有価証券報告書-第60期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/24 15:09
【資料】
PDFをみる
【項目】
103項目

研究開発活動

当社グループにおいて、研究開発活動は当社のみが行っており、当社の開発センターにおいてスピードと効率性を
持った研究開発を行っております。
当社グループにおける研究開発の基本方針は、顧客のニーズに応える工具・金型を素材の研究開発および加工技術
の研究開発により製品化することであり、現行の事業品目に直結した研究開発と新規事業分野の工具・金型に関する
研究開発を行ってまいります。
その基本方針のもと、素材の研究開発に関しては粉末冶金技術を基軸とした超硬合金の素材を中心に、セラミック
スの素材および機能性複合材料に関する研究開発を行っており、加工技術の研究開発に関しては、超硬合金を中心と
した素材の加工精度向上や、加工効率改善および新たな加工方法の開発を目的とした研究開発を行っております。
当連結会計年度の研究開発活動は、現行の事業品目につきましては素材の研究開発による長寿命化や新しい加工技
術の研究開発による加工効率の向上を中心に実施し、一定の成果をあげることができました。
また新規事業分野につきましては、次世代自動車、航空・宇宙、医療・化粧品、環境・エネルギーなどの成長分野
で使用される工具・金型等の研究開発を実施し、難削材加工向け工具素材や半導体向け高熱伝導用素材の開発に成功
するなど、一定の成果をあげることができました。
なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は274百万円であります。
当社グループは耐摩耗工具関連事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。