有価証券報告書-第105期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/23 12:00
【資料】
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【項目】
155項目
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、経営の基本方針として以下の事項を「経営理念」として掲げております。
『森六グループは、未来を先取りする創造力と優れた技術で高い価値を共創し、時を越えて、グローバル社会に貢献します。』
(法令遵守)国内外の法令を遵守し、公平で公正な企業活動を通じ、信頼される企業グループをめざします。
(人間尊重)社員一人ひとりが自主性、創造性を発揮し、一緒に働く仲間の人格や個性を尊重します。
(顧客満足)お客様に満足いただける、価値ある情報、質の高いサービス、優れた製品を提供します。
(社会貢献)地球環境に配慮し、地域に根ざした企業活動を通し、「良き企業市民」として社会に貢献します。
(進取の精神)時代を先取りし、継続的に企業価値向上に努めます。
(同心協力)チームワークを尊重し、理想を追求する企業グループをめざします。

(2)経営戦略等
当社グループでは、新型コロナウイルス感染症による従業員の健康と安全確保を最優先とし、事業環境変化や得意先の生産変動への迅速な対処が出来るよう、合理的な稼働体制の確保を実施します。更にサプライチェーンの多様化等の対応を進め、コロナウイルス状況下でも対応できる生産体質強化を進めます。なお、不要不急の支出は削減してまいりますが、環境に配慮した製品提案に繋がる研究開発投資は計画通り実施してまいります。
当社グループは新たな経営体制の下、第12次中期経営計画『MI400(2019年度~2021年度)』を推進しております。400年企業として勝ち残るために、2017年12月の上場後、最初の3カ年中期経営計画にもとづき、モビリティーの機能・市場変化に対する新技術開発、および、IoT・スマート化の進展から求められる新たなビジネス創造に向け、事業戦略を推進してまいります。第12次中期経営計画の概要につきましては、以下のとおりであります。
a.スローガン
MOVING FORWARD WITH MI 400(Moriroku Innovation 400)
b.基本方針
環境変化を先取りし、新事業創造と変革に挑み続けることでグローバル市場で勝ち抜ける経営基盤を構築する
c.基本戦略
Ⅰ.経営基盤強化 : 上場企業としての企業価値の向上
Ⅱ.付加価値創造 : モビリティー革新への新技術の事業化
Ⅲ.事業構造変革 : 新スマート社会での新たな事業基盤の実現
d.重点的施策
・グローバル経営基盤の強化を図ることで変革の加速を実現
・地球環境変化への対応、豊かな暮らしつくりへの社会貢献の実行
・新成長事業育成への資源配分、ポートフォリオの最適化
・次世代モビリティーへの技術・商品開発の挑戦(グループ横断での取組・外部パートナーとの提携)
・環境変化を先取りした新たな生産技術の確立
・グローカライズビジネスの拡大
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは主な経営指標として、企業の事業活動の成果を示す営業利益に注視し、収益性判断の指標に営業利益率を掲げているほか、資本および資産の効率性判断の指標にROE(自己資本利益率)、財務の安定性判断の指標に自己資本比率を掲げております。
(4)経営環境
2020年度に入り、世界並びに国内における新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴い、中長期的な経済動向の見通しがつかない状況にあります。当社グループを取り巻く事業環境につきましては、短期的には自動車業界、化学業界における需要や消費の減少が予想され、同事業領域における生産及び市況の弱含みが見込まれます。
自動車業界においては、新型コロナウイルスの影響により、当面、米国および中国の二大市場を主体に世界全般での大幅な生産調整が予想されます。中長期的には、電気自動車や自動運転車をはじめとする次世代自動車に対する技術革新は業種の垣根を越えてさらに広がっており、モビリティー領域での新たな部品開発ニーズが期待されます。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当面は、新型コロナウイルスの影響による事業環境変化や得意先の生産変動への迅速な対処が出来るよう、合理的な稼働体制の確保を実施します。更にサプライチェーンの多様化等の対応を進め、コロナウイルス状況下でも対応できる生産体質強化を進めます。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」の冒頭部分にまとめて記述しておりますので、そちらをご覧ください。
一方、当社グループは、持続的に成長する企業集団を目指し、400年企業として勝ち残るために、第12次中期経営計画において全従業員の総力を結集して、以下の課題に重点的に取り組んでまいります。
・グローバル経営基盤の強化を図ることで変革の加速を実現
持続可能な社会に向けて、ダイバーシティの推進とESG経営を強化するとともに、グループ全体における最適な内部統制システムの整備・運用を通じて、より強固な経営基盤を構築してまいります。
・地球環境変化への対応、豊かな暮らしつくりへの社会貢献の実行
樹脂加工製品事業とケミカル事業を通じて、モビリティー、情報・通信・電子材料、生活・環境、ファインケミカル、メディカル・ヘルスケアの5つの分野に経営資源を集中して投入してまいります。
・新成長事業育成への資源配分、ポートフォリオの最適化
主とする5つの分野を事業ポートフォリオマネジメントで評価して、戦略を実行していきます。とくに、最重要分野であるモビリティー事業については、高効率生産の実現と独自技術の開発を進め、事業規模および利益の拡大を目指していきます。
・次世代モビリティーへの技術・商品開発の挑戦(グループ横断での取組・外部パートナーとの提携)
ケミカル事業の機能性樹脂素材開発と、樹脂加工製品事業の軽量化部品開発の技術を融合し、さらに外部パートナーとの連携も加え、高剛性で軽量な自動車用樹脂部品開発を展開するとともに、ボディ全体の樹脂化に挑戦してまいります。
・環境変化を先取りした新たな生産技術の確立
既存顧客との取引を強化しつつ、既存顧客以外の自動車メーカーや部品メーカーとの取引拡大を進めることで、より安定した事業基盤を確立してまいります。
・グローカライズビジネスの拡大
さらなる成長が期待できる中国・アジアに新たな経営資源を投入し、樹脂加工製品事業においては工場の自動化と現地開発体制の強化、ケミカル事業においては新たな地域へ事業領域の拡大を進めてまいります。

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