有価証券報告書-第11期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度(2020年3月1日~2021年2月28日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、二度にわたり緊急事態宣言が発令されるなど、社会経済活動が大きく制限され、景気の停滞が長引き、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループにおきましても、主力事業である営業代行事業の中核である日本放送協会(以下「NHK」といいます。)からの放送受信料の契約・収納代行業務(以下「NHK業務」といいます。)において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の発令を受けて、2020年3月27日から関東を中心とした一部の支店にて、同年4月8日から全国すべての支店にて2020年5月31日まで取引先であるNHKと協議のうえ、訪問活動等による営業活動の自粛を行っておりました。同年6月1日以降につきましては、業務の一部を制限して営業活動を行い、その後、段階的に制限を緩和し、現在は新型コロナウイルス感染拡大以前の営業状態に戻っております。
メディア事業の不動産メディア業務(「Rooch」、「イエプラ」、「家AGENT」等の運営)におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により家AGENTにおいて、一部店舗業務の制限を行っておりましたが、現在ではすべての業務を再開しております。
メディア運営におきましては、ゲーム攻略サイト(「アルテマ」、「ゴリラwiki」)及びマッチングアプリ情報サイト(「マッチングアプリPlus」、「マッチライフ」)ともに好調に推移しており、また、前期より開発を進めておりましたマッチングアプリ「ペアフル」のサービスを2020年10月26日から開始いたしました。
当連結会計年度の売上高につきましては、放送受信料の契約・収納代行事業において、新規4案件を開始しており、また、メディア事業が好調に推移したものの、新型コロナウイルスの感染拡大による営業活動の自粛および営業活動の一部制限が影響したことから4,047,363千円と前期と比べ729,448千円(15.3%減)の減収となりました。
一方、販売費及び一般管理費につきましては、人員の増加により給料及び手当を2,871,627千円(同9.9%増)、賞与及び賞与引当金繰入額を105,334千円(同67.2%減)、法定福利費を438,244千円(同0.3%減)、スマートフォンゲームアプリ及びマッチングアプリの開発に係る研究開発費262,409千円(同66.3%増)を計上したこと等から、販売費及び一般管理費の合計は5,273,032千円(同6.7%増)となり、この結果、営業損失は1,273,041千円(前期は営業損失167,350千円)となりました。
営業外収益につきましては、NHK業務において、営業活動の自粛および業務の制限による機会損失の一部が、過去の取引実績に基づき取引先より補償されたことから、受取補償金として1,148,657千円計上し、また、新型コロナウイルス感染症の影響による一部事業活動の縮小に伴い、該当事業の従業員に対し休業を要請したことから、当該休業手当の一部が助成されたことによる雇用調整助成金629,753千円を計上したこと等により合計で1,793,046千円(前期は8,229千円)となり、営業外費用につきましては合計で4,409千円(前期比91.6%増)となりました。この結果、経常利益は515,595千円(前期は経常損失161,422千円)となりました。
また、特別損失を28,351千円計上し、税金等調整前当期純利益が487,243千円(前期は税金等調整前当期純損失161,422千円)となり、法人税等合計を378,504千円(前期は21,129千円)計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は108,739千円と前期と比べ291,291千円の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
a. 営業代行事業
当セグメントにおきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の発令により、2020年3月27日から関東を中心とした一部の支店において、また、同年4月8日から全国すべての支店において2020年5月31日まで取引先であるNHKと協議のうえ、訪問活動等による営業活動の自粛を行い、また、2020年6月1日以降につきましては、一部の業務に限定しての営業活動となったことから売上高は2,718,829千円(前期比27.1%減)となりました。
一方、費用関連におきましては、人員の増加に伴い、給料及び手当が2,248,334千円(同9.4%増)、賞与及び賞与引当金繰入額が合わせて52,500千円(同80.1%減)となり、また、採用費及び募集費を合計219,584千円(同15.1%減)計上した結果、販売費及び一般管理費の合計は3,480,111千円(同3.5%減)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は761,281千円(前期はセグメント利益124,058千円)となりました。
b. メディア事業(イエプラ)
当セグメントにおきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により家AGENTにおいて、一部店舗業務の制限を行ったことから売上高が467,406千円(前期比0.8%減)となりました。
一方、費用関連におきましては、給料及び手当が305,808千円(同17.7%増)、賞与及び賞与引当金繰入額が合わせて32,873千円(同12.3%減)となり、また、広告費を14,913千円(同14.8%減)計上した結果、販売費及び一般管理費の合計は544,206千円(同12.1%増)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は76,800千円(同429.0%増)となりました。
c. メディア事業(アルテマ)
当セグメントにおきましては、ゲーム攻略サイト(「アルテマ」、「ゴリラwiki」)及びマッチングアプリ情報サイト(「マッチングアプリPlus」、「LiFe」)ともに好調に推移したことから売上高が854,260千円(前期比54.6%増)となりました。
一方、費用関連におきましては、給料及び手当を307,766千円(同9.2%増)、賞与及び賞与引当金繰入額を合わせて18,805千円(同15.7%増)計上し、また、前期より開発を進めておりましたマッチングアプリ「ペアフル」の開発および運用開始に伴い、広告費を172,832千円(前期は13,205千円)、研究開発費を62,963千円(同235.8%増)計上した結果、販売費及び一般管理費の合計は907,149千円(同55.3%増)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は100,261千円(同218.0%増)となりました。
d. ゲーム開発事業
当セグメントにおきましては、スマホゲームの企画・開発に取り組み、主に開発に係る人件費等を計上したことから、販売費及び一般管理費の合計は199,446千円(前期比43.4%増)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は199,446千円(同43.4%増)となりました。
e. その他
当セグメントにおきましては、求人広告の代理店業務により、売上高は6,866千円(前期比71.3%減)となった一方、販売費及び一般管理費の合計を13,539千円(同43.5%減)計上したことから、セグメント損失(営業損失)は6,672千円(前期はセグメント損失51千円)となりました。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ689,552千円増加し2,541,943千円となりました。これは主に、現金及び預金が692,127千円、投資有価証券が110,730千円増加した一方、営業未収入金が43,987千円、前払費用が31,121千円、のれんが32,818千円減少したためであります。
負債合計は前連結会計年度末に比べ610,722千円増加し1,271,611千円となりました。これは主に、取引金融機関2行からの借入により短期借入金が200,000千円増加し、また、未払法人税等が375,976千円増加したためであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ78,829千円増加し1,270,332千円となりました。これは新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ2,956千円増加し、また、利益剰余金が72,916千円増加したためであります。
以上の結果、自己資本比率が前連結会計年度の64.3%から50.0%に低下しております。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,579,876千円となり、前連結会計年度末に比べ692,127千円増加しました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は703,784千円(前期は228,992千円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が487,243千円、営業未収入金の減少43,987千円、減価償却費35,571千円、前払費用の減少31,121千円、未払消費税等の増加23,038千円があった一方で、法人税等の支払額14,616千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は181,801千円(前期は183,346千円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出120,000千円、有形固定資産の取得による支出42,919千円、敷金及び保証金の差入による支出29,841千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は170,144千円(前期は21,956千円の減少)となりました。これは主に、短期借入れによる収入300,000千円があった一方で、短期借入金の返済による支出100,000千円、配当金の支払額35,769千円があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、営業代行等の業務を行っており生産を行っておらず、また、当社グループの事業において受注という概念は存しないため、生産実績及び受注状況について記載しておりません。
販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者が過去の実績や取引状況を勘案し、会計基準の範囲内且つ合理的と考えられる見積り及び判断を行っている部分があり、この結果は資産・負債、収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、一部過去の実績に基づく概算数値を用いるために、不確実性が伴っており実際の結果と異なる場合があります。
なお、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響については、第5(経理の状況)「注記事項(追加情報)」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態
(資産)
当連結会計年度末の資産合計は2,541,943千円(前期末比37.2%増)となりました。
主な内訳は、現金及び預金が1,579,876千円(同78.0%増)、営業未収入金が413,539千円(同9.6%減)、敷金及び保証金が131,923千円(同21.0%減)、投資有価証券が110,730千円、のれんが68,567千円(同32.4%減)、繰延税金資産が62,687千円(同12.8%増)、前払費用が59,714千円(同34.3%減)であります。
(負債)
当連結会計年度末の負債合計は1,271,611千円(前期末比92.4%増)となりました。
主な内訳は、未払人件費を含めた未払費用が494,042千円(同2.7%減)、未払法人税等が393,572千円(前期末は17,594千円)、短期借入金が200,000千円、未払消費税等が82,878千円(同38.5%増)、預り金が69,225千円(同30.5%増)であります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産合計は1,270,332千円(前期末比6.6%増)となりました。
主な内訳は、利益剰余金が641,602千円(同12.8%増)、資本金が319,364千円(同0.9%増)、資本剰余金が309,364千円(同1.0%増)であります。
b. 経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高につきましては、放送受信料の契約・収納代行事業において、新規4案件を開始しており、また、メディア事業が好調に推移したものの、新型コロナウイルスの感染拡大による営業活動の自粛および営業活動の一部制限が影響したことから4,047,363千円と前期と比べ729,448千円(15.3%減)の減収となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費につきましては、人員の増加により給料及び手当を2,871,627千円(同9.9%増)、賞与及び賞与引当金繰入額を105,334千円(同67.2%減)、法定福利費を438,244千円(同0.3%減)、スマートフォンゲームアプリ及びマッチングアプリの開発に係る研究開発費262,409千円(同66.3%増)を計上したこと等から、販売費及び一般管理費の合計は5,273,032千円(同6.7%増)となり、この結果、営業損失は1,273,041千円(前期は営業損失167,350千円)となりました。
(営業外収益及び営業外費用)
営業外収益につきましては、NHK業務において、営業活動の自粛および業務の制限による機会損失の一部が、過去の取引実績に基づき取引先より補償されたことから、受取補償金として1,148,657千円計上し、また、新型コロナウイルス感染症の影響による一部事業活動の縮小に伴い、該当事業の従業員に対し休業を要請したことから、当該休業手当の一部が助成されたことによる雇用調整助成金629,753千円を計上したこと等により合計で1,793,046千円(前期は8,229千円)となり、営業外費用につきましては合計で4,409千円(前期比91.6%増)となりました。この結果、経常利益は515,595千円(前期は経常損失161,422千円)となりました。
(特別利益及び特別損失)
特別損失を28,351千円計上し、税金等調整前当期純利益が487,243千円(前期は税金等調整前当期純損失161,422千円)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
法人税等合計を378,504千円(前期は21,129千円)計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は108,739千円と前期と比べ291,291千円の増益となりました。
c. キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 資本の財源及び資金の流動性に関する情報
a. キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b. 資金需要
当社グループの事業活動における運転資金需要は、主に営業代行事業およびメディア事業に関わる人件費、採用費および募集費、広告費等があります。また、投資活動における資金需要は、主に営業代行事業における支店開設に伴う内装工事および工具、器具及び備品の取得、メディア事業におけるソフトウエアの取得であります。
c. 財務政策
当社グループの事業拡大に必要な運転資金および投資資金を安定的に確保するため、資金運用については短期的な預金等に限定し、必要資金については概ね自己資金で賄うことを原則とし、その他多額の資金を要する投資等に関しては、主に銀行等金融機関からの借入により調達する方針であります。長期借入金等の長期資金の調達については、事業計画に基づいた資金需要等を考慮の上、調達規模および調達手段を適宜判断していく方針であります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業運営体制、法的規制等様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
⑤ 戦略的現状と見通し
経営戦略の現状と見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」および「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおり、メディア事業を今後の事業の柱とすべく、営業代行事業で培った営業ノウハウを活用し、当該事業の拡大を行ってまいります。
また、今後も価値の高いサービスを積極的に展開し、一層の事業領域の拡大を図ってまいります。
⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループが今後の業容を拡大し、より良いサービスを継続的に展開していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は常に外部環境の構造やその変化に関する情報の入手および分析を行い、現在および将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度(2020年3月1日~2021年2月28日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、二度にわたり緊急事態宣言が発令されるなど、社会経済活動が大きく制限され、景気の停滞が長引き、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループにおきましても、主力事業である営業代行事業の中核である日本放送協会(以下「NHK」といいます。)からの放送受信料の契約・収納代行業務(以下「NHK業務」といいます。)において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の発令を受けて、2020年3月27日から関東を中心とした一部の支店にて、同年4月8日から全国すべての支店にて2020年5月31日まで取引先であるNHKと協議のうえ、訪問活動等による営業活動の自粛を行っておりました。同年6月1日以降につきましては、業務の一部を制限して営業活動を行い、その後、段階的に制限を緩和し、現在は新型コロナウイルス感染拡大以前の営業状態に戻っております。
メディア事業の不動産メディア業務(「Rooch」、「イエプラ」、「家AGENT」等の運営)におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により家AGENTにおいて、一部店舗業務の制限を行っておりましたが、現在ではすべての業務を再開しております。
メディア運営におきましては、ゲーム攻略サイト(「アルテマ」、「ゴリラwiki」)及びマッチングアプリ情報サイト(「マッチングアプリPlus」、「マッチライフ」)ともに好調に推移しており、また、前期より開発を進めておりましたマッチングアプリ「ペアフル」のサービスを2020年10月26日から開始いたしました。
当連結会計年度の売上高につきましては、放送受信料の契約・収納代行事業において、新規4案件を開始しており、また、メディア事業が好調に推移したものの、新型コロナウイルスの感染拡大による営業活動の自粛および営業活動の一部制限が影響したことから4,047,363千円と前期と比べ729,448千円(15.3%減)の減収となりました。
一方、販売費及び一般管理費につきましては、人員の増加により給料及び手当を2,871,627千円(同9.9%増)、賞与及び賞与引当金繰入額を105,334千円(同67.2%減)、法定福利費を438,244千円(同0.3%減)、スマートフォンゲームアプリ及びマッチングアプリの開発に係る研究開発費262,409千円(同66.3%増)を計上したこと等から、販売費及び一般管理費の合計は5,273,032千円(同6.7%増)となり、この結果、営業損失は1,273,041千円(前期は営業損失167,350千円)となりました。
営業外収益につきましては、NHK業務において、営業活動の自粛および業務の制限による機会損失の一部が、過去の取引実績に基づき取引先より補償されたことから、受取補償金として1,148,657千円計上し、また、新型コロナウイルス感染症の影響による一部事業活動の縮小に伴い、該当事業の従業員に対し休業を要請したことから、当該休業手当の一部が助成されたことによる雇用調整助成金629,753千円を計上したこと等により合計で1,793,046千円(前期は8,229千円)となり、営業外費用につきましては合計で4,409千円(前期比91.6%増)となりました。この結果、経常利益は515,595千円(前期は経常損失161,422千円)となりました。
また、特別損失を28,351千円計上し、税金等調整前当期純利益が487,243千円(前期は税金等調整前当期純損失161,422千円)となり、法人税等合計を378,504千円(前期は21,129千円)計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は108,739千円と前期と比べ291,291千円の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
a. 営業代行事業
当セグメントにおきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の発令により、2020年3月27日から関東を中心とした一部の支店において、また、同年4月8日から全国すべての支店において2020年5月31日まで取引先であるNHKと協議のうえ、訪問活動等による営業活動の自粛を行い、また、2020年6月1日以降につきましては、一部の業務に限定しての営業活動となったことから売上高は2,718,829千円(前期比27.1%減)となりました。
一方、費用関連におきましては、人員の増加に伴い、給料及び手当が2,248,334千円(同9.4%増)、賞与及び賞与引当金繰入額が合わせて52,500千円(同80.1%減)となり、また、採用費及び募集費を合計219,584千円(同15.1%減)計上した結果、販売費及び一般管理費の合計は3,480,111千円(同3.5%減)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は761,281千円(前期はセグメント利益124,058千円)となりました。
b. メディア事業(イエプラ)
当セグメントにおきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により家AGENTにおいて、一部店舗業務の制限を行ったことから売上高が467,406千円(前期比0.8%減)となりました。
一方、費用関連におきましては、給料及び手当が305,808千円(同17.7%増)、賞与及び賞与引当金繰入額が合わせて32,873千円(同12.3%減)となり、また、広告費を14,913千円(同14.8%減)計上した結果、販売費及び一般管理費の合計は544,206千円(同12.1%増)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は76,800千円(同429.0%増)となりました。
c. メディア事業(アルテマ)
当セグメントにおきましては、ゲーム攻略サイト(「アルテマ」、「ゴリラwiki」)及びマッチングアプリ情報サイト(「マッチングアプリPlus」、「LiFe」)ともに好調に推移したことから売上高が854,260千円(前期比54.6%増)となりました。
一方、費用関連におきましては、給料及び手当を307,766千円(同9.2%増)、賞与及び賞与引当金繰入額を合わせて18,805千円(同15.7%増)計上し、また、前期より開発を進めておりましたマッチングアプリ「ペアフル」の開発および運用開始に伴い、広告費を172,832千円(前期は13,205千円)、研究開発費を62,963千円(同235.8%増)計上した結果、販売費及び一般管理費の合計は907,149千円(同55.3%増)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は100,261千円(同218.0%増)となりました。
d. ゲーム開発事業
当セグメントにおきましては、スマホゲームの企画・開発に取り組み、主に開発に係る人件費等を計上したことから、販売費及び一般管理費の合計は199,446千円(前期比43.4%増)となりました。この結果、セグメント損失(営業損失)は199,446千円(同43.4%増)となりました。
e. その他
当セグメントにおきましては、求人広告の代理店業務により、売上高は6,866千円(前期比71.3%減)となった一方、販売費及び一般管理費の合計を13,539千円(同43.5%減)計上したことから、セグメント損失(営業損失)は6,672千円(前期はセグメント損失51千円)となりました。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ689,552千円増加し2,541,943千円となりました。これは主に、現金及び預金が692,127千円、投資有価証券が110,730千円増加した一方、営業未収入金が43,987千円、前払費用が31,121千円、のれんが32,818千円減少したためであります。
負債合計は前連結会計年度末に比べ610,722千円増加し1,271,611千円となりました。これは主に、取引金融機関2行からの借入により短期借入金が200,000千円増加し、また、未払法人税等が375,976千円増加したためであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ78,829千円増加し1,270,332千円となりました。これは新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ2,956千円増加し、また、利益剰余金が72,916千円増加したためであります。
以上の結果、自己資本比率が前連結会計年度の64.3%から50.0%に低下しております。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,579,876千円となり、前連結会計年度末に比べ692,127千円増加しました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は703,784千円(前期は228,992千円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が487,243千円、営業未収入金の減少43,987千円、減価償却費35,571千円、前払費用の減少31,121千円、未払消費税等の増加23,038千円があった一方で、法人税等の支払額14,616千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は181,801千円(前期は183,346千円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出120,000千円、有形固定資産の取得による支出42,919千円、敷金及び保証金の差入による支出29,841千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は170,144千円(前期は21,956千円の減少)となりました。これは主に、短期借入れによる収入300,000千円があった一方で、短期借入金の返済による支出100,000千円、配当金の支払額35,769千円があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、営業代行等の業務を行っており生産を行っておらず、また、当社グループの事業において受注という概念は存しないため、生産実績及び受注状況について記載しておりません。
販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 売上高(千円) | 前期比(%) |
| 営業代行事業 | 2,718,829 | △27.1 |
| メディア事業(イエプラ) | 467,406 | △0.8 |
| メディア事業(アルテマ) | 854,260 | 54.6 |
| ゲーム開発事業 | - | - |
| その他の事業 | 6,866 | △71.3 |
| 合計 | 4,047,363 | △15.3 |
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年3月1日 至 2020年2月29日) | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||
| 売上高(千円) | 割合(%) | 売上高(千円) | 割合(%) | |
| NHK | 3,700,568 | 77.5 | 2,652,135 | 65.5 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者が過去の実績や取引状況を勘案し、会計基準の範囲内且つ合理的と考えられる見積り及び判断を行っている部分があり、この結果は資産・負債、収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、一部過去の実績に基づく概算数値を用いるために、不確実性が伴っており実際の結果と異なる場合があります。
なお、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響については、第5(経理の状況)「注記事項(追加情報)」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態
(資産)
当連結会計年度末の資産合計は2,541,943千円(前期末比37.2%増)となりました。
主な内訳は、現金及び預金が1,579,876千円(同78.0%増)、営業未収入金が413,539千円(同9.6%減)、敷金及び保証金が131,923千円(同21.0%減)、投資有価証券が110,730千円、のれんが68,567千円(同32.4%減)、繰延税金資産が62,687千円(同12.8%増)、前払費用が59,714千円(同34.3%減)であります。
(負債)
当連結会計年度末の負債合計は1,271,611千円(前期末比92.4%増)となりました。
主な内訳は、未払人件費を含めた未払費用が494,042千円(同2.7%減)、未払法人税等が393,572千円(前期末は17,594千円)、短期借入金が200,000千円、未払消費税等が82,878千円(同38.5%増)、預り金が69,225千円(同30.5%増)であります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産合計は1,270,332千円(前期末比6.6%増)となりました。
主な内訳は、利益剰余金が641,602千円(同12.8%増)、資本金が319,364千円(同0.9%増)、資本剰余金が309,364千円(同1.0%増)であります。
b. 経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高につきましては、放送受信料の契約・収納代行事業において、新規4案件を開始しており、また、メディア事業が好調に推移したものの、新型コロナウイルスの感染拡大による営業活動の自粛および営業活動の一部制限が影響したことから4,047,363千円と前期と比べ729,448千円(15.3%減)の減収となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費につきましては、人員の増加により給料及び手当を2,871,627千円(同9.9%増)、賞与及び賞与引当金繰入額を105,334千円(同67.2%減)、法定福利費を438,244千円(同0.3%減)、スマートフォンゲームアプリ及びマッチングアプリの開発に係る研究開発費262,409千円(同66.3%増)を計上したこと等から、販売費及び一般管理費の合計は5,273,032千円(同6.7%増)となり、この結果、営業損失は1,273,041千円(前期は営業損失167,350千円)となりました。
(営業外収益及び営業外費用)
営業外収益につきましては、NHK業務において、営業活動の自粛および業務の制限による機会損失の一部が、過去の取引実績に基づき取引先より補償されたことから、受取補償金として1,148,657千円計上し、また、新型コロナウイルス感染症の影響による一部事業活動の縮小に伴い、該当事業の従業員に対し休業を要請したことから、当該休業手当の一部が助成されたことによる雇用調整助成金629,753千円を計上したこと等により合計で1,793,046千円(前期は8,229千円)となり、営業外費用につきましては合計で4,409千円(前期比91.6%増)となりました。この結果、経常利益は515,595千円(前期は経常損失161,422千円)となりました。
(特別利益及び特別損失)
特別損失を28,351千円計上し、税金等調整前当期純利益が487,243千円(前期は税金等調整前当期純損失161,422千円)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
法人税等合計を378,504千円(前期は21,129千円)計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は108,739千円と前期と比べ291,291千円の増益となりました。
c. キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 資本の財源及び資金の流動性に関する情報
a. キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b. 資金需要
当社グループの事業活動における運転資金需要は、主に営業代行事業およびメディア事業に関わる人件費、採用費および募集費、広告費等があります。また、投資活動における資金需要は、主に営業代行事業における支店開設に伴う内装工事および工具、器具及び備品の取得、メディア事業におけるソフトウエアの取得であります。
c. 財務政策
当社グループの事業拡大に必要な運転資金および投資資金を安定的に確保するため、資金運用については短期的な預金等に限定し、必要資金については概ね自己資金で賄うことを原則とし、その他多額の資金を要する投資等に関しては、主に銀行等金融機関からの借入により調達する方針であります。長期借入金等の長期資金の調達については、事業計画に基づいた資金需要等を考慮の上、調達規模および調達手段を適宜判断していく方針であります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業運営体制、法的規制等様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
⑤ 戦略的現状と見通し
経営戦略の現状と見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」および「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおり、メディア事業を今後の事業の柱とすべく、営業代行事業で培った営業ノウハウを活用し、当該事業の拡大を行ってまいります。
また、今後も価値の高いサービスを積極的に展開し、一層の事業領域の拡大を図ってまいります。
⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループが今後の業容を拡大し、より良いサービスを継続的に展開していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は常に外部環境の構造やその変化に関する情報の入手および分析を行い、現在および将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。