有価証券報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)
③戦略
当社グループを取り巻く事業環境は、複雑で不確実、曖昧で予測が難しいにも関わらず、その変化は加速度を増し、社会課題も次々と顕在化し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められています。
これらの社会課題を解決する一つの原動力は、社会の非効率さを解消するデジタル・テクノロジーの進化であり、社会全体をビッグデータ化するIoT、ビッグデータをやり取りする高速通信、それらを分析するAIの高度化・普及などが期待されています。
このような期待に応えることこそが当社におけるパーパスの実現です。これまで培ってきた強み、すなわち、経済的価値と社会的価値を両立し、当社らしいユニークで高付加価値の材料・デバイス・ソリューションを創出するビジネスモデルとその柱である『デザイン・イン』と『スペック・イン』(顧客が気づいていない「課題発見力」、「ソリューション開発・提案力」)を活かし、テクノロジーの進化に力を与え、将来にわたり豊かで効率的な社会の実現に貢献していきたいと考えております。
この実現のため、当社グループの10年後のありたい姿として「より広い領域でデジタル・テクノロジーの進化に貢献」、「社会的価値と経済的価値を創出し、持続的成長を実現」を掲げ、中期経営計画(5カ年計画)のもと、事業ポートフォリオの拡大と、事業性評価による「選択と集中」を着実に進めております。
その推進のために、当社がテクノロジーの進化になくてはならない存在であり続けるためのビジネスモデルの強化と、最重要課題(マテリアリティ※1)として特定した、様々な技術や知的財産を掛け合わせてこれまでなかったような価値を生み出す「技術」と、その技術を使いこなす「人財」、すなわち“価値創出の源泉”の強化が必要となります。中期経営計画2028「進化の実現」においても、当社の持続的成長を支える強固な経営基盤へ進化していくための重要施策の一つととらえ、非財務投資として5カ年で450億円を投じる計画です。
また、その実行をより強く動機づけるために、役員報酬制度にも中長期インセンティブ業績連動報酬の業績指標として定めた「サステナビリティ戦略目標」を設け、その達成度を反映することにしております。
さらに、このマテリアリティに加えて、事業を通じた価値の創造を支え、潜在的な経営リスク低減を目的としたESG重点課題※1(計13課題)を特定し、それらに対する基本的な考え方や取り組みの意義を明確にするとともに、中期的・短期的なKPI/目標やロードマップを設定・実践し、さらに盤石な事業基盤を築いてまいります。
当社グループは将来に向け、私たちが目指すサステナビリティの本質を追求し、パーパス実現に向けた事業を通じた価値の創造と、それを支える礎の構築を進め、さらなる持続的成長と企業価値向上を目指しております。
[ESG重点課題]
<基本的な考え方、取り組みの意義>私たちデクセリアルズグループは、共存共栄を旨としたお取引先さまとの丁寧なコミュニケーションを実践し、外部不経済(社会課題)の解決を前提として、バリューチェーン全体で持続可能な社会実現への貢献に向け、「サステナビリティポリシー」を踏まえた以下の考え方のもとESG視点の中長期的な重点課題に取り組んでいきます。
・私たちの製品は、社会のニーズをとらえた高付加価値製品であり、当社のビジネスモデルから生まれるシングルソースとなるものが多く、品質と安定的供給の維持が不可欠です。そのために、コンプライアンスの徹底や事業継続に関わる各種リスクへの対策(労働安全、品質、BCP、情報セキュリティ等)を講じ、潜在的財務リスクの低減とともに盤石な事業基盤を築いていきます。また、グローバル企業としての責任において、事業活動における環境負荷の低減やサーキュラーエコノミーを推進しつつ、スマートファクトリー化によるエネルギー利用効率向上と生産性の両立に取り組み、社会の脱炭素化にも貢献していきます。
・私たちはグローバルで事業を展開しつつ、従業員一人ひとりの活力や挑戦機会を拡大していくために、すべてのステークホルダーの人権に対する配慮や多様な人材の活躍推進、そして人材の心身の健全性を担保する健康経営の取り組みを進めております。
・経営トップはVUCA時代※2における経営の方向性を見定め、迅速・果断な意思決定(リスクテイク)を支える経営体制の維持・向上と、より実効性・透明性の高いコーポレート・ガバナンスの進化を実現し続けております。
バウンダリー:◇サプライチェーン、□連結、〇単体
※1 マテリアリティ及びESG重点課題の特定プロセス等については、「デクセリアルズ統合レポート2024」のP56~P59をご参照下さい。
・「指標及び目標」の詳細(中期的なKPI/目標を含む)については、以下「⑤指標及び目標」をご参照下さい。
・役員報酬制度の中長期インセンティブ業績連動報酬の業績指標として定めた「サステナビリティ戦略目標」については、「デクセリアルズ統合レポート2024」のP82~P83をご参照下さい。
※2 Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)
当社グループを取り巻く事業環境は、複雑で不確実、曖昧で予測が難しいにも関わらず、その変化は加速度を増し、社会課題も次々と顕在化し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められています。
これらの社会課題を解決する一つの原動力は、社会の非効率さを解消するデジタル・テクノロジーの進化であり、社会全体をビッグデータ化するIoT、ビッグデータをやり取りする高速通信、それらを分析するAIの高度化・普及などが期待されています。
このような期待に応えることこそが当社におけるパーパスの実現です。これまで培ってきた強み、すなわち、経済的価値と社会的価値を両立し、当社らしいユニークで高付加価値の材料・デバイス・ソリューションを創出するビジネスモデルとその柱である『デザイン・イン』と『スペック・イン』(顧客が気づいていない「課題発見力」、「ソリューション開発・提案力」)を活かし、テクノロジーの進化に力を与え、将来にわたり豊かで効率的な社会の実現に貢献していきたいと考えております。
この実現のため、当社グループの10年後のありたい姿として「より広い領域でデジタル・テクノロジーの進化に貢献」、「社会的価値と経済的価値を創出し、持続的成長を実現」を掲げ、中期経営計画(5カ年計画)のもと、事業ポートフォリオの拡大と、事業性評価による「選択と集中」を着実に進めております。
その推進のために、当社がテクノロジーの進化になくてはならない存在であり続けるためのビジネスモデルの強化と、最重要課題(マテリアリティ※1)として特定した、様々な技術や知的財産を掛け合わせてこれまでなかったような価値を生み出す「技術」と、その技術を使いこなす「人財」、すなわち“価値創出の源泉”の強化が必要となります。中期経営計画2028「進化の実現」においても、当社の持続的成長を支える強固な経営基盤へ進化していくための重要施策の一つととらえ、非財務投資として5カ年で450億円を投じる計画です。
また、その実行をより強く動機づけるために、役員報酬制度にも中長期インセンティブ業績連動報酬の業績指標として定めた「サステナビリティ戦略目標」を設け、その達成度を反映することにしております。
さらに、このマテリアリティに加えて、事業を通じた価値の創造を支え、潜在的な経営リスク低減を目的としたESG重点課題※1(計13課題)を特定し、それらに対する基本的な考え方や取り組みの意義を明確にするとともに、中期的・短期的なKPI/目標やロードマップを設定・実践し、さらに盤石な事業基盤を築いてまいります。
当社グループは将来に向け、私たちが目指すサステナビリティの本質を追求し、パーパス実現に向けた事業を通じた価値の創造と、それを支える礎の構築を進め、さらなる持続的成長と企業価値向上を目指しております。
[ESG重点課題]
<基本的な考え方、取り組みの意義>私たちデクセリアルズグループは、共存共栄を旨としたお取引先さまとの丁寧なコミュニケーションを実践し、外部不経済(社会課題)の解決を前提として、バリューチェーン全体で持続可能な社会実現への貢献に向け、「サステナビリティポリシー」を踏まえた以下の考え方のもとESG視点の中長期的な重点課題に取り組んでいきます。
・私たちの製品は、社会のニーズをとらえた高付加価値製品であり、当社のビジネスモデルから生まれるシングルソースとなるものが多く、品質と安定的供給の維持が不可欠です。そのために、コンプライアンスの徹底や事業継続に関わる各種リスクへの対策(労働安全、品質、BCP、情報セキュリティ等)を講じ、潜在的財務リスクの低減とともに盤石な事業基盤を築いていきます。また、グローバル企業としての責任において、事業活動における環境負荷の低減やサーキュラーエコノミーを推進しつつ、スマートファクトリー化によるエネルギー利用効率向上と生産性の両立に取り組み、社会の脱炭素化にも貢献していきます。
・私たちはグローバルで事業を展開しつつ、従業員一人ひとりの活力や挑戦機会を拡大していくために、すべてのステークホルダーの人権に対する配慮や多様な人材の活躍推進、そして人材の心身の健全性を担保する健康経営の取り組みを進めております。
・経営トップはVUCA時代※2における経営の方向性を見定め、迅速・果断な意思決定(リスクテイク)を支える経営体制の維持・向上と、より実効性・透明性の高いコーポレート・ガバナンスの進化を実現し続けております。
| ESG重点課題 | 課題と取り組み | |||
| E 環 境 | 気候変動 | C02排出量の削減 | サプライチェーン排出量の削減 | ◇ |
| スマートファクトリー化と省エネによるエネルギー効率と生産性の向上 | □ | |||
| 資源循環 | 廃棄物の削減と資源の効率的利用 | |||
| 汚染防止 | 環境インシデントの削減 | 環境保全に関する法規制の遵守 | ||
| S 社 会 | 多様性と人権尊重 | 多様な人財の活躍推進と国際的な人権原則の遵守 | [多様性] 女性管理職比率向上 | 〇 |
| [人権] 人権方針による人権啓発と 人権デューディリジェンスの推進 | ◇ | |||
| 社員の健康と安全 | 健康経営 | 社員が心身ともに健康で安全に働き続けられるための環境整備 | □ | |
| 労働安全の強化 | ||||
| 製品品質 | 製品品質の維持・向上 | 良質で安心・安全なデクセリアルズグループ製品の提供 | ||
| G ガ バ ナ ン ス | コーポレート・ガバナンス | 経営体制の維持・向上 | 取締役会のあるべき姿に向けたスキル・マトリクスの議論と経営層サクセッションの実行 | 〇 |
| 実効性・透明性の高いコーポレート・ガバナンスの進化 | ① 取締役会実効性評価の着実な実施と改善(毎年度) ② 役員報酬制度の透明性の高い決定プロセスの継続と報酬委員会による制度レビュー実行 | |||
| コンプライアンス | 法令遵守・デクセリアルズ行動規範の浸透 | 贈収賄などの腐敗防止に関する違反を含む、重大な法令等の違反件数ゼロの堅持(毎年度) | □ | |
| コンプライアンスに対する社員意識の向上 | ||||
| リスクへの対応 | 情報セキュリティ強化 | 著しい環境変化に対応するリスクへの備え | □ | |
| BCP強化 | ||||
| サプライチェーン | サプライチェーンマネジメント | 調達先とともにサプライチェーン全体で地球環境や人権・労働などの社会的責任を遂行 | ◇ | |
※1 マテリアリティ及びESG重点課題の特定プロセス等については、「デクセリアルズ統合レポート2024」のP56~P59をご参照下さい。
・「指標及び目標」の詳細(中期的なKPI/目標を含む)については、以下「⑤指標及び目標」をご参照下さい。
・役員報酬制度の中長期インセンティブ業績連動報酬の業績指標として定めた「サステナビリティ戦略目標」については、「デクセリアルズ統合レポート2024」のP82~P83をご参照下さい。
※2 Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)