有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2021/05/21 15:00
【資料】
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【項目】
120項目
(2) 【手取金の使途】
上記の手取概算額590,688千円については、全額を設備資金に充当する予定であります。具体的には、①将来の検体増に備え、細胞保管センターの保管容量増強をはかります。②新事業(さい帯(へその緒)保管サービス)の開始にあたり、機能拡充を含めた顧客管理ITシステムの導入及び全面リニューアルを予定しております。③将来の検体増に備えるとともに地理的なリスク分散を目的に、次期細胞処理・細胞保管センターの新設を予定しております。
① 細胞保管センターの拡充
現在、細胞保管センターのある神奈川県横浜市緑区の同施設内に、検体増に備え、保管容量増強のための新たな細胞保管センターを建設中であります。2022年3月期に100,000千円(設備投資に53,000千円、保管タンクや機器購入費に47,000千円)を充当する予定であります。なお、検体増にあわせ同施設内に、順次保管タンク等の機器を増設予定であり、その費用として60,000千円(2023年3月期30,000千円、2024年3月期30,000千円)を充当する予定であります。
② 顧客管理ITシステム導入
新事業(さい帯(へその緒)保管サービス)の開始に向け、機能拡充を含めた顧客管理ITシステムの導入のための設備資金の一部として2022年3月期に35,000千円を充当する予定であります。また、顧客管理ITシステムにおいては全面リニューアルを予定しており、2022年3月期期初に立ち上げる新システム開発プロジェクトの開発費用として200,000千円(2023年3月期100,000千円、2024年3月期100,000千円)を充当する予定であります。
③ 細胞処理・細胞保管センターの新設
現在、細胞処理センターは、東京都港区と神奈川県横浜市緑区の2ヵ所で稼働しております。また、細胞保管センターについては、神奈川県横浜市緑区の1ヵ所になります。将来の検体増に備え、また地理的なリスク分散を目的として、西日本(関西圏)に新施設の建設を想定しております。具体的な候補先は決定しておりませんが、2023年3月期中に候補地を含めた次期施設の検討を進め、新施設の建設費用の一部として2024年3月期に195,688千円を充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(注)設備資金の内容については、「第二部 企業情報 第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」の項をご参照下さい。