有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2020/02/06 15:00
【資料】
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【項目】
132項目

研究開発活動

当社における研究開発活動は、技術開発部門が主体となり、分野・用途毎に多様性のある空調ニーズに対し、先進的で付加価値の高い空調システム機器の開発を推進しており、以下の開発テーマを主な活動指針といたしております。
なお、当社は空調システム機器の開発・製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載は省略しております。
・快適性や生産性向上に繋がる高品質環境を提供する製品開発
・空調システム全体における省エネを実現する製品開発
・施工性や利便性が高く設備コスト低減に繋がる製品開発
・機能性、拡張性の高い自動制御機器の開発
また、大学の研究室、顧客情報を集約する営業推進部門などとの連携により、製品、部品の開発に繋げています。
第72期事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当事業年度における新製品開発としましては、調温調湿空調システム製品の第三弾「空冷直膨式エア・コンビ」をリリースいたしました。本製品は前年度にリリースした、冷温水式エア・コンビ(外気と還気を個別に処理する2つの熱交換器と自動制御を搭載し、優れた調湿性能と省施工性を備える)のコンセプトをそのままに、新たに室外機を使用したヒートポンプ方式を採用することで、冷温水配管を必要とせず、更なる省施工・省コストの実現を可能としました。また、本方式では冷暖切替運転が自由にでき、室外機を台数制御することで低負荷時の省エネ運転にも寄与します。
また、豊富な実績を持つ工場向けゾーン空調機をリニューアルし、冷房優先で必要な機能を絞った一般仕様品やインバータ搭載で暖房運転にも効果的な冷暖・省エネ仕様品を新たにリリースし、よりお客様に寄り添った提案ができるようラインアップの拡充を図りました。
今後も、柔軟な発想と技術で環境にやさしい製品・部品作りを追求し、社会に貢献してまいります。
なお、当事業年度における研究開発費は、89,834千円であります。
第73期第3四半期累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、80,674千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。