有価証券報告書-第31期(平成30年3月1日-平成31年2月28日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは「クリーン&セイフティ」を合言葉に、自然環境や労働環境に配慮した製品、技術の開発、素材の改良など、社会が必要とするものづくりに努め、常に顧客に満足いただけるものを供給し続けてまいります。
そして、当社グループが引き続き成長していくためには、①主力部門である食品関連における自社開発品の販売強化と顧客ニーズへの迅速な対応、②IT・工業材関連、医療・医薬関連におけるNSセパ(自社ブランド)の販売強化と徹底したクリーン環境での品質安定の推進、③建材関連、生活資材関連における連結子会社との連携による同業他社に負けない競争力の強化が重要であります。また、当社グループ事業の基盤となる従業員の成長を促す教育制度の継続とコンプライアンス遵守の体制を築き、社会に信用される企業にしてまいります。
当社グループでは目指す企業像として、「全天候型グローバル企業」を掲げ、その実現に向け対応しております。これは単に経済的な企業価値を追求するだけでなく、「人にやさしい、地球にやさしい」という社会的な企業価値を高めて、あらゆるステークホルダーから信頼される企業像を実現していこうというものです。
当社グループとしては継続的に事業構造を見直すことで、収益構造を改善するとともに、従来とは異なる成長領域を生み出し、多彩な領域と新陳代謝のあるバランスのとれた事業構造を目指しております。
そのために、常に新しい技術に取り組み、顧客に密着したマーケティング活動を行い、グローバル規模で顧客や社会のニーズを先取りしていくことを強力に推進してまいります。
(2)経営戦略等
当連結会計年度におけるわが国経済は、大規模な自然災害の影響が一部あったものの、雇用環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で米中の貿易摩擦の動向や、人手不足などの影響により先行きは不透明な状況にあります。
今後の見通しといたしましては、堅調な雇用環境により個人消費は底堅く推移するものの、米中の貿易摩擦や地政学的リスクによる輸出の低迷や設備投資の伸び鈍化により、当面厳しい環境が続く事が想定されます。
当社グループの属する業界におきましては、個人消費の影響が大きい食品業界はコンビニエンスストアを中心として安定していくと思われますが、IT業界はスマートフォン市場の伸び悩み、医薬業界は薬価改定に起因する競争激化、建材業界は住宅着工数の減少等、こちらも成長が望めない状況が続いております。
当社グループは、2020年2月期の経営課題を引き続き「Nブランド製品の拡販と環境経営の推進」といたしました。当社グループが今まで築き上げたノウハウをもとに、生産設備・環境対応技術をフルに活用し、国内はもとより、中国・米国における一層の市場開拓、事業の拡大を行います。また、開発製品の更なる拡販と品質管理に注力して顧客満足度の向上に努めると共に、企業としての社会的責任を果たし、ステークホルダーとの信頼関係を築き、持続的な企業価値の向上に努めていく所存でございます。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、収益性の改善、資本効率の向上に取り組んでまいります。具体的には、経営指標として連結売上高経常利益率5.0%以上、連結ROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上を中期的な経営目標としております。
(4)経営環境及び対処すべき課題
当社グループの属する業界は、既存の顧客、扱い製品だけでは大きな経営成績の伸長を望みにくい成熟産業とされています。そのため、当社グループは従来からの主力製品に加え、新製品の開発で、食品用パッケージ等の販売先市場の開拓を推進してまいりました。営業面におきましては、全社一丸となって得意先の潜在的なニーズを先取りした提案を積極的に行っていくことで、販売シェアの拡大を目指してまいります。生産面におきましては、合理的かつ効率的な生産体制の確立を目標に、自社ノウハウによる設備の改良・更新・新設を進める一方で、生産技術の向上、製造方法の改良、ロスの抑制等により一層の品質向上とコスト削減に努めてまいります。
当社グループが今後も成長、発展を遂げるため具体的には以下の取り組みを進めてまいります。
① 食品関連
インバウンド消費や中食市場の伸長に伴い、食品関連市場は堅調な成長が見込まれる一方、環境にも配慮した安全・安心な食品容器へのニーズがさらに高まると考えられます。
このような課題に対処するために、潜在する市場ニーズ(環境・安全・個食化等)を的確につかみ、これまでに培ってきた技術を新製品及び新素材の開発につなげ新たな価値を提供してまいります。
また、当社独自の開発品であります、NAK-A-PET、NC-PET、NS-PET及びNTSⅢの販売強化にも取り組んでまいります。
② IT・工業材関連
スマートフォン市場の伸び悩みにより、モバイル関係の受注は不透明感を増す一方、IoT市場の拡大や自動車の電動化の分野においては、しばらくは底堅い需要が見込まれます。
このような課題に対処するために、当社が得意とするNSセパや遮光印刷技術の強化に取り組んでまいります。
このような課題に対処するために、電子部品製造工程に使用するフィルムの加工能力拡大、自社ブランドであるNSセパのラインナップ拡充、コーティング技術の強化、新たな加工技術の確立による新規分野への展開に取り組んでまいります。
③ 医療・医薬関連
高齢化社会において、医療・医薬関連は安定成長が見込まれる市場でありますので、競合他社の新規参入や薬価改定によるコスト競争が激しくなっております。
このような課題に対処するために、製品の更なるコストダウンとラインナップ拡充をはかり顧客の細かなニーズに応えることで、差別化に取り組んでまいります。
④ 自社開発品
自社開発品(NAK-A-PET、NC-PET、NS-PET及びNTSⅢ)は、薄肉化、高剛性による省資源、耐熱、耐寒性付与によるスペックアップ、安全性、環境負荷低減(CO2排出量の低減)、リサイクルを可能にする単一素材化を実現した素材であるため、海洋プラスチックの問題による環境意識の高まりなど潜在的な需要は大きく、更なる販売強化を行う必要があると考えております。
このような課題に対処するために、顧客の要求に応える開発・改良や、生産能力の強化と品質の安定化を図るとともに、リサイクルしやすい包装構成の提案などにより販売強化に取り組んでまいります。
⑤ グローバル戦略
海外連結子会社(中国5社、米国1社)における事業は、各国の通商政策、人件費の高騰、環境基準の変化、販売価格競争の激化や為替変動により不透明な環境にあります。
このような課題に対処するために、当社グループは引き続き圧縮袋製造の合理化を図るとともに当社グループが得意とするシートグラビア印刷、クリーンコーティング、熱ラミネート等の付加価値の高い製品の販売増加を目指し、新規顧客の開拓を推進いたします。また、顧客の現地調達化(特に自動車関連)が進む場合や、米中貿易摩擦による影響が顕在化した場合には、東南アジアや米国等に生産拠点を展開することも視野に入れ取り組んでまいります。
⑥ 内部管理体制の強化
当社グループは、金融商品取引法における内部統制に係る報告を実施するため内部管理体制の強化に努め、コンプライアンス機能の強化、業務マニュアルの整備等を行ってまいりました。
今後もこの内部管理体制を有効に機能させることが、企業価値を高め、効率的かつ健全な企業経営を実現するものと認識し、より一層透明性の高い経営を目指し、相互牽制の効いた内部管理体制の強化に取り組んでまいります。
(1)経営方針
当社グループは「クリーン&セイフティ」を合言葉に、自然環境や労働環境に配慮した製品、技術の開発、素材の改良など、社会が必要とするものづくりに努め、常に顧客に満足いただけるものを供給し続けてまいります。
そして、当社グループが引き続き成長していくためには、①主力部門である食品関連における自社開発品の販売強化と顧客ニーズへの迅速な対応、②IT・工業材関連、医療・医薬関連におけるNSセパ(自社ブランド)の販売強化と徹底したクリーン環境での品質安定の推進、③建材関連、生活資材関連における連結子会社との連携による同業他社に負けない競争力の強化が重要であります。また、当社グループ事業の基盤となる従業員の成長を促す教育制度の継続とコンプライアンス遵守の体制を築き、社会に信用される企業にしてまいります。
当社グループでは目指す企業像として、「全天候型グローバル企業」を掲げ、その実現に向け対応しております。これは単に経済的な企業価値を追求するだけでなく、「人にやさしい、地球にやさしい」という社会的な企業価値を高めて、あらゆるステークホルダーから信頼される企業像を実現していこうというものです。
当社グループとしては継続的に事業構造を見直すことで、収益構造を改善するとともに、従来とは異なる成長領域を生み出し、多彩な領域と新陳代謝のあるバランスのとれた事業構造を目指しております。
そのために、常に新しい技術に取り組み、顧客に密着したマーケティング活動を行い、グローバル規模で顧客や社会のニーズを先取りしていくことを強力に推進してまいります。
(2)経営戦略等
当連結会計年度におけるわが国経済は、大規模な自然災害の影響が一部あったものの、雇用環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で米中の貿易摩擦の動向や、人手不足などの影響により先行きは不透明な状況にあります。
今後の見通しといたしましては、堅調な雇用環境により個人消費は底堅く推移するものの、米中の貿易摩擦や地政学的リスクによる輸出の低迷や設備投資の伸び鈍化により、当面厳しい環境が続く事が想定されます。
当社グループの属する業界におきましては、個人消費の影響が大きい食品業界はコンビニエンスストアを中心として安定していくと思われますが、IT業界はスマートフォン市場の伸び悩み、医薬業界は薬価改定に起因する競争激化、建材業界は住宅着工数の減少等、こちらも成長が望めない状況が続いております。
当社グループは、2020年2月期の経営課題を引き続き「Nブランド製品の拡販と環境経営の推進」といたしました。当社グループが今まで築き上げたノウハウをもとに、生産設備・環境対応技術をフルに活用し、国内はもとより、中国・米国における一層の市場開拓、事業の拡大を行います。また、開発製品の更なる拡販と品質管理に注力して顧客満足度の向上に努めると共に、企業としての社会的責任を果たし、ステークホルダーとの信頼関係を築き、持続的な企業価値の向上に努めていく所存でございます。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、収益性の改善、資本効率の向上に取り組んでまいります。具体的には、経営指標として連結売上高経常利益率5.0%以上、連結ROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上を中期的な経営目標としております。
(4)経営環境及び対処すべき課題
当社グループの属する業界は、既存の顧客、扱い製品だけでは大きな経営成績の伸長を望みにくい成熟産業とされています。そのため、当社グループは従来からの主力製品に加え、新製品の開発で、食品用パッケージ等の販売先市場の開拓を推進してまいりました。営業面におきましては、全社一丸となって得意先の潜在的なニーズを先取りした提案を積極的に行っていくことで、販売シェアの拡大を目指してまいります。生産面におきましては、合理的かつ効率的な生産体制の確立を目標に、自社ノウハウによる設備の改良・更新・新設を進める一方で、生産技術の向上、製造方法の改良、ロスの抑制等により一層の品質向上とコスト削減に努めてまいります。
当社グループが今後も成長、発展を遂げるため具体的には以下の取り組みを進めてまいります。
① 食品関連
インバウンド消費や中食市場の伸長に伴い、食品関連市場は堅調な成長が見込まれる一方、環境にも配慮した安全・安心な食品容器へのニーズがさらに高まると考えられます。
このような課題に対処するために、潜在する市場ニーズ(環境・安全・個食化等)を的確につかみ、これまでに培ってきた技術を新製品及び新素材の開発につなげ新たな価値を提供してまいります。
また、当社独自の開発品であります、NAK-A-PET、NC-PET、NS-PET及びNTSⅢの販売強化にも取り組んでまいります。
② IT・工業材関連
スマートフォン市場の伸び悩みにより、モバイル関係の受注は不透明感を増す一方、IoT市場の拡大や自動車の電動化の分野においては、しばらくは底堅い需要が見込まれます。
このような課題に対処するために、当社が得意とするNSセパや遮光印刷技術の強化に取り組んでまいります。
このような課題に対処するために、電子部品製造工程に使用するフィルムの加工能力拡大、自社ブランドであるNSセパのラインナップ拡充、コーティング技術の強化、新たな加工技術の確立による新規分野への展開に取り組んでまいります。
③ 医療・医薬関連
高齢化社会において、医療・医薬関連は安定成長が見込まれる市場でありますので、競合他社の新規参入や薬価改定によるコスト競争が激しくなっております。
このような課題に対処するために、製品の更なるコストダウンとラインナップ拡充をはかり顧客の細かなニーズに応えることで、差別化に取り組んでまいります。
④ 自社開発品
自社開発品(NAK-A-PET、NC-PET、NS-PET及びNTSⅢ)は、薄肉化、高剛性による省資源、耐熱、耐寒性付与によるスペックアップ、安全性、環境負荷低減(CO2排出量の低減)、リサイクルを可能にする単一素材化を実現した素材であるため、海洋プラスチックの問題による環境意識の高まりなど潜在的な需要は大きく、更なる販売強化を行う必要があると考えております。
このような課題に対処するために、顧客の要求に応える開発・改良や、生産能力の強化と品質の安定化を図るとともに、リサイクルしやすい包装構成の提案などにより販売強化に取り組んでまいります。
⑤ グローバル戦略
海外連結子会社(中国5社、米国1社)における事業は、各国の通商政策、人件費の高騰、環境基準の変化、販売価格競争の激化や為替変動により不透明な環境にあります。
このような課題に対処するために、当社グループは引き続き圧縮袋製造の合理化を図るとともに当社グループが得意とするシートグラビア印刷、クリーンコーティング、熱ラミネート等の付加価値の高い製品の販売増加を目指し、新規顧客の開拓を推進いたします。また、顧客の現地調達化(特に自動車関連)が進む場合や、米中貿易摩擦による影響が顕在化した場合には、東南アジアや米国等に生産拠点を展開することも視野に入れ取り組んでまいります。
⑥ 内部管理体制の強化
当社グループは、金融商品取引法における内部統制に係る報告を実施するため内部管理体制の強化に努め、コンプライアンス機能の強化、業務マニュアルの整備等を行ってまいりました。
今後もこの内部管理体制を有効に機能させることが、企業価値を高め、効率的かつ健全な企業経営を実現するものと認識し、より一層透明性の高い経営を目指し、相互牽制の効いた内部管理体制の強化に取り組んでまいります。