訂正有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2014/09/05 10:00
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81項目

有報資料

当社は、安定的な黒字化を最優先課題と認識し、自社創薬や共同研究の研究開発を更に進め、新薬となる候補品を継続的に製薬企業へライセンス・アウトする事で収益力を高めてまいります。そのため、以下に示すような施策をとってまいります。
① 新規技術の開発
当社は、「RiboARTシステム」というアプタマー創薬に関する基盤技術を保有し、あらゆるターゲットに対応したアプタマー医薬の開発を可能にしています。この点で、特定の製品やテーマに限定されている他の創薬系バイオベンチャーに対する優位性を有していると認識しております。
今後、アプタマー医薬への参入企業が増えてきた場合でも常に「RiboARTシステム」の優位性を保てるように、当社としては新規のアプタマー創薬技術の開発に鋭意、努めてまいります。
具体的には次のようなアプタマーの創製に連なる技術を目標に、これまでに培った「RiboARTシステム」の更なる発展、向上を図るだけでなく、アカデミアとも連携し新しい技術を積極的に開発する方針であります。
1)アゴニスト・アプタマー(受容体作動薬)
2)細胞内への取り込み可能な(DDS作用を有する)アプタマー
3)細胞膜貫通型のタンパク質と結合するアプタマー
4)iPS細胞の創製や純化、あるいは分化誘導に関連するアプタマー
また、このような革新的な技術の開発は、研究員の技能に加えてその意識向上によるところが大きいため、研究員のモチベーションを高める人事制度やインセンティブプラン、ベンチャー企業として相応しい発明報奨制度などを取り入れ、また改善してまいります。
② パイプラインの充実と質の高いデータの構築
持続的な企業成長を実現するためには、自社創薬及び共同研究のパイプラインの拡充を図る事が重要と考えております。
一般的に、新薬の研究開発において開発の遅延や中断、終結等のリスクがあり、当社ではパイプラインの数を増やし、そのリスクを低減してまいります。
新規開発パイプラインの策定においては、業界での開発指向の流れや大手製薬企業における重点領域、既存薬剤による医療ニーズの充足度等を調査、検討の上、製薬企業の興味をひく最適なターゲット(疾患関連タンパク質とその阻害剤の予想適応疾患)の選定が重要です。そのため、当社では、自社での評価チームの他に製薬企業のR&D経験者や学識経験者などを加えたターゲット検討会を定期的に開催するなどしてターゲット選択の最適化を図っております。
また、そのようにして選定されたターゲットを基に、自社での創製のみならずアカデミアとの産学連携やトランスレーショナル・リサーチの推進によって新規で有用なパイプラインを充実してまいります。
自社開発にせよ共同研究開発にせよ、提携あるいはライセンス・アウトのためには、in vitro 及びin vivo の薬効確認試験において、相手方(大手製薬企業が主)の評価に耐え得る質の高い試験データを構築する必要があります。このため、当社では、ターゲット領域における薬剤のスクリーニング技能を高め、また東京大学医科学研究所内に研究室を有する利点を活かし、精度が高く、質の高い試験データを構築して、ライセンス・アウトの条件を整備、強化してまいります。
③ ライセンス活動の推進
当社は、ライセンス・アウトを目標とした共同研究の実現や、自社パイプラインの成果の早期ライセンス・アウトを図るべく、国内外の製薬企業との交流の拡大、定期的な情報交換会などを通じて広汎な交流ネットワークを確立し、その充実を図ってまいります。それによって各製薬企業の需要動向(研究開発の方向性や開発パイプライン方針、具体的な提携、ライセンス・インの候補テーマ、分野等)を正確に把握し、提携スキームを企画し、提案してまいります。
特に、当社のターゲット領域における開発品を探している製薬企業を早期に探知し、積極的な働きかけを行い、安定的な収益の期待できる共同研究からのライセンス・アウトというビジネスモデルの採択件数の増加を目指してまいります。
④ 共同研究の推進
大手製薬企業との共同研究は、安定的な収益だけでなく、その高い要求水準に対応する必要があり、当社のアプタマー創製に関するスキルアップや「RiboARTシステム」の成熟に大きく役立つものであると考え、積極的に進めていく方針であります。同時にアプタマー創薬の初期での開発過程において、時間的にも技術的にも大きな課題である動物モデルでの薬効確認試験を、大手製薬企業の有するスクリーニング技術で対応する事で、開発をより迅速に進める事が出来ます。
共同研究を実現し、それを推進するためには、「RiboARTシステム」の中で、特に製薬企業が求める条件をクリアするアプタマーを創製する技能が不可欠であり、パートナーとして選ばれるようアプタマー創薬技術を研鑚してまいります。
⑤ コーポレート・ガバナンスの強化
当社は、アプタマー医薬の開発企業としてアプタマーを素材とする新薬を次々と創製し、継続的な成長を維持し、企業価値の最大化を図り、医薬品企業として社会に貢献できる企業を目指しています。
この企業としての社会的責任を果たしていくために、コーポレート・ガバナンス体制の強化充実を図ることが、重要な課題であると認識しております。
コーポレート・ガバナンスにつきましては、内部管理体制をより強固にし、業務執行の適法性や妥当性の監視機能を強化するとともに、各種業務プロセスの分析評価を的確に行い、財務報告に係るリスクの極小化を重要な課題として取り組んでまいります。

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