有価証券報告書-第14期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
経営上の重要な契約等
当社の経営上の重要な契約は次のとおりであります。
①ライセンス・アウトに関する契約
(注)本契約書の対象となる関連特許については、「②特許譲受に関する契約」に記載の、国立大学法人東京大学との平成20年9月16日付譲渡契約書及び平成22年3月23日付譲渡契約書、並びに塩野義製薬株式会社との平成24年9月10日付特許実施対価等に関する覚書に基づき、関連特許の譲渡を受けております。
②特許譲受に関する契約
③共同研究開発に関する契約
④アドバイザリー契約
①ライセンス・アウトに関する契約
契約書名 | 提携及びライセンス契約書 |
契約相手方名 | 藤本製薬株式会社 |
契約締結日 | 平成26年4月30日 |
契約期間 | 締結日から、製品の販売後7年が経過する日の属する月の末日、或いは本製品の関連特許が全て消滅する日の属する月の末日のいずれか遅い日まで |
主な契約内容 | ① 当社は、NGFに対するRNAアプタマーを含有する医薬品の開発、製造、販売に関する、全世界でのサブライセンス権付きの独占的実施権を藤本製薬株式会社に許諾する。 ② 藤本製薬株式会社は、当社に対して、対価として、契約一時金、開発の進展等に応じたマイルストーン・ペイメント(第1相臨床試験開始時、前期第2相臨床試験開始時、後期第2相臨床試験開始時、第3相臨床試験開始時、製造販売承認申請時、製造販売承認取得時、純売上高が一定額超過時)、及び市販後の一定率のロイヤルティー及び藤本製薬株式会社の得たサブライセンス収入の一定割合を支払う。さらに、当社が第三者割当の方法で発行する普通株式について、3億円分の引き受けを行う。(なお、本引き受けについては、平成26年5月12日に払込を完了しております。) ③ 当社は関連特許の50%を藤本製薬株式会社に譲渡する。 |
(注)本契約書の対象となる関連特許については、「②特許譲受に関する契約」に記載の、国立大学法人東京大学との平成20年9月16日付譲渡契約書及び平成22年3月23日付譲渡契約書、並びに塩野義製薬株式会社との平成24年9月10日付特許実施対価等に関する覚書に基づき、関連特許の譲渡を受けております。
契約書名 | ライセンス契約書 |
契約相手方名 | 大塚製薬株式会社 |
契約締結日 | 平成29年5月8日 |
契約期間 | 守秘義務により非開示 |
主な契約内容 | ① 当社は、大塚製薬株式会社と、平成20年8月1日から平成28年12月末日までに実施したRBM001に関する共同研究での成果につき、大塚製薬株式会社においてこれを開発・商業化することを目的に、全世界でのサブライセンス権付きの独占的実施権を大塚製薬株式会社に許諾する。 ② 大塚製薬株式会社は、当社に対して、対価として、契約一時金、本製品発売後の売上に応じたロイヤルティー、大塚製薬株式会社が第三者にサブライセンスを行った場合のサブライセンス対価の分配金、及び大塚製薬株式会社が第三者に事業譲渡を行った場合の事業譲渡対価の分配金を支払う。 ③ 当社は関連特許の一部を大塚製薬株式会社に譲渡する |
②特許譲受に関する契約
契約相手方名 | 国立大学法人 東京大学 |
契約締結日 | 特許を受ける権利ごとに、個別に契約を締結しており、各締結日は下記のとおりです。 平成18年5月31日、平成18年10月31日、平成20年9月16日、平成21年5月8日、平成22年3月23日、平成24年3月22日、平成24年11月19日 |
契約期間 | 契約締結日から契約上の権利が全て失効する日まで |
主な契約内容 | 当社は、アプタマー創薬に関する事業化に必要な特許に関し、国立大学法人東京大学より特許を受ける権利を譲り受けております。その概要は下記のとおりです。 当社は、特許を受ける権利の対価として契約一時金、開発の進展に応じたマイルストーン及び市販後は一定率のロイヤルティーを支払う。 |
備考 | 各契約とパイプラインとの関係は下記のとおりです。 RBM001:平成18年10月31日付契約、平成24年11月19日付契約 RBM003:平成21年5月8日付契約 RBM004:平成20年9月16日付契約、平成22年3月23日付契約 RBM007:平成24年3月22日付契約 |
契約書名 | 特許を受ける権利等の譲渡契約書 |
契約相手方名 | 国立大学法人 名古屋大学 |
契約締結日 | 平成24年12月25日 |
契約期間 | 契約締結日から契約上の権利が全て失効する日まで |
主な契約内容 | 当社は、アプタマー創薬に関する事業化に必要な特許に関し、国立大学法人名古屋大学より特許を受ける権利を譲り受けております。その概要は下記のとおりです。 当社は、特許を受ける権利の対価として契約一時金、開発の進展に応じたマイルストーン及び市販後は一定率のロイヤルティーを支払う。 |
備考 | 契約の対象となるパイプラインはRBM001です。 |
契約書名 | 特許実施対価等に関する覚書 |
契約相手方名 | 塩野義製薬株式会社 |
契約締結日 | 平成24年9月10日 |
契約期間 | 締結日から、特許の有効に存続する期間の満了又は失効が最も遅く到来する日まで |
主な契約内容 | 当社は、抗NGFアプタマーを含有する製品の販売に伴う特許実施の対価を受け取った場合、塩野義製薬株式会社に対し一定率のロイヤルティーを支払う |
契約書名 | 共同研究終了に伴う成果取扱い覚書 |
契約相手方名 | 大塚製薬株式会社 |
契約締結日 | 平成29年5月8日 |
契約期間 | 守秘義務により非開示 |
主な契約内容 | ① 当社は、大塚製薬株式会社と、平成20年1月1日から平成27年12月末日までに実施した、RBM002及びRBM003に関する共同研究の成果に関連して、当社側で研究開発を推進することを目的に、関連特許の譲渡を受ける。 ② 当社は、RBM002及びRBM003について開発やライセンス・アウトに成功した場合には、製品の売上に応じたロイヤルティー、当社が第三者にライセンスを行った場合のライセンス対価の分配金、及び当社が第三者に事業譲渡を行った場合の事業譲渡対価の分配金を、大塚製薬株式会社に支払う。 |
③共同研究開発に関する契約
契約書名 | 共同研究契約書 |
契約相手方名 | 大正製薬株式会社 |
契約締結日 | 平成26年3月 |
契約期間 | 契約日から平成30年2月末 |
主な契約内容 | ①共同研究により開発候補となる物質(アプタマー)を取得する。 ②大正製薬株式会社は本共同研究の対価として、所定の金額を支払う。 |
契約書名 | 共同研究契約書 |
契約相手方名 | アステラス製薬株式会社 |
契約締結日 | 平成29年3月21日 |
契約期間 | 守秘義務により非開示。 |
主な契約内容 | ①共同研究により開発候補となる物質(アプタマー)を取得する。 ②アステラス製薬株式会社は本共同研究の対価として、所定の金額を支払う。 |
契約書名 | 社会連携講座等設置契約書 |
契約書相手方名 | 国立大学法人 東京大学 |
契約締結日 | 平成24年1月5日 |
契約期間 | 平成24年4月1日から平成32年3月31日 |
主な契約内容 | ① 当社は東京大学に対し、本契約において予め定められた活動経費を支払う。 ② 東京大学は「「RNA医科学」社会連携研究部門」を設置する。 ③ 東京大学と当社は共同研究を実施する。 |
契約書名 | 共同研究契約書 |
契約書相手方名 | 国立大学法人 東京大学 |
契約締結日 | 平成24年3月30日 |
契約期間 | 平成24年4月1日から平成32年3月31日 |
主な契約内容 | ① 当社は東京大学に対し、本契約において予め定められた研究経費を支払う。 ② 当社と東京大学は、社会連携講座等設置契約に基づき共同でRNAアプタマーの研究を実施す る。 ③ 当社の研究担当者は東京大学の施設を利用し、研究を実施することができる。 |
④アドバイザリー契約
契約書名 | 技術アドバイスおよび研究委託に関する覚書 |
契約書相手方名 | 全薬工業株式会社 |
契約締結日 | 平成25年4月1日 (平成23年2月に締結した「RNAアプタマー創薬技術アドバイスに関する契約」が更新を経て継続しているものです) |
契約期間 | 契約日から平成30年3月31日 |
主な契約内容 | ① 当社は、全薬工業株式会社に対しアプタマー創薬に関する技術上の助言を行うと共に、別途合意によりアプタマー開発に関する試験を受託する。 ② 全薬工業株式会社は、当社に対し、技術上の助言及び試験実施の対価として、別途合意した金額を支払う。 |