有価証券報告書-第35期(2025/01/01-2025/12/31)
有報資料
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「“日本一うまい”食を通じて“ほっとした安らぎ”と“笑顔いっぱいのだんらん”を提供できることを最上の喜びとする。」という企業理念に基づいた経営を行っております。核家族化や個食化が進み、食事においても利便性が優先される時代の中で、当社は本来食事の持つ「おいしさ」、「あたたかさ」、「楽しさ」を大切にし、家族や世代をつなぐ「共食」の文化を広げていくために、安全で美味しい商品を提供し続けてまいります。
川上から川下までしっかりと自社で責任を持ち、こだわりを持った職人の技術を磨き、心温まるサービスを提供する体制をグループ一丸となり築き、多くのお客様に安心して喜んでいただくことで信頼されるブランドを作り上げ、全ての人たち(お客様・従業員・オーナー・取引先・生産者・株主・地域等)が幸せになることが当社の想いです。
(2)経営環境
当連結会計年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに持ち直しつつあるものの、国際情勢の不安定化や為替動向、加えて物価上昇への懸念などもあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、外食産業におきましては、国内消費者による外食需要が一定の堅調さを維持し、外国人観光客の増加によるインバウンド需要も引き続き高水準で推移した一方、原材料価格や人件費の上昇といったコスト増加の影響が続いており、引き続き厳しい経営環境にあります。
たこ焼市場におきましては、近年、原材料価格(たこ)の高騰等による事業者の廃業等により市場縮小傾向にありましたが、庶民の味として定着しているたこ焼市場の継続的な縮小は見込まれておらず、当社グループはたこ焼市場における圧倒的トップシェア企業の地位を確立しております。居酒屋市場におきましては、提供メニューを絞ったカテゴリー居酒屋、さらにはフードを絞ったセレクト系居酒屋が登場しており、これらの業態は従来の総合居酒屋業態に比して高い成長性を有しています。当社の銀だこ酒場、おでん屋たけし、日本再生酒場等の酒場業態は、カテゴリー居酒屋・セレクト系居酒屋に属するものと考えられ、今後十分な成長余地があると考えております。
また、インバウンド需要の増大により、観光地に多くの店舗を有する株式会社ファンインターナショナルの運営店舗は、今後さらなる市場拡大が見込まれます。さらに、築地銀だこや酒場業態、観光地立地店舗に加え、主食業態においても、市場の動向に応じた業態・店舗の開発・展開に取り組んでおります。東京油組総本店<油そば>、厚切りとんかつ よし平等の主食業態の成長余地は大いにあると考えております。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、「築地銀だこ」及び「銀だこハイボール酒場」を中心に、海外展開やM&Aを積極的に推進し、業容を拡大してまいりました。
新型コロナウイルスの影響に加え、原材料費や水道光熱費の高騰といった厳しい外部環境の変化にも対応しながら、「築地銀だこ」及び「銀だこハイボール酒場」の店舗展開、M&A、さらには子会社を中心とした新業態の開発や海外展開を進めてまいりましたが、事業環境や業績の変化を踏まえ、1,000億円規模の外食グループを目指すべく、今後の当社グループの成長加速及び事業拡大並びに、より強固な経営基盤の構築を実現するための経営体制として2025年4月1日付で持株会社体制へ移行いたしました。
新体制への移行を通じて、当社は持株会社としてグループの持続的成長と企業価値向上のため、事業戦略及び財務戦略並びにブランド戦略の立案、グループの資本効率向上やリスク管理及び人的資本の強化、グループ各社の経営執行に対する支援と監督機能を担い、グループ全体の事業拡大と収益改善に向けた取り組みを行っております。
また、グループ各社においては、独立した企業としての責任の下で事業構造改革と成長戦略の実現に向けた取り組みを自立的に展開し、企業価値及び資本効率の向上に努めております。
①ホットランドグループ事業
(運営会社:株式会社ホットランド東日本・株式会社ホットランド西日本・株式会社ホットランドホールディン
グス)
・国内事業展開
○全国の銀だこ事業部エリアにおけるグループ所有の高収益ブランドの展開
→銀だこハイボール酒場、おでん屋たけし、東京油組総本店<油そば>など
○築地銀だこ『バージョンアップ』計画
→「焼きそば」の生産性改革、「たこ焼」の品質向上、店舗オペレーションの再点検
・海外FC展開
○アジア・ASEAN地域におけるFC展開の拡大
→タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア等
○集客実績を背景とした市場獲得の推進
→2026年より欧州展開を開始
②酒場事業
(運営会社:株式会社オールウェイズ・株式会社ショウエイ)
・多様な業態展開による事業基盤の強化
○銀だこハイボール酒場
→地方展開の本格化
①高いブランド認知度の活用
②価格と品質の両立
③FC展開の推進
○おでん屋たけし・おでんと炉端 たけし・おでんと焼鳥 たけし
→立地特性に応じたブランド展開
③主食事業
(運営会社:株式会社ホットランドネクステージ・有限会社よし平)
○厚切りとんかつ よし平
→全国展開の推進
①郊外型モデルの高度化
②付加価値の高い提供体制の構築
③高収益モデルの確立
○野郎めし
①中華メニュー導入による来店頻度向上
②ボリューム型定食業態の強化
③シンプルな商品構成による効率的な運営体制の確立
○東京油組総本店<油そば>→多店舗展開の推進
①品質の安定化
②少人数体制による効率運営
③安定した収益モデルの構築
④リゾート事業
(運営会社:株式会社ホットランドネクステージ)
○駅の天然温泉&サウナの森水沼ヴィレッジ
→第3ステージ完成形への移行
①天然温泉施設「水沼の湯」の開業
②総合リゾートヴィレッジ化の推進
③飲食企業としてのノウハウを活かした差別化戦略
⑤ファンインターナショナル事業
(運営会社:株式会社ファンインターナショナル)
・国内観光地における高付加価値型直営業態の展開
○京町家を活用したリノベーション型店舗の展開
○国内外観光客をターゲットとした業態開発
○京都「宵の小町」プロジェクトによるエリア価値創出
⑥製販事業
(運営会社:株式会社ホットランドフーズ)
・冷凍たこ焼の新商品開発
・販路拡大の推進
・冷凍たこ焼き市場のグローバル展開と成長戦略
・冷凍スナック市場拡大に向けた新工場の新設
・冷凍たこ焼の輸出販売
⑦タコの養殖・加工工場
(運営会社:株式会社ホットランドホールディングス)
・原料となる「タコ」の安定調達体制の構築
○モーリタニア第2工場の本格稼働
○マダコ養殖事業の推進
→熊本県上天草におけるマダコ稚魚放流の実施
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「“日本一うまい”食を通じて“ほっとした安らぎ”と“笑顔いっぱいのだんらん”を提供できることを最上の喜びとする。」という企業理念に基づいた経営を行っております。核家族化や個食化が進み、食事においても利便性が優先される時代の中で、当社は本来食事の持つ「おいしさ」、「あたたかさ」、「楽しさ」を大切にし、家族や世代をつなぐ「共食」の文化を広げていくために、安全で美味しい商品を提供し続けてまいります。
川上から川下までしっかりと自社で責任を持ち、こだわりを持った職人の技術を磨き、心温まるサービスを提供する体制をグループ一丸となり築き、多くのお客様に安心して喜んでいただくことで信頼されるブランドを作り上げ、全ての人たち(お客様・従業員・オーナー・取引先・生産者・株主・地域等)が幸せになることが当社の想いです。
(2)経営環境
当連結会計年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに持ち直しつつあるものの、国際情勢の不安定化や為替動向、加えて物価上昇への懸念などもあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、外食産業におきましては、国内消費者による外食需要が一定の堅調さを維持し、外国人観光客の増加によるインバウンド需要も引き続き高水準で推移した一方、原材料価格や人件費の上昇といったコスト増加の影響が続いており、引き続き厳しい経営環境にあります。
たこ焼市場におきましては、近年、原材料価格(たこ)の高騰等による事業者の廃業等により市場縮小傾向にありましたが、庶民の味として定着しているたこ焼市場の継続的な縮小は見込まれておらず、当社グループはたこ焼市場における圧倒的トップシェア企業の地位を確立しております。居酒屋市場におきましては、提供メニューを絞ったカテゴリー居酒屋、さらにはフードを絞ったセレクト系居酒屋が登場しており、これらの業態は従来の総合居酒屋業態に比して高い成長性を有しています。当社の銀だこ酒場、おでん屋たけし、日本再生酒場等の酒場業態は、カテゴリー居酒屋・セレクト系居酒屋に属するものと考えられ、今後十分な成長余地があると考えております。
また、インバウンド需要の増大により、観光地に多くの店舗を有する株式会社ファンインターナショナルの運営店舗は、今後さらなる市場拡大が見込まれます。さらに、築地銀だこや酒場業態、観光地立地店舗に加え、主食業態においても、市場の動向に応じた業態・店舗の開発・展開に取り組んでおります。東京油組総本店<油そば>、厚切りとんかつ よし平等の主食業態の成長余地は大いにあると考えております。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、「築地銀だこ」及び「銀だこハイボール酒場」を中心に、海外展開やM&Aを積極的に推進し、業容を拡大してまいりました。
新型コロナウイルスの影響に加え、原材料費や水道光熱費の高騰といった厳しい外部環境の変化にも対応しながら、「築地銀だこ」及び「銀だこハイボール酒場」の店舗展開、M&A、さらには子会社を中心とした新業態の開発や海外展開を進めてまいりましたが、事業環境や業績の変化を踏まえ、1,000億円規模の外食グループを目指すべく、今後の当社グループの成長加速及び事業拡大並びに、より強固な経営基盤の構築を実現するための経営体制として2025年4月1日付で持株会社体制へ移行いたしました。
新体制への移行を通じて、当社は持株会社としてグループの持続的成長と企業価値向上のため、事業戦略及び財務戦略並びにブランド戦略の立案、グループの資本効率向上やリスク管理及び人的資本の強化、グループ各社の経営執行に対する支援と監督機能を担い、グループ全体の事業拡大と収益改善に向けた取り組みを行っております。
また、グループ各社においては、独立した企業としての責任の下で事業構造改革と成長戦略の実現に向けた取り組みを自立的に展開し、企業価値及び資本効率の向上に努めております。
①ホットランドグループ事業
(運営会社:株式会社ホットランド東日本・株式会社ホットランド西日本・株式会社ホットランドホールディン
グス)
・国内事業展開
○全国の銀だこ事業部エリアにおけるグループ所有の高収益ブランドの展開
→銀だこハイボール酒場、おでん屋たけし、東京油組総本店<油そば>など
○築地銀だこ『バージョンアップ』計画
→「焼きそば」の生産性改革、「たこ焼」の品質向上、店舗オペレーションの再点検
・海外FC展開
○アジア・ASEAN地域におけるFC展開の拡大
→タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア等
○集客実績を背景とした市場獲得の推進
→2026年より欧州展開を開始
②酒場事業
(運営会社:株式会社オールウェイズ・株式会社ショウエイ)
・多様な業態展開による事業基盤の強化
○銀だこハイボール酒場
→地方展開の本格化
①高いブランド認知度の活用
②価格と品質の両立
③FC展開の推進
○おでん屋たけし・おでんと炉端 たけし・おでんと焼鳥 たけし
→立地特性に応じたブランド展開
③主食事業
(運営会社:株式会社ホットランドネクステージ・有限会社よし平)
○厚切りとんかつ よし平
→全国展開の推進
①郊外型モデルの高度化
②付加価値の高い提供体制の構築
③高収益モデルの確立
○野郎めし
①中華メニュー導入による来店頻度向上
②ボリューム型定食業態の強化
③シンプルな商品構成による効率的な運営体制の確立
○東京油組総本店<油そば>→多店舗展開の推進
①品質の安定化
②少人数体制による効率運営
③安定した収益モデルの構築
④リゾート事業
(運営会社:株式会社ホットランドネクステージ)
○駅の天然温泉&サウナの森水沼ヴィレッジ
→第3ステージ完成形への移行
①天然温泉施設「水沼の湯」の開業
②総合リゾートヴィレッジ化の推進
③飲食企業としてのノウハウを活かした差別化戦略
⑤ファンインターナショナル事業
(運営会社:株式会社ファンインターナショナル)
・国内観光地における高付加価値型直営業態の展開
○京町家を活用したリノベーション型店舗の展開
○国内外観光客をターゲットとした業態開発
○京都「宵の小町」プロジェクトによるエリア価値創出
⑥製販事業
(運営会社:株式会社ホットランドフーズ)
・冷凍たこ焼の新商品開発
・販路拡大の推進
・冷凍たこ焼き市場のグローバル展開と成長戦略
・冷凍スナック市場拡大に向けた新工場の新設
・冷凍たこ焼の輸出販売
⑦タコの養殖・加工工場
(運営会社:株式会社ホットランドホールディングス)
・原料となる「タコ」の安定調達体制の構築
○モーリタニア第2工場の本格稼働
○マダコ養殖事業の推進
→熊本県上天草におけるマダコ稚魚放流の実施