客さまのニーズに合わせた形態の拠点設置や各種業務の合理化・高度化のための前向きな投資を行っており、今後も、店舗・本部の更なる効率化による人員創出、ワークスタイルの変革、DXによる生産性の向上を進めてまいります。
《人材育成と人事制度改》
当社グループは、「きらぼしフィロソフィー」並びに「きらぼしびと」の行動指針を定義するとともに、人事制度改革に基づく希望するキャリアデザインに基づく外部派遣制度等による「自発性」の喚起、高度な専門人材を育成する「研修制度」の充実、気づきと学びの場の提供による「自己研鑽」支援などを通じて、人材育成に努めてまいります。
《グループリスク管理》
・リスク管理を経営の最重要課題の一つと捉え、適切なグループ経営管理のもと、グループ信用リスク・市場リスク等各種リスクの的確な管理に努めております。グループ事業戦略の堅確な達成を下支えするとともに、「経営ビジョン」の達成と「金融にも強い総合サービス業」への発展に資するため、リスク・アペタイト・フレームワークの考えに基づいたリスク管理の強化等、適切なリスクテイクを可能とするリスクマネジメント手法の高度化を図ってまいります。
・利便性と安全性の高いサービスの提供するため、価値創造とリスクマネジメントの両面からサイバーセキュリティ対応の強化に取り組んでまいります。
・新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、企業収益及び資金繰りが一層厳しさを増すことが予想されます。当社グループとしては、確りと資金供給機能を果たしつつ、お取引先とのリレーションを強化し事業支援を図ってまいります。また、経営課題を抱えているお取引先に対しては、営業店と本部が一体となった早期の経営改善支援を行ってまいります。
《コンプライアンス》
コンプライアンスを経営の最重要課題の一つと捉え、コンプライアンス重視の企業風土の醸成を進めることで、業務の健全性と適切性の確保に努めております。
株主の皆さまに信認され、お客さまや社会から信頼される地域金融グループとして、社会的使命を柱とした企業倫理の構築に努めると共に徹底したグループベースでのコンプライアンス管理態勢を構築し、リスクオーナーシップの確立など企業倫理が徹底・浸透できる態勢の整備を更に進めてまいります。
《コーポレート・ガバナンス》
コーポレート・ガバナンスを経営の最重要課題の一つと捉え、社外役員・外部有識者の知見も活用したうえでグループ経営管理態勢や監督機能の強化を進めるとともに、業務運営に際し透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うためコーポレート・ガバナンス機能の充実を図り、持続的な企業価値の向上に努めてまいります
《新型コロナウイルス感染症への対応》
当社グループでは、「地元企業等の資金繰りを安定させる」という社会的使命を果たすことが金融グループの存在意義であると強く認識し、きらぼし銀行において、緊急融資制度の創設や医療法人等向けのファンドの組成等さまざまな金融サービスを通じて、中小企業の皆さまの資金繰りや業況の変化に対して迅速且つ適切に対応できる支援体制を構築してまいりました。中小企業経営のホームドクターの役割を担う地域銀行として、引き続き、適切に金融及びコンサルティング機能を発揮してまいります。
また、職員の対応といたしましては、在宅勤務やモバイルワークの実践等により同一拠点内の同時感染リスクを軽減し、グループ職員の健康に最大限配慮した上で、業務を継続できる態勢を維持しております。
(1)経営方針
当社グループは、「首都圏における中小企業と個人のお客さまのための金融グループとして、総合金融サービスを通じて、地域社会の発展に貢献します。」との経営理念を実現するため、お客さまの「信頼性・満足度」、「新たなビジネスやサービスを創出する能力」、「課題解決力」の向上に努めるとともに、金融にも強い総合サービス業として、お客さまの持続的な成長と地域社会の持続的成長に貢献してまいります。
また、当社グループは、以下の3つを経営方針に掲げ、経営目標の達成に取り組んでまいります。

(2)中期的な経営戦略
当社グループでは、2021年度からの新たな中期経営計画をスタートさせました。新中期経営計画では、ビジョン(目指す姿)に「お客さまの新しい価値を創造する東京発プラットフォーマーとなる」を掲げ、「経営基盤の拡充」と「ビジネス構造の改革」を進め、きらぼしプラットフォームの拡充を図ってまいります。
また、グループ力を活かしSDGsの取組みを強化することで、社会の持続的成長に貢献するとともに、当社グループの経営体力の強化と競争力向上を実現してまいります。
※きらぼしプラットフォームとは、さまざまなプレーヤーや事業者の皆さまに、当社グループの持つ新たなビジネス・サービスを創出する能力と課題解決力をご提供することで、共通価値やサービスを共に創造する場所です。

また、当社グループでは、役職員全員が共通して持つべき意識・価値観・考え方として、「社会貢献、組織の発展、自己実現、自らの幸せを実現させること」を「きらぼしフィロソフィー」として策定いたしました。そしてその実践に向け「きらぼしびと」の行動指針を定め、新中期経営計画を高い水準で実現してまいります。

当社グループの中核企業であるきらぼし銀行においては、システム統合が昨年完了し、合併効果を本格的に発揮できる3年間となります。関係当局の許認可等を前提に2021年度に開業予定のデジタルバンク「UI(ユーアイ)銀行」も含め、グループ会社が一体となり東京発プラットフォーマーとして金融・非金融サービスを提供し、その結果として、トップライン収益の向上及びOHRやROE等経営指標の改善を目指します。そして、安定的な収益性と強固な財務体質を堅持し、ステークホルダーの皆さまと共通価値を創造(価値共創)していくとともに、地域経済と地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。
(3)目標とする経営指標
中期経営計画のKGI(財務目標)につきましては、以下のとおりとなっております。
<中期経営計画のKGI(財務目標)>
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
| 当社 <連結> | ROE | 3.2% | 5.0% | 5.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 100億円 | 160億円 | 200億円 | |
| 子会社連結利益貢献額 | △4億円 | 4億円 | 24億円 | |
| 自己資本比率 | 8.6% | 8.3% | 8.3% | |
| きらぼし銀行 | コアOHR | 67.0% | 59.8% | 57.3% |
| <単体> | 顧客向けサービス業務利益 | 124億円 | 205億円 | 234億円 |
(4)経営環境及び対処すべき課題等
当社グループは、中期経営計画において、グループ一体で総合金融サービスを提供するための態勢構築を進めるとともに、お客さまとの対話を通じた課題やニーズの把握等に基づき提案が行える「きらぼしびと」の育成に努めることで、お客さまから「ファーストコール」をいただける関係の構築に努めてまいりました。また、経営管理面では店舗・人員・システムを中心とした経営の合理化施策により経費削減を進めるとともに、将来に向けた布石としてグループ会社の整備を行ってまいりました。
しかしながら、当社グループを取り巻く経営環境は、人口減少や低金利政策の継続などの影響により、持続可能なビジネスモデルへの変革が急務になっているとともに、ESG/SDGsを踏まえた持続可能な地域社会への貢献に資する取組みの重要性が高まっております。更には、新型コロナウイルスの感染拡大により生活様式や産業構造が大きく変容しているほか、デジタライゼーションの加速に伴いお客さまが求めるサービスのあり方も多様化・高度化しつつあります。
こうした環境下、当社グループにおいては、ビジネスモデルの構造改革とグループ連携を通じた持続可能な成長モデルの構築が課題であると認識するとともに、リスク管理やコンプライアンス管理などガバナンスの強化がこれまで以上に重要になると考えております。
2021年度以降につきましては、経営環境の変化も踏まえつつ、以下の項目について取り組んでまいります。
《プラットフォームの構築とビジネスモデルの変革》
金融機関における競争環境が変化する中で、金融サービスに加え、ビジネスマッチング等お客さまの本業に結び付く非金融面でのサービス提供に努めてまいりましたが、法人のお客さま同士が協働できる場を創造するとともに、その先にある個人のお客さまも含めたサービスを提供できるエコシステムを構築することで、お客さまの付加価値を高めることが重要になっております。
そのため、法人のお客さまに対しビジネス機会を今まで以上に提供できるプラットフォームを構築していくとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、個人のお客さまのニーズに合致した商品やサービスを体験できるビジネスモデルの構築を進めてまいります。
《デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進》
お客さまの多様な生活シーンに合ったニーズにお応えするため、オリジナルデジタルマネー「ララPay」及び「前給」サービスと連携したアプリ「ララQ」の展開や、関係当局の許認可等を前提に2021年度に開業予定のデジタルバンク「UI(ユーアイ)銀行」など、金融ビジネスのデジタル化を通じて利便性の向上、対面・非対面サービスの融合、金融・非金融サービスの融合を実現してまいります。
《SDGsへの取組み(社会的課題の解決)》
・持続可能な地域社会の形成に貢献すべく、2019年5月に、「環境保全」、「地域社会への貢献」、「お客さまとの共通価値の創造」、「職員の働き方改革と、ダイバーシティの推進」、「株主・投資家との対話」を主要テーマとする「東京きらぼしフィナンシャルグループSDGs宣言」を策定したほか、2021年2月に「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言へ賛同するなど、グループを通じたSDGs経営の実践に積極的に取り組んでおります。
・従来からのメニューによる支援(融資や事業再生・事業承継等)に加え、SDGsに掲げられるさまざまな社会的課題の解決を新たな収益事業につなげる創造的な活動に対しても、ESG投資の観点から積極的に支援を行ってまいります。また、お客さまの課題解決手段の多様化のため、外部機関との連携強化に努めてまいります。
・グループ会社との連携により、医療機関への事業承継支援、資金繰りの安定化、経営支援コンサルティング等を通じた地域医療の持続的成長及び社会的課題の解決に貢献してまいります。
《個人のお客さまへの取組み》
・高齢化が進展する中、きらぼし銀行の預金取引の大半を占めるシニア層との信頼関係を次世代につなげるため、外部機関との連携等により、金融と非金融サービスの双方でシニア層のニーズへお応えしてまいります。
・富裕層、会社オーナー層などのお客さまが抱える課題に対し、単なる「商品提案」ではなく、「お客さまのゴールを一緒に目指す提案」によるライフプランサポートを行うFD(フィデューシャリー・デューティ)営業を実践してまいります。
《法人のお客さまへの取組み》
・創業から成長期、成熟期までのあらゆるステージにおけるお客さまの多様な課題にお応えするため、これまでも進めている、ストラクチャードファイナンスやメザニンファイナンスをはじめとした、従来型の融資取引に留まらないさまざまな手法によるご支援に、グループ総合力を活用し取り組んでまいります。
・お客さまとのリレーションを深め、取引のメイン化を促進するとともに、迅速な対応を図るため、案件検討体制や審査・リスク管理態勢を強化してまいります。
・社会的な課題の一つとなっている中小企業の事業承継に対しては、グループ各社の機能を活用し、オーナーさまの意向に添った解決策の提案を行ってまいります。
《経営基盤の改革とグループ経営資源配分の最適化》
システム統合やブランチ・イン・ブランチ(店舗内店舗)方式での拠点の集約等によるコスト削減を進める一方、地域特性やお客さまのニーズに合わせた形態の拠点設置や各種業務の合理化・高度化のための前向きな投資を行っており、今後も、店舗・本部の更なる効率化による人員創出、ワークスタイルの変革、DXによる生産性の向上を進めてまいります。
《人材育成と人事制度改》
当社グループは、「きらぼしフィロソフィー」並びに「きらぼしびと」の行動指針を定義するとともに、人事制度改革に基づく希望するキャリアデザインに基づく外部派遣制度等による「自発性」の喚起、高度な専門人材を育成する「研修制度」の充実、気づきと学びの場の提供による「自己研鑽」支援などを通じて、人材育成に努めてまいります。
《グループリスク管理》
・リスク管理を経営の最重要課題の一つと捉え、適切なグループ経営管理のもと、グループ信用リスク・市場リスク等各種リスクの的確な管理に努めております。グループ事業戦略の堅確な達成を下支えするとともに、「経営ビジョン」の達成と「金融にも強い総合サービス業」への発展に資するため、リスク・アペタイト・フレームワークの考えに基づいたリスク管理の強化等、適切なリスクテイクを可能とするリスクマネジメント手法の高度化を図ってまいります。
・利便性と安全性の高いサービスの提供するため、価値創造とリスクマネジメントの両面からサイバーセキュリティ対応の強化に取り組んでまいります。
・新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、企業収益及び資金繰りが一層厳しさを増すことが予想されます。当社グループとしては、確りと資金供給機能を果たしつつ、お取引先とのリレーションを強化し事業支援を図ってまいります。また、経営課題を抱えているお取引先に対しては、営業店と本部が一体となった早期の経営改善支援を行ってまいります。
《コンプライアンス》
コンプライアンスを経営の最重要課題の一つと捉え、コンプライアンス重視の企業風土の醸成を進めることで、業務の健全性と適切性の確保に努めております。
株主の皆さまに信認され、お客さまや社会から信頼される地域金融グループとして、社会的使命を柱とした企業倫理の構築に努めると共に徹底したグループベースでのコンプライアンス管理態勢を構築し、リスクオーナーシップの確立など企業倫理が徹底・浸透できる態勢の整備を更に進めてまいります。
《コーポレート・ガバナンス》
コーポレート・ガバナンスを経営の最重要課題の一つと捉え、社外役員・外部有識者の知見も活用したうえでグループ経営管理態勢や監督機能の強化を進めるとともに、業務運営に際し透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うためコーポレート・ガバナンス機能の充実を図り、持続的な企業価値の向上に努めてまいります
《新型コロナウイルス感染症への対応》
当社グループでは、「地元企業等の資金繰りを安定させる」という社会的使命を果たすことが金融グループの存在意義であると強く認識し、きらぼし銀行において、緊急融資制度の創設や医療法人等向けのファンドの組成等さまざまな金融サービスを通じて、中小企業の皆さまの資金繰りや業況の変化に対して迅速且つ適切に対応できる支援体制を構築してまいりました。中小企業経営のホームドクターの役割を担う地域銀行として、引き続き、適切に金融及びコンサルティング機能を発揮してまいります。
また、職員の対応といたしましては、在宅勤務やモバイルワークの実践等により同一拠点内の同時感染リスクを軽減し、グループ職員の健康に最大限配慮した上で、業務を継続できる態勢を維持しております。