有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2020/12/28 15:00
【資料】
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【項目】
138項目

研究開発活動

第14期事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
当社は、イノベーションの創出、顧客に提供する価値の向上、人類の能力向上と社会の進歩に貢献することを開発の目的とし、研究テーマは、事業計画立案時に社長より方向性が提示され、新製品の開発の他、既存製品のリニューアル時期やISOの一環であるCS調査の内容等も加味して決定しております。研究開発費用は、事業計画立案時にテーマごとに見積もっております。
当事業年度における当社が支出した研究開発費の総額は429,704千円となりました。
セグメントごとの研究開発活動を示すと次の通りであります。
(レーザデバイス事業)
レーザデバイス事業では製品開発7名、ウェハ開発5名(うち出向者2名)、先端技術5名を構築しております。
また、東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構(2018年4月からは機構内に発足した量子イノベーション協創センター)と新しい価値創出のため共同で研究開発を進めております。
2019年3月までは富士通研究所とは毎年テーマを決めて研究を委託しており、東京大学とは2009年4月より共同研究開発契約締結して共同研究を実施しております。これまでに富士通研究所とは量子ドットDFBレーザ、緑色用DFB-SOAレーザ、量子ドットスポットサイズ変換レーザの研究委託を行いました。
東京大学とは2009年4月より共同研究開発契約締結して共同研究を実施しております。東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構とは、量子ドット結晶の改良(密度の増大、均一性の向上)を目的として研究開発を行っております。
2019年度より先端技術グループを設立し、当社の技術を用いて顧客の問題を解決する開発受託業務を請け負う中で、研究開発を行っております。
それぞれ、共同で発明された成果については共同保有とし、特許出願を行っております。
当事業年度の研究開発費は36,986千円となりました。
研究開発の成果は、以下の通りであります。
第14期事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
新製品または新技術名内容
網膜走査型レーザアイウェア応用の眼鏡店用検眼技術の開発眼鏡店における検眼を半自動化する、他覚・自覚屈折力評価装置の原理試作を完了。
網膜走査型レーザアイウェア応用の眼科検査機器技術の開発小型ポータブル、安価、自己検査が可能な眼底撮影装置の原理試作を完了。

(レーザアイウェア事業)
レーザアイウェア事業では製品開発12名(うち出向者3名)体制を構築しております。
また、富士通アドバンストテクノロジ株式会社と新しい価値創出のため共同で研究開発を進めております。共同開発で生み出された成果については共同保有とし、当社が許認可取得を行っております。
当事業年度の研究開発費は392,718千円となりました。
研究開発の成果は、以下の通りであります。
新製品または新技術名内容
網膜走査型レーザアイウェア医療用機器「Rシリーズ」は2020年3月に生産性・機能を向上させた販売モデルを完成。民生用量産型機器「RETISSA® Display Ⅱ」は2019年12月に販売開始。ハンディタイプの民生機「RETISSA® OptHead」を試作し、試験販売を実施。

第15期第2四半期累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
新製品または新技術名内容
網膜走査型レーザアイウェア応用の眼鏡店用検眼技術の開発眼鏡店における検眼を半自動化する、他覚・自覚屈折力評価装置原理試作機の動作検証完了、複合機設計開始。
網膜走査型レーザアイウェア応用の眼科検査機器技術の開発・小型で手持ち、安価、自己検査が可能な眼底撮影装置の
原理試作を完了し、特許出願済。緑レーザでの眼底画像取得済。
・小型で手持ち、安価、自己検査が可能な視野検査装置の原理試作と標準コンテンツ作成を完了。
・小型ポータブル、安価、自己検査が可能な眼底撮影装置の
原理試作を完了し、視野角50°以上と他社製品同等の高画質を達成。